どうしよう吐き出し時がわからない愚痴愚痴弱音呪詛呪詛怨嗟
6
斎場の河津桜が満開のひなの節句に義弟旅立つ
15
孫からの写真がLINEで来るはずと待ちくたびれて三月三日
17
午後からは雪がしんしん降っていて明日の会議は休めなくって
7
七十の手習いで始めし百歳のピアニストに勇気付けらる
11
猫の砂包んで捨てる広告のフレッシャーズのスーツの笑顔
12
何者かになりたいなんて十代で捨てておくべき夢じゃなかった?
10
桃酒だけ今日はやめとこ その代わり さくらの甘酒ピンク愛らし
7
錦糸卵レンチンすればよかったな 焼いて少々焦げて気づいた
9
氷結と カールむさぼり 昼間から ストレス発散 嗚呼ひなまつりだ
5
父母の小さき箱を見るにつけ ことし納めに行こうか悩む
9
おひさまと桃の節句が好きな母 写真立てでも 陽はぬくたかろ
11
ひな祭りForever不老不死Foreverでもいつの日かぼくらは
1
春まぢか 芽吹く力を 蓄えて 桜樹雄々し 吾に語りし 
4
父母に 作りし白出汁素うどんを 昼餉に食す やっぱうめぇわ
4
幾年も陽の目を見ずの十五体今年も雛(ひいな)の日の巡りきて
11
雛節句(おせっく)の 色満載の 切り花を 供えて春を 招く仏前
14
幼き日 友に習いし 手遊びを ふと思い出す 三月三日/三月三日の餅つき
8
次々と「知らない」「秘書が」厚顔に答えるギイン昭和そのもの
12
大切なことは ねこから教わった マイペースでいい やり過ごしていい
26
窓際に並ぶ我が家の おひニャさま ふたりにゃらんで すまし顔だよ(ニャン)
9
春の香(か)をくるりと巻いた桜餅春の粒(つぶ)まとう道明寺かな
11
家々を子らが回りて菓子もらう 「雛様見して」夢ある伝統
9
味覚ない世界はこんなに色褪せて 白黒だけの場面を生きる
5
妹のくれた苺の大福の  春の柔肌セロファン越しの
6
苦しみはぼくがあなたに会うための架け橋だから愛してられる
4
出張で近くに来たの。 景色だけライン送って待つ「あいにいこうか?」 
3
痛い箇所(とこ)ないこと祈り起き出すも 痛いが一日頼むよ、身体
10
我が孫は男(おのこ)ばかりと苦笑せし母に供える雛あられかな
16
なんか今日前髪キモいな どうしたん?話聞こうか?どこ住み?ラインは?
3