Utakata
登録
Login
サイトのご案内
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
…
次 ›
最後 »
なにかにはなれる気がした真夜中のカップラーメン伸びすぎていて
5
生きるべく
待機時間
(
レイテンシー
)
を消費して猜疑心を手に入れている
2
「揃いだね」白と
灰色
(
グレー
)
の同じ靴そのひとことで弾む心よ
0
深くから覗く秒針 刻むのはヒトのはじめと終りの記憶
1
萌黄のセロリトマトの赤鮮やかさ恋に落ちるにはうってつけの色
1
宇宙から声がとどいて靴下はきのうのやつをもう一度履く
4
花も実も 種すら我に な知らせそ
虚
(
むな
)
しき土の 前で
見
(
まみ
)
えばや
2
もののふを花に
喩
(
たと
)
はば薔薇のぶなが牡丹ひでよし向日葵いへやす
1
芍薬も牡丹も百合も寡黙にて化粧の意味など教へてくれぬ
5
歌を食むクヂラは銀の月光にどれみふぁそつとララバイうたふ
2
来月で三歳だよね誕生日 別れて祝えないのが無念
2
齢四つの子が観た
金色
(
こんじき
)
象の夢 告ぐは儚きヒトの灯火
1
おもちゃには君の未来が詰まってる だから大人もワクワクするんだ
2
お金
(
おじさん柄の紙
)
がいけめんグッズに変わるほら何枚も何枚もエヘヘへ
1
約束の海にひとりで来た 君がくれたミサンガ今ひきちぎる
1
あかねさす 日影零るる 対の
玻璃
(
はり
)
に
朽葉の
(
四十八
)
色の けしきぞ宿らむ
2
君の詠む星のかけらの歌歌がシロナガスクジラにのまれゆく夢
2
海のかけら
(
シーグラス
)
漂ひし夜の月光は見つむる君の追憶になる
2
洗濯とお掃除したの 良い子なの こんな私のままでいたいの
6
パパと呼ぶ前に別れた
吾子
(
あこ
)
いれば
他
(
た
)
の子の「パパ」に我振り返る
8
駆ける子の追いつかれるを期待して喜ぶ悲鳴 夏の公園
2
求めてる、《へびつかい座のホットライン》あるいは《蚊の禿》の果てにある《玉》
3
ハヤブサと飛び去る夏を追いかけて 29戦29敗
4
平成は酷暑にとけて流れ去る 寒い部屋からじっと眺める
3
うたかたの消ゆることのは受け留めて頁をめくる夏の指先
4
漣
(
さざなみ
)
に海のかけらとなりし歌なほもたゆたひ影すきとほる
3
刃となりし硝子の
破片
(
かけら
)
のプリズムに小さき虹あり傷を癒しぬ
2
日もすがら窓辺に座る海の石すべて見透かす無言のままに
4
新聞の音だけが外を知らせ
私
(
せかい
)
が
世界
(
わたし
)
になる午前四時
1
思い出はn番街の提灯に焼べてきたよと強がりを云う
7
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
3937
3938
3939
3940
3941
3942
3943
3944
3945
…
次 ›
最後 »