投げ捨てた平穏無事に駆け寄ってくれる他人よ「ただいまの距離、」
0
あはれなりなどとよむひとあはれなりなどとよむひとなほあはれなり
0
嫌われているなと思うな落ち込むな みんな自分を生きているだけ
2
DeepLを食んで話す海の向こう 会いたい、時空歪めていこう
1
ぼくであるつもりであるにしてはもう君すぎる君歌すぎるぼく
1
君になるつもりであるにしてはまだぼくすぎる喉ぼくすぎる歌
0
長野産りんごは妙に爽やかで つがるが他人のようで淋しい
2
壁伝う蜘蛛に告げたるトリアージ 紅娘ななほしならば助けていたわ
1
2番線 特急列車は滑りこみ 町に都会の風を吐きだす
0
理解とは愛と離れているみたい受容はそれに近いのだけど
0
生きていてほしいというのはエゴだからせめて悔いなく死んでと祈る
2
運命の服が死ぬ場所試着室 弔い胸に「やめておきます」
1
画面越し 続く夜話し 五月雨さつきあめ
0
その道のカーブ過ぎれば未熟さも思い出になる空のなか
1
その雨はめぐりめぐりて降りそそぎめぐりめぐりて命に宿る
2
店外で ファスト・フードを 待つひとの 見てゐし方を 我も見て遣り
0
いつの日か人なべて去り果てしのち残らむ椅子の一脚の影
1
欲張りは 満足知らず いつまでも 感謝を知らず 幸福知らず
1
容姿など 気にするもんか されどまた もてる男に なりたいもんだ
1
誰にでも降るふる一滴細くとも よろこびだとかかなしみだとか
1
蝸牛 ゆったり のんびり 散歩道
0
ひと雫 紫陽花落とし 雲切れて 零れし光 幾重にも射し
0
キッチンに入る夕陽でカレー煮る「今朝はごめんね」言ってみようか
6
舞ふ塵の等しく軽きわれらにてただめくるめく差異を載せたる
2
どうでもいいだなんて言ってみせるけどならばそれさえ言わずに良いのに
0
あおいろをなくしたのならあかいろで塗ればいいんだ色のない空
2
僕たちは子供じゃないぞお酒屋で大人ごっこも板に着いたし
2
「あのさ
 「明日、ぁ 」 そう・・ ん・・  それでも、、「 うん
 わかった・・・・ じゃあね,, 」」
3
間違えて この世に生を受けたので 今のコードは 書きかえておく
2
君だけが くれるやさしい言の葉を 探して辞書を 「あ」 行から見る
1