沈みゆく私の心救い上げ その眼差しで世界を撃てば
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画用紙に青色クレヨン走らせて、空を描く人、海を描く人
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ほんとうの顔をおしえて太陽も死にたい日ぐらいあるっていうし
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おるがんのきゃらめる色のは語るどれみふぁそんなこともあるよと
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要介護3の父持ち月一度 孝行息子を演じる帰省
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月を撃て。あの空の裏に魔女がいる。夢よ砕けよ。幻を撃て。
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「これ買いたい」とゴネる他所よその子を見つつ、「『買って』だろ」と思う。性格が悪いので。
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凶星を配置す、血刃走る春がお前を喰らふやうに配置す
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日曜の夜のエクレア、蝙蝠こうもりのピアスと薄い詩集と銃と
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妻と子の名消えし住民票を得てストロングゼロとひとり帰らむ
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いずれにも拡がって散るそういえばわたしたち熱射病でしたね
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「映画観よ!」 日曜、洋画 10時半 いつもオチは 僕しか知らない
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「ほら起きて!」 車でうたた寝 先に行く 母の尻についたホッカイロ
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有り余る 幸せ買って 「かわいそう」 これ以上は 腐らせちゃうよ
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どこか遠く連れていってくれない君は君こそは水曜日よりの使者
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スカイリムMODを入れてMOD入れMODの後にMODを入れる
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排水口 絡まりし我が毛 取除く 俺は確かに消耗中だ
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「なんとかの蟹」とか言ってごめんなさい 良い映画です『聲の形』は 
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女学生瞬くように手話をして 言葉の雪が車内に積もる
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「もう寝るの?」 母の寝顔に ささやいて そっともうふを もう一枚
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思い出は 古くなるほど きらめいて 思い出すほど 悲しくなって
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親孝行 たまには外食 「何食べる?」 おなかいっぱい なんでもたべるよ
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夜もすがら君の電話の声聞いて眠る私は何者だろう
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フルグラに牛乳かけて食べる朝 愛しい君がもういない朝
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クーラーの効きし夜に二人してタオルケットから覗く深海
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超豪華おふとんドレスで舞踏会6時のアラーム魔法とけるまで
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君が残したビニル傘開きたれば 茶色く縮れし桜の花びら
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星売りは春の嵐を待つてり はるかな国はいまも永遠
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横たわるきみに孤独をあげたくてカスミソウの額縁を編む
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「梔子の幻を看取つたのだらう」「れはたしかに咲つてゐたさ」
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