どろどろが一七〇度でかたくなる 不思議につられて茄子を揚げ揚げ
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夏だもの パンはカビるしきゅうりは水に 君は肺炎で川をわたった
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遊ぼうよ何して遊ぶ鬼ごっこ友達だけどそれは無理だわ 歳の差六十
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網膜を叩く熱射の暴力に、コンタクトレンズのか弱きことよ。
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高齢者対象外と思うけど何かわからんC(シー)M(エム)多し
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現代(いま)の子は胴が伸びずに脚伸びる我の友達三歳になり
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気に入らぬことがあったら座り込み拗ねること知るもうすぐ二歳
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鳩たちが あまりの暑さに 日陰集い やる気なく涼む 道の真ん中で
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友人の恋の話を傾聴す 一目惚れって本当にあるのね
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人間は 一人芝居に 調子乗り 嫌な奴でも 可愛い自分
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あれがダメ これがダメって 言ううちに 嫌われ者に なってるってば
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働いて 金を稼いで いるうちに いつの間にやら 終わりが来るぞ
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楽し気に 語る少年 少女たち 大人になるな 時間よ止まれ
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次々とひっきりなしに追いかけるツクツクボウシこれが輪唱
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逝く人よ 先に行くのか 送る人 心の準備 できていますか
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定年後 家庭菜園 本格化 これでいいのか 俺の人生
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悪友は 秘密を語り 裏切りを させないように 距離を縮める
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パンドラの 箱を開けるも 自分だけ 黙っていれば 何知らぬ顔
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悪友は 親しげにして 大胆に 去り行く時を 知りて語らず
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来たときは 何も知らずに 行くときは なんの土産を 持ち帰ろうか
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朝過ぎて 黄昏渡れや 夜となり 後ろを走った 流星群
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次に会う時にはどんな私かな 遅まる夜明け 夏よサヨナラ
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カーテンを洗って一息 麦茶を揺らす 遠雷を聞く 涼風の入る
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農業の詠み人となる老医師は 三内丸山の末裔人(びと)か
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ケーブルと交わる山路(ヤマジ)は木漏れ日と過ぎゆく時を静かに抱く
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おちこちで天を仰ぐ蝉たちに祈りのような木漏れ日そそぐ
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遥かなる、君の棲む場所その空は、想い届かぬ遠すぎる街。
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治療終え虚ろなまなこに看護師の小さく手を振る笑顔が映る
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また野分け工事も迫りつやり繰りとお米を待って涼風を待つ
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足重い病院そばに出迎える松葉牡丹の小さき花よ
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