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どろどろが一七〇度でかたくなる 不思議につられて茄子を揚げ揚げ
4
夏だもの パンはカビるしきゅうりは水に 君は肺炎で川をわたった
3
遊ぼうよ何して遊ぶ鬼ごっこ友達だけどそれは無理だわ 歳の差六十
9
網膜を叩く熱射の暴力に、コンタクトレンズのか弱きことよ。
4
高齢者対象外と思うけど何かわからん
C
(
シー
)
M
(
エム
)
多し
16
現代
(
いま
)
の子は胴が伸びずに脚伸びる我の友達三歳になり
6
気に入らぬことがあったら座り込み拗ねること知るもうすぐ二歳
11
鳩たちが あまりの暑さに 日陰集い やる気なく涼む 道の真ん中で
9
友人の恋の話を傾聴す 一目惚れって本当にあるのね
7
人間は 一人芝居に 調子乗り 嫌な奴でも 可愛い自分
3
あれがダメ これがダメって 言ううちに 嫌われ者に なってるってば
3
働いて 金を稼いで いるうちに いつの間にやら 終わりが来るぞ
4
楽し気に 語る少年 少女たち 大人になるな 時間よ止まれ
5
次々とひっきりなしに追いかけるツクツクボウシこれが輪唱
6
逝く人よ 先に行くのか 送る人 心の準備 できていますか
4
定年後 家庭菜園 本格化 これでいいのか 俺の人生
6
悪友は 秘密を語り 裏切りを させないように 距離を縮める
3
パンドラの 箱を開けるも 自分だけ 黙っていれば 何知らぬ顔
3
悪友は 親しげにして 大胆に 去り行く時を 知りて語らず
4
来たときは 何も知らずに 行くときは なんの土産を 持ち帰ろうか
4
朝過ぎて 黄昏渡れや 夜となり 後ろを走った 流星群
3
次に会う時にはどんな私かな 遅まる夜明け 夏よサヨナラ
11
カーテンを洗って一息 麦茶を揺らす 遠雷を聞く 涼風の入る
9
農業の詠み人となる老医師は 三内丸山の末裔
人
(
びと
)
か
3
ケーブルと交わる
山路
(
ヤマジ
)
は木漏れ日と過ぎゆく時を静かに抱く
7
おちこちで天を仰ぐ蝉たちに祈りのような木漏れ日そそぐ
10
遥かなる、君の棲む場所その空は、想い届かぬ遠すぎる街。
8
治療終え虚ろなまなこに看護師の小さく手を振る笑顔が映る
21
また野分け工事も迫りつやり繰りとお米を待って涼風を待つ
12
足重い病院そばに出迎える松葉牡丹の小さき花よ
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