卯月夜 空に浮かぶはおぼろ月  満つるまんまる じっと見上げる
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長雨や 春をかき消し最早梅雨  お願いだから お日様見せて
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ベランダの柵を滴る朝雨の音で目覚めたことにしたい日
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長旅の土産は特大洗濯物 連休最後のベランダ飾る
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つつじ映えまばゆい街もつかの間に 萎れた花に夏日がささる
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見た目より甘いはずだよぼくのこと壊していいんだ君のフォークで
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鯉のぼりかぞへて歩く影四つ家族の音とせせらぎを聞き
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毎日の数ミクロンを積み増ししざっくり柱に端午を刻む
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Sparkle 小さな滝に溺れそう 口つけて飲んでくれはしないの、
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庭出でて果樹の花見る幸せを 心に留めたし気持ち落ちる日
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信じるとバカを見るので程々にやってる古希は生き甲斐がゼロ
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実力者消えて自分がチャンスだと思い過ぎてるまたあゝになる
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最初の一歩なので平均点超えるだけでいいんだもう甘えてる
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薫風に七十六歳しちじふろくの鯉のぼり「生涯現役!」と今年も泳ぐ
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ベンチから レギュラーみんなを ヒーローに エールの息子へ 密かにエール
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速讀にそれほど効果あるのならセミナー講師するわけもなし
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若者は志願させられ殺されて今なほ英靈と呪詛のろはれてをり
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愛國を謳ひながらもその國に生ける人をば惡しざまにいふ
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國民は馬鹿ぢやないとはいふけれどもしさうならば今かうぢやない
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心には穴があくけどその先の虚無の中から言の葉が来る
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少し気の早い 小川の青芝と 夏色のワンピースの君
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「ゴスロリを着てみたいのよ」着物脱ぎアイプチ決めて家出のこけし
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宮城野の 風吹き荒ぶ 荒浜の 耐え立つ黒松 その針を御覧
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採れたての果物のよう街歩く人々の群れ夏に向かって
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小説を 読み終えた夜 寝れはせぬ いつかいつかと 夢はみつつも
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濁したとしても優しそうと言われただ正直に嬉しかったのだ
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歩いたら十分で着く倉庫街僕の瞳の運河がひらく
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痛いからあなたのかたち消したいのあんまり全てを手に入れたくて
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休みの日休みじゃない日通常日 ひっそり感じる連休格差
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遅かった青春過ごした三宮 さまざまな想いはあれども慕わし
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