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「うたかたの恋」のルドルフ紫苑ゆう 彼女に恋し焦がれた若き日/宝塚星組
9
ロッキングチェアに揺られて夢うつつ 頬撫でる風は湿気を帯びて
14
ハッとした 能面のよう母の顔 もう一度見たいよ昔の笑顔
21
兌換紙幣ひらひらと燃ゆ戦前の国家ゆのがれゆくはムーシェ
7
渋沢栄一銀行券煌々しく詐欺す 殖民に朝鮮國ありしをしらず
8
聖マティアス銀行口座開設ゆ種入麺麭殖えゆきて弾けり
6
翰筆は機関銃より強きとか 誓約書へ白黒き撥字止めて
9
パパとぼく 真夏の
駅
(
ホーム
)
で汗びしょさ でも手はつなぐ! 仲良しだからね
13
『不意な礼』が二十時過ぎだと母が言うチラシの文字は祭り『フィナーレ』
7
40
ー
40
歓喜しながらふと思う イッペイ事件って今年だったっけ
13
粋がった 茶色のグラサン 夕陽色 もうサザエ気分の 日曜の朝
12
気が重い 頭が痛い 台風の影響だなと頓服を飲む
10
蝉時雨 まぶたの裏に描かれた思い出を見る 戻れない夏
10
すやすやと眠る小さな新生児を見つめる君の
瞳
(
め
)
に吸い込まれ
12
一瞬の閃光みたいに輝いた君の命の輝きがまだ
5
野分去れば夜風涼しくなるはずと望み抱きつ備えの買い出し
18
我思う故に我あり 開眼す 君想う故に我あり 恋は盲目
6
正直に言いますけれど断食はやる気はあれどほぼ無理でしょう
6
白黒を付けたがるより曖昧さ必要だよと学んだあの日
13
去る夏はブーゲンビリアの満開を持ち去るらしい桃色散らす
23
蜃気楼?そこの食パンさにあらず茶トラの猫の親子なのかも
10
たけのこの里ときのこの山並べ食べ比べする贅沢タイム
11
夏疲れ季節の梨を手に入れるアスパラギン酸含むと知りて
15
マスキングテープをペタペタ貼りたいが空気は紙でできていないの
13
元気ならないから貸してほしいけど返せるアテもないしやめとく
9
水道の水が冷たく
吃驚
(
ビックリ
)
す そういや朝方 大雨警報
11
ミンミンと 最後の時も うるさくて 死は恐れずに 聞いてほしいと
3
恋も死も 季節は最後の 短歌だけ 声聞かずして 何を思うか
4
進歩ないこの人生を振り返るずっと誰かのせいにしてきた
14
ご家族様一点限りのスーパーはああ公平だと独り者の吾
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