死ぬことを 考えぬよう 熱中し 今を愛して 忘我を望む
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人間は 真理を恐れ 逃げ回る 偶像求め 忘我を望む
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永遠に 生きる機会を 恐れれば 虚無を抱きて 忘我を望む
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永遠に 生きるつもりが ないために やけになったり あほになったり
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愛せよと 永遠の国から 声がする 愛さなければ 永遠に耐えれず
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永遠に 増える喜び 得るために 多少のことは 我慢するべし
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永遠に 生きるのだから 幸せに 生きる心を 身につけないと
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なにもかも 消えてなくなる この世なら 永遠の命に 賭けてみないか
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植栽や並木に花芽見つけたら大きな春見に旅に出よう
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すねよりもしないよりしたほがますだしたほうがましますだはげましのためすんなだするのだマスク、風邪だてんだべがそうでしょ
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言葉にしなくていいのにわざわざ詩にするのは、たぶん、たぶん、たぶん
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勉強って何に役立つんですか?受験ですかそうですか。世界平和
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「コイって何?」と聞く四才児が恋するころには、もう君を忘れてる
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哲学も詩ももう全部いらなくなったんだよ、もういらないんだよ
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どんな環境でも不幸になれるのが人間らしさじゃないかな。まじめに。
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東京に雪が降るって速報に 「なんで?こっちはいつもふるよね。」
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お御足と買い物カート引き摺って 帰宅後吹雪、持ってるひとだ。
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ざりざりと現実を食む ざりざりと気持ち削れてうつむく家路
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次の次、その次の次、また次と期待をかけて全て砕けて
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さよならを繰り返しても慣れない痛み止まらないメリーゴーラウンド
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削りたいただそれだけの鉛筆を幾多数多いくたあまた のあとは祭だ
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でる前叩きひび入れ入れすぎてもろみもろもろ吐き出す玉子
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お返事はなくていいです その代わり空にビームを打ってください
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建前と本音の溝は埋め難く オリンピックは汚されていき
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恩讐を超えて究める剣の道 「六三四の剣」を久々に読む
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溶かすからそれでもましか偽の春また行くのかい今日道白し
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「ふ」と打てば「冬」より先に出てくる名 今は遠くのあなたを想う
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風つよき冬の日 街路樹の葉が手裏剣のごとく飛びくる
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たくさんのおまじないして過ごしてたあの頃 何を願ったんだろう
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どうでもいいがこの部屋に隠れ棲むコンタックスとプラナー姉妹
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