メネラウス どれだけ個性に 生きたとて 結局迎える同じ終焉
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なぜか頭から離れずに眠れないナーナーナーナナナーナナー
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退職後の給付金の案内の「埋葬料」に誘惑される日
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旅びとの孤独は燃える、だからこの炎はきっと神までとどく
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愛されたい。僕が僕として、僕だからきっと誰にも要らなかった。
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鼻で笑う 小馬鹿にされても 構わない 女房歌人は 微笑むかしら
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幾千の 時をも越えよう うたごころ 草子や式部 納言に負けない
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明日なぞないさ答えも今どきの若者の目に見えると思うか?
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生と死の往復をして過ごす夏 今年もバテて始末できずに
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落ちてきた星噛みちぎり、空にまた返してやろう、呪われればいい。
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だいなしにしようよ全部壊してさ クソ人生の最後くらいは
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誰か殺してくれるのを期待してゆっくり、瞬きして歩く夜
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虫の声随分小さくなったのはエアコンの歌を選んだからさ
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枯れてゆく夏にそのままついてって秋でもなんでもない場所へ往く
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現実と見なすべきある幻想として「私ではない人もいる」
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朝顔やいまどんな夢をみているの 明日になったら教えておくれ
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眠れずに不安を煮詰めてみたけれど美味いコンポートにゃできそうもない
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真夜中の昼のカナカナ白骨化した指先で首締めにくる
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的を射る 人は心を 見定めて 言葉を選び 多くは射ない
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幼き日 父を恐れて 怯えつつ この歳になり 人を恐れる
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あの人は 質問せねば 沈黙を 守りて決して 口を開かず
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あの人は 電気を消して 暗闇に 机に伏して 眠っていたよ
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悦楽に 浸ることなく 献身に 身を投ずれば 永遠を知る
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火炎にて 燃え尽きること なくそれは 屑を選り分け 清められんと
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これでもか これでもいまだ 終わり来ず 試練は続く 成長の時
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平凡に 生きることさえ ままならぬ 個性的だよ あきらめ気分
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辛くても 望みが叶う その日まで やることやらな いかんぜよとな
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毎日を 生きてゆくのが やっとでも いつかいいこと あるさと思い
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失敗や 困難だらけ 味わえば 笑うことさえ 難しくなり
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プラトンのイデア論を疑いがち 君の足跡あんな真っ直ぐで
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