ガビガビのあなたの声を通すのは成層圏か海の底か
3
テレワークの予定はきいていないけど 起きなくていいのか 寝床の旦那
11
医学雑誌『ランセット』とふ名の由来は瀉血しやけつに使ひし穿刺器具らし
1
金曜日 今日こそ 会話 してやるの 会えない二日 耐え忍ぶため
4
あいみょんの「裸のこころ」歌いながら心の真ん中で好きと叫ぶ
6
白湯片手 朝焼け見つめただ座る 静かさの中今日が始まる 
18
着いたのはがらんどうの近未来 木魚の音だけ鳴り響いてた
4
例のごと みぞおちあたり てをかさね ときやりすごす ひんみゃくつづく /抹茶とバナナ
8
黒パンツ ヒートテックで 風呂出れば 気分は往年 武富士ダンサー(レッツゴー) /過去作再掲
10
星をみるようにあなたをみています逃さぬように目を見開いて
5
眠れずに 泣き疲れては 成れの果て 夜更かし怪獣 毛布の中で
5
来年は年女なる ねこ母よ 辰年お菓子をつい見てしまふ
10
合格の 報告受ける 喜びと 三月に来る 別れを悟る
9
北の国、コットンとまったりお元気でした
3
愚問だね 私が豊か なぜなのか 君を幸せに するためだろう?
2
気遣いが 負担なること 知らずいて 自己満足の 薄さの悲し
4
意志ありて 背筋の伸びし 人であれ 心はいつも そうささやけど 
4
山の上 ちょうどよい月 転がりて 冬が近づく 今日から師走
6
敬虔なクリスチャンでもありません曹洞宗もクリスマスをする
15
「お尻をね ストーブさんがかじったの」孫のお尻の 火傷の赤よ
7
好きって一方通行ばっかり 交差点どこよ
5
体から ホントの心 取り出して ちょっとつねって 両手で包む
7
夏から秋 毎夜掛け布団三つ折りし ねこが寝床に来るの待ってた>ひとりは年じゅう足元に
7
石けんの香りのする手で ねこを抱き 寝室に運び おやすみタイム
8
振り向いて ほしくて君に 貢ぎ物 ご所望品は ちゅーるでしょうか?
7
あんなこと こんなことあり 今日終わる やっぱり今日も幸せだった
9
ネタ切れの予感到来 生憎のお天気ですがお元気ですか
3
夫婦岩激しく叩く波しぶき夫との歩みたかが五十年
12
年末を追い立てているライオンのような画面と向かいあう夜
2
お化粧も おしゃれも板に ついた頃 笑顔であなたに 会えるのかしら
5