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子が帰る 巣を整えて 送り出す 半人前の 親を目指して
22
一冊の 本を読み切る 達成感 それくらいが ちょうどいい
16
矢継ぎ早切り裂く同志考えて見た所では何も知らない
3
嫌うのは訳などないよこれ以上好きになってはいけないからだ
6
スクワット お腹引き締め 尻ほぐし つま先立ちに あぁ忙しい
10
久々に 自転車乗った 風を切る 気持ちいいこと 忘れていたよ
10
深夜勤 休憩時間に見上げれば 秋の夜空を 三ツ星昇る
9
カーテンをめくってついつい何度でも良かった有る有る十三夜の月
17
徒競走 転ぶ孫見て 立て立ってと 叫びつつああ
脆
(
もろ
)
き涙腺
11
ツヤツヤの紅いすべすべ りんごいっこ 今年一番の美人さんだねぇ
17
ねこの
め
(
目
)
は やみのなかでも バッチリよ ちかくのものは ぼやけてみえる
13
君の棲む、天国行きのバス停で 君に良く似た人を見かけた。
6
片思い 話せば喧嘩 するじゃない タコ踊りして 笑い合おうよ
9
カァーッ!ペッ
!!
駅で痰吐くオジサンが令和の世にもいたとはショック
13
選挙カーけたたまし声五月蝿くてそんなことよりご飯食べたい
9
人を絶ち静かな部屋でなお思う虎渓三笑かつての友を
5
ひと雨の後に吹く風心地よくまた彼の場所を思いだす
季節
(
とき
)
8
金木犀不憫なりあゝ不憫なりトイレの香の芳香剤よ
7
腰痛いもう歳なのかいやいやと鞭打つ老体立ち仕事にて
11
生きづらい行きづらい息つらい会社に電子タバコ持つ 無敵
8
金木犀
(
きんもくせい
)
香らば
四十路
(
よそじ
)
はすぐそこに
師走
(
しわす
)
憂いて
皺
(
しわ
)
眺めしは
11
涼しいと感じる朝のキッチンで腕を見てみる蚊が付いている
14
火事だぞとあわてて風呂場の水くめど 火柱に桶 無理だとさとる/物名歌
6
コンクール親御さん達一斉にカメラを向ける焦点は子に
9
悪玉はここにかしこに鎮座まし席の隣にお腹の中に
13
10月に申し訳ない気持ちだけ カーディガン着て汗をかいてる
8
ふるさとは浅茅ヶ原と荒れ果てて名のみなりける松虫の声
10
ブカブカのうす汚れた制服で 服装チェックをする風紀委員
2
連呼する 名をひたすらに連呼する それで入れろは馬鹿にしている
13
写真より色あざやかに呼び起こすただ一編の言葉の記憶
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