眠りたい 飲み干すけれど 回らない もう三合目 寒の戻り
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アルバムのフォルダを開くたび会いに行くよあの日の君と江の島
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宝とは 若さが見せる 蜃気楼 老いれば覚める 秋風吹かせて
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散らないで 彼と見たいの 君のこと お願い届けて 桜の神様
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夜の中 東京タワーが 沈んでく ブクブク言うのは 降る街灯り
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いませんよ 影はあるだけ 物言わず 怖がらせるのは 人の世の闇
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俺のミスじゃないと言うため現れて(*原文ママ)と捨て台詞吐く
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衣食住は足りていますから支援物資には君の愛だけ詰めて
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「会えない時間が愛を育てている」切符の前に言葉は無力
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車窓から流れてく景色みたいな そんな良い感じの走馬灯
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刺され染みる血の色花に隠匿し迷彩となるチンピラのシャツ
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カラス等は 追いかけっこした尾羽根 また離れたり 新築の家の上でお戯れかも
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花粉症 過剰反応だらけの春が行方知れずの花を呼ぶ 
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フクロウと奇妙な会話を交わしてる悪夢よあくむそいつは餌だ
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春の日の予行練習みたいな朝に昨日のことを思い出す
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恋心 揺れるブランコ 君と僕 好きな気持ちが キーキー鳴ってる
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死して尚 生きる詩人の 言霊が 金も名誉も 時も超えゆく
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巡りゆく 季節に思い出 こだまして 君を想うよ 嫁に内緒で
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何となく ただ何となく 突っついた 君のほっぺが 優しいことよ
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何が好き? 好きで人生 塗りつぶそう 赤青黄色で 劇的人生
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お利口な子は使い棄て そんなもん、カイロだからね。春はあげない
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市立中 便利な児童 教員の手のひらの中 酸化していく
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公立の小中の子の優しさは 先生の手を温めていた
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僕はただ 僕であるだけ 君もただ 君であるだけ 戻れない過去
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会えない人に 訳を聞いても 返ってこない 君の心に 僕は居ないのだから
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僕の日常から 君が消えた だけでなく 君の日常からも 僕は消えた
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このところ 君が毎晩 夢に出る 忘れたいのに 忘れられない
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よる波に優しく乗りて、気動車の響きが 浦をわたり来るかも 
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波ほどの浦や岬や 花ほどの遠つ漁り火、はてに咲きけり
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春ですか… こころの春は まだ遠く 昨日も今日も 未だ冬です
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