君と私 二人の色の混じり合ふこと無き薄明 やがて移りゆく
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寒波来る 気温低下の 神無月 夏がいきなり 冬となりけり
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僕らは言葉でなんかで分かり合ってないとラストサムライ観ておもう
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偽物だと君が自分で気付くまで 本物は笑って見守っている
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葡萄を皮ごと食べながら 何年恋をしていないか数えた
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君がその本音を捨てると言うのなら ゴミ箱漁るカラスになろう
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今日はまだ ふれられるのはディスプレイ ふれてみたいのは君そのものだ
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君に会う数日前の火曜日に どんな顔してるか想像してる
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三分間 電気で沸いた熱湯が 君に会いにゆくカロリーになるのだ
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たった一人 孤独になった寒い夜 そこから真のぬくもりを知るのだ
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想ってる。何キロメートル離れても あなたの良さを私は知ってる
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水筒やパンではなくて葉緑素のようなものを持って逃げたい
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あの人の言葉を思い出す時に 笑顔も肌もぬくもりも一緒に
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もう君をあだ名で呼べなくなった日の水の味しかしないチャイティー
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ケアはひとり閉じると苦し 層をつくぜこぜにして開くと楽し
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恋なんて脳を走る電気信号とか言いながら溺れ死んでる
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啄んだふりしてたでしょうその檻がリズムに乗って壊れますように
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おまえなら世界を理解するのかな無垢な目をしてケージ噛む鳥
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消費期限五年過ぎても 乾パンは防災の日に食べるべきなり
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かさぶたは 昭和平成生き延びて 令和になっても文学面か
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「いいね」をねしてもらっても 「いいね」がね出来ない私はアスペルガー? 
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様々なヴァリエーションで 居心地の悪い夢見て夜中に覚める
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目と脳の使い方分からぬ愚か者 だから私は学ばねばならぬ
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あの値札 読み取る目玉と前頭葉 iOSでもできた1秒
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一般論 ぶち殺すための言葉になって 墓石もいらぬ煙になれよ
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弱き者群れて己を守りけりあやまりて人傷付けにけり
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蝋紙に露とペガスス座を包み 夜長にしゃくり 齧ればほぼ梨
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稲わらとよく似た色の犬の目に映る 実りの先に雪原
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もう眠る準備をしてる忘れずに海馬の小屋の戸締りをして
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ピストルが怖くてきっと運動会ある日の空はこんなに高い
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