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疑問は絶えず 答えを探す 過ぎゆく時を歩み続けて
6
窓枠からドッヂボールを覗きこむ
燻
(
くす
)
んだ緑が広がっている
5
終電の人熱れにも倦み飽いてカルフォルニアの空気を想う
5
朽ちる身にせめてと去りは美しく 入水は共にチャイコフスキーと
4
雨音にまぎれて待つ間きれぎれに聴こえて遠く声を待つ虫
10
秋立ちぬ 暦におもねる風の舞う 炎暑薄らぐ 迎え火を焚く
17
帰り来る母を迎へる支度せば 花と桃の香 我をも満たし /お盆
25
両足の間で眠る温もりを湯たんぽにして私も昼寝
8
雨つづき桜のみきの黒怖し とおき地域を祈るしかなし
21
軍国に生きたかつての青年は 「優しく在れ」と我が祖父となり
17
雨靄の盆入り前夜帰路を行く冬さながらのホワイトアウト
20
かねたたき夜雨に叩く たちまちに雨音立てばしばしまた止む
6
植物の 鉢に小虫が 群がって… 驚くばかり なすすべもなく
14
RTA時を超えて蘇るドラクエIVの電子音とグラフィック
5
絡みつくトゲつる草のような人 避けてもつるをヒュルヒュル伸ばし
7
盆入りに 亡きひと想い 空見上げ 想いを馳せる 穏やかな夏
18
生きるとは何?って神にたずねたら「ポテチ食べすぎて後悔すること」
11
濡れた髪からシャンプーが香りたつようになんだか大人びた杉
9
仏壇の掃除しながら弥陀見上げ歎異抄など
諳
(
そら
)
んじてみる/お盆
24
故郷
(
ふるさと
)
の 当時のままに 赤き橋 渡らば祖母との思ひ出
過
(
よぎ
)
り
23
この間いっぱい買ったはずなのにもう靴下がなくなりました
8
仏壇の過去帳見れば知らぬ名の仏様たち
屯
(
たむろ
)
している/お盆
20
蒸し蒸しと のぼせた夜に やわらかな
薄月盃影
(
うすづきはいえい
)
夜もほどけて
14
しその葉を一枚残さず食べたのは どこのバッタかキリギリス お盆でなけりゃ許しておかぬ
12
今日もまた 2km離れた 実家まで 機内モードを 解除するため
9
本棚に眠る積読品定め長い旅行の連れ合いひとり
14
夏祭り 夏休みの孫集まれば 疲れるほどに 癒されてゆき
15
情熱の緋色が 僕を動かして もう止まらない 誰も止められぬ
15
墓などは建てずにおくと夫と決めとはいえ度々親の墓には
18
宙にピタ 静電気ほどの振動で 蜻蛉の翅の薄玻璃の影
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