金木犀の香りが消えて思い出す冬の始まりと去りし君
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いらっしゃい お腹すいてる?何食べる?ミートソースのもちもちパスタ
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星月夜 凍てつく1℃の原チャ旅 もう無理温泉入って帰ろう
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ランランと 劇場行くも 落胆す 勝手な期待 抱かぬが吉
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わらわれた夢をかたちにしてみれば最後に立ってわらうのはぼく
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緊張の緩和ぼくらは猿だったころからいつも笑いつづけた
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単芝もかっこわらいも使わない君のいらえに思いあぐねる
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『みんな辛い』標語の我が会社地獄には助けた蜘蛛まだ来ず、まだ来ず、
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加齢です そんな診断聞きたくて わざわざ受診したりはしない
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蝶結びのやり方も真実の愛も知らない貴方に捧ぐ
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溜め込んだ疲れが全て溶け出してベッドにもたれて待つ5連休
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ねこたちも おいしいものをたべました いつもありがとう 愛しているよ
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都心ナイトランニング🏃‍♂️走り易い気温のなか、目黒川の電飾灯る
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ドア越しにご飯が炊けて六時半 何より先に教えてくれる
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飲み込んだ銀河まるごと吐き出して海の底 貝になる夢を見る
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眩しいな十一月のピーカンのほぼ真横なる南の日差し
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脈のない君はいらないその愛が 魔法だったと気づく今日の日
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夜空にはシャンパングラス砕け散り手にはできないあなたのように……
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昨日はめっちゃ好きだった今日は全く好きじゃない そうよ私はしょうな女
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たずねびと色失いつつ貼られては消えて久しいきみあり
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重すぎる我の気持ちを棚に上げ 君の笑顔消しゴムで消す
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放送部突如流れる笑い声 いつ気づくのか静かな教室クラス
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この恋が動き出したら止められぬ強い麻酔を打たれたとても
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おそらくは恋なのでしょう意識なく船酔いのごと君に傾く
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ショッピングは楽しいけれど 人混みは 無条件にて肩コリ倍増
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うたかたの次の言葉を何としよ 恋と続けて淀みに消ゆる
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わが猫らの おひるゴハンをAmazonセールにて いそいそ買う母 私物は後回し
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帽子かぶり マスクを着けて本読んで 待ち合わせ場所の義母はは見分けられず(笑)
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薄桃と青のグラデに月浮かべ君乗せ帰るヘッドライト
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ATM声出し操作すおばあちゃん 情報だだ漏れ 周りはハラハラ
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