Utakata
登録
Login
サイトのご案内
新しい歌
人気の歌
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »
難しき講義のあとの自販機でコーンポタージュ選ぶ冬の日
41
湯気たてた丸ストーブの大やかん 加湿器ミストに消へし吾の昭和
39
柚子玉と四つ割り南瓜買ったから年末に向けひとマス進む
38
雨やみて半日静寂その後に連れて来るかや本物の冬
38
南天と たわわに実る 柿の木が 過疎の田舎の 聖夜のツリー
38
冬眠をする必要はないのだがあれもこれもと美味しくてつい
37
かぼちゃ煮の焦げる間際の妻の技 湯気の向こうに冬至は更けぬ
36
笑顔にてイオンの午後をかっ歩する若さが武器のまぶし世代よ
36
集まり後いまだ一人の反省会 損だと思ふこんな性格
35
細腕でデカい電車を操作する女性運転士のカッコ良さ/憧れ
34
焼け石に 水でもいいと しぼりだす 言葉 3滴 ジュッと蒸発
34
会ふたびにズンと伸びたる孫背丈 爺と背比べ年の瀬待ちて
34
車内には 優しきハンドクリームの香り漂ふ 冬の通勤
34
コロコロと 余りし柚子を 水洗ひ 遺影の父と 柚子割り焼酎
33
新月の今宵の空を 埋め尽くす雨雲は 冬の街を
清
(
きよ
)
むる
32
メイクした特に用事はないけれど化粧の甘い香りがうれしい
32
坂の上たわわに残る柿の実が時雨れる街の差し色となり
32
年の瀬の川の流れに爪先をつけて微睡む雨の日曜
32
朝からの雨は昼には雪となり追い越し車線を行く車なく
32
「赤だよ」とあの子に腕を掴まれた 村に信号出来た日の朝
32
恋という淡いやけどを抱きしめてケーキの上の苺を分ける
32
僕はまだどこか足りないパズルのよう君が笑えば完成するのに
32
破かれし 障子手直し 母笑顔 元気な捨て猫 父の代わりを…😸
32
うっとりとため息つきつ読むうたのあれど及びぬ 我が道を行く
31
灰色の空が心にのしかかる得体の知れぬ不安拡げる
31
雨粒が ドラムのように 葉を打って 激しいリズム 体も反応
31
「ん」が付けばいいらしいとは聞いたけどシーチキンではしっくりこない/冬至
31
一日にほんの小さな一錠で脳梗塞を逃れてる母
31
気を使い 空気を読んで 疲れ果て 好かれもせずに おいらは二十歳
31
戦地にも聖夜の灯りひそやかに涙の影の子らの笑顔よ
31
新しい歌
人気の歌
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »