旅先のローカル局の天気予報 地方の呼び名に旅ごころ満つ
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思ひ出はいつも季節に寄り添いて春を辿れば桜のありけり
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桃色の こぶしの花を 愛でた妻 天仰ぐ我 頬打つ氷雨
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寒き日も 言葉の灯り あたたかく 明日を潤す 桜雨かな
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春見っけ土を破りしふきのとう味噌に和えれば旬にとろめる
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草は伸び ともしびもなく 寂しげに あるじの帰りを待つ 古い家
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花冷えの桜の街に寒き雨 去り行く人の肩をぬらせり
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じゃんけんをするかの如し天気かな今朝はあいこの花曇りの日
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海溝に マリンスノーは 積もりゆく 闇に降る雪 タマシイは何処
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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
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春うらら 春大根の種を蒔く 今季ことし作柄できに期待を込めて 
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孫ら去りカーテンの裏残されたひとり遊びの風船ぼっち
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花冷えのホーム 「快速」待つあいだ 寒さいとわず 眺むる桜
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もう父に 届かぬ歌を 詠む夜道 去年の桜は今年もそこに
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届くはず誰か想って詠むうたは 朝日で光る桜とともに
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気が付けば 桜満開 春の陽が 優しく注ぐ 引越し日和
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昔ここ何だったっけ建物が解体された跡地の前で
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咲ききればられる定め古桜ふるざくら何も言わずにただ咲き誇る
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暖かな雨を孕んで吹く風が桜つぼみを優しく急かす /京都も開花宣言
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真夏日の明日にも被るニット帽 笑わないでね事情があるの
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風呂場から聞こえる口笛鼻歌が 寡黙な息子も陽気な今宵
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平板なる日常詠むはがたしくもその有り難さ知る齢になりけり
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早々とジャノメの蝶の舞いい出て雪の庭には六花ばかりで
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見た目には元気に見えども痛み持つ ある者体にある者心に
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さわさわと寒の戻りの雪柳 名に負ふ白さ気高く揺らし
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て返る弥生 乗り越え 寒いとも なにも言わずに 開花す桜
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桜木の並木に降るる花吹雪古い団地を淡く抱いて
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迎へるは 黄色い拍手 風に揺る 左 水仙 右にレンギョウ
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ここに立ち 猛烈に動く 潮流から 海底の針 ひろう勇気を
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投稿後すぐつくイイね嬉しくて 貴女と同じ時間とき過ごしてると
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