Utakata
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疑いが確定となり告知され抱きしめた母の肩は震えて
27
立冬の 暦に読めど定まらぬ 気候に動ぜず石蕗咲けり
18
立冬の 冷たき風の吹く里に 紅き干し柿軒下に咲く
18
秋深み紅葉散り敷く
山路
(
やまじ
)
かな
安芸
(
あき
)
の奥にも
錦
(
にしき
)
ぞ織れる
12
テレビでは字幕読むのが癖となり難聴気味に気づかないかも
12
カラカラと 冬の訪れ 知らせ来る 落ち葉吹かれて 赤と黄の乱舞
12
生垣の名前わからん木なんだが赤い新芽にしばし見とれる
11
病室の白きシーツの端に見ゆ母の踵の冷たく小さし
9
ひさびさに出したセーターまだすこし他人行儀な香りを抱いて
9
午後六時二十分なり ほろ酔いの
老夫婦
(
ふたり
)
の帰り路 秋風ひとつ
17
君はやっぱ優しすぎるよ 元気でね、忘れさせてよ 風邪ひかないでね
11
みそ汁の えのきが奥歯に 挟まって 取れないような 1日でした
15
君が呼ぶ時だけ僕の本名が百文字くらい長ければいい
8
新調のパンプス履いて出るだけで死ぬほど緊張している私
9
ちはやふる神無月にもなりぬれば里に時雨の降らぬ日はなし/擬古短歌(今年の神無月は
11
月
9
日からです)
9
金色の銀杏並木にサルビアは真紅の色でセンター飾る
8
想い出すことも忘れることもなくこぼれる涙が夕景に浮く
7
ストーブを つけるまえまで くっついて きてた猫、今 ストーブ命
7
乳飲み子の
乳
(
ちち
)
飲むごとき静けさに暮れてゆくなり秋雨の午後
18
冬カモメ千切れし陸奥の風の中 ひとりで生きる覚悟を決めて
8
キラキラな「灯ぉ〜油」移動販売車電飾まとい冬をまといて/明日立冬
15
霜月に蝶のつがいの暖かさ羨ましいと少し思った
6
おふくろが なんでキレたか 知らないが 親父とにかく 謝っておけ
6
寺の屋根に昇る朝日の茜色空いっぱいの雲迄染めて
11
日の出前明るくなった空を見て「半分朝だね」早起きの君
11
かぼちゃ柿じゃがいも玉ねぎ並びをり実篤翁は柿と語らふ
7
叱られて君はばあばに八つ当たり私でよけりゃいつでもどうぞ
7
英語など義理も負い目も無けれども何故に続けるただデュオリンゴ
5
君の持つ 吾を引き止まぬ 引力は 宇宙の果てから 尚も届けり
6
年月が 過ぎて細りて その姿 日毎散る散る 花弁一片
5
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