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三月の イオンモールの 賑わいに あてもなく買う 春色ブラウス
49
いたずらは得意謝るのは苦手似たもの親子並んで
午睡
(
ひるね
)
47
現存の天守に続く急階段 戦の知恵を今に語らむ
46
追徴の 確定申告 決定し
夫
(
つま
)
と見上げる 喰われゆく月
/
皆既月蝕
45
言の葉の降りて来ぬ日の焦燥感 鈍き音にも探す歌種
41
幼馴染と心ほどける居酒屋の隅っこが僕の避難所だった
40
裸木の坂の途中の大イチョウ剪定されて少し寂しき
38
畑 終
(
はたお
)
へて 薄暮に浮かぶ 白き月 弥生最初の 望月を待つ
38
価値観の違う世代と暮らしいて心揺れるもぶれずに生きる
38
三月の雪は稀ではない秋田自転車出せば次の日は雪
38
広告の 桜 旅立ち おめでとう 明るき文言弥生に踊る
37
啓蟄の鼓動を聴いて走り出す
泥濘
(
ぬかるみ
)
さえも軽やかにゆけ
36
雨止んで庭に出ずれば雲の間に赤銅の月 しばし眺めん
36
溜池のそばに一樹の春椿
紅
(
くれない
)
燃ゆる弥生の空に
36
なかなかに眠れぬ夜を過ごしてか 家のソファで安堵の寝息 /夫退院
35
辛口のジンジャーエールと焼きたてのピザで乾杯春の始まり
35
軽トラが集い田畑も春支度
雲雀
(
ひばり
)
囀る
長閑
(
のどか
)
な日和に
35
初鳴きの鶯の声つたなくて梅も笑って花びら散らす
35
風が吹く風に吹かれるカーテンを透かす光はもう春の色
35
学生服 友と
燥
(
はしゃ
)
いだ あの頃に もう戻れない 戻りたくても
35
塩漬けの二軍の服を断捨離す隙間に春風やっと吹き出す
35
残業の 超過警告 メール来る 仕事終わらぬ 理不尽な闇
34
朝からの細雪舞う二月尽せっかちな春また背を向ける
34
クッションに頭乗せ 毛布を被り 飼い主の寝姿のよな犬
34
沈丁花 花の香りを 全力で 主張する様 命短く
34
嫁、娘、母の三役こなしつつ、守るつもりが守られる日々
34
人間の尊厳捨てて戦火撒く魔王の賭けにいのち散りゆく
34
小夜更けて微睡みの
床
(
とこ
)
しとしとと芽吹きの庭に木の芽雨降る
34
雛壇の人形は
雨声
(
うせい
)
を聞きつ しづかに宴
氷雨
(
ひさめ
)
の弥生
34
咲き初めし
辛夷
(
こぶし
)
ふるえる春寒に園より流るひな祭りの歌
34
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