Utakata
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立冬の 冷たき風の吹く里に 紅き干し柿軒下に咲く
23
カラカラと 冬の訪れ 知らせ来る 落ち葉吹かれて 赤と黄の乱舞
17
金色の銀杏並木にサルビアは真紅の色でセンター飾る
15
秋深み紅葉散り敷く
山路
(
やまじ
)
かな
安芸
(
あき
)
の奥にも
錦
(
にしき
)
ぞ織れる
12
巻き爪が痛くて上手く歩けないしかめっ面の横断歩道
11
捨て小舟古傷いたむ能登しぐれ 癒へぬ思ひを海に流さん
9
いにしえの暮らしを偲ぶ
石仏
(
いしぼとけ
)
前垂れ清く赤とんぼ舞ふ
12
湯で作るスポーツドリンク酸っぱさが風邪養生にしみるレモン味
15
立冬の 暦に読めど定まらぬ 気候に動ぜず石蕗咲けり
20
ストーブを つけるまえまで くっついて きてた猫、今 ストーブ命
9
ちはやふる神無月にもなりぬれば里に時雨の降らぬ日はなし/擬古短歌(今年の神無月は
11
月
9
日からです)
9
数年来テレビを見ない私よりアイドルを知る
70
の母
8
疑いが確定となり告知され抱きしめた母の肩は震えて
30
おふくろが なんでキレたか 知らないが 親父とにかく 謝っておけ
7
柿剥いて窓辺の小春祝いけり 外には枯葉静かに落ちぬ
8
初カメラ カバンに入れて 持ち歩く レンズ剥き出し ホコリつく
7
みそ汁の えのきが奥歯に 挟まって 取れないような 1日でした
18
妻の宣る「フロキャンカイワイ」聞き流し湯船に浸かる 秋の夜長は
10
おしたしかおひたしかでの言い方で 朝の食卓既に戦闘
6
痛くない採血上手の看護師さん もしや前職吸血鬼かな
16
ピーポーのサイレン真似る遠吠えがバックコーラスめいた犬たち
7
立冬を侮っていた昼下がり日が暮れたなら一枚羽織る/二十四節気・立冬
8
ひさびさに出したセーターまだすこし他人行儀な香りを抱いて
11
横になり何も言わない母さんが景色になって既に久しい/介護
18
焼酎を 麦茶で割って 友に酒 奢れとせびる おのれ酔いどれ
5
カラス鳴く声も聞こえて帰る子の歩み急がす夕暮れの道
5
黎明の 冴えわたる空 見上げれば 明けの明星 有明の月
11
読み返しし『文語文法入門書』七年余経て我には辞書なり
5
やおとせを
膚
(
はだへ
)
に帯びてあしもとに朽ち葉を重ね冬待つ桜
5
泣き暴れ 跳ねて転がり 眠りこけ いつか大きく 父母抱く愛
5
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