山で咲く凛と逞し百合の花 生命いのち漲る仏花で見るより
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炎天下 夏草茂る 土手道を かきわけるごと 自転車は行く
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別れには「再見ツァイチェン」という言葉がいい 再び見たい君の姿を
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薄い味 三年過ぎて 慣れし舌 甘辛人生   卒業近し
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煌々と 海原わたつみの奥の 里の灯に 今ひとたび咲く 夏の花かな
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無常なりあきつの翅に透くひかり 息ひそめ聴く 夏の静謐
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日は昇り 月にサヨナラ また明日 きっと明日も またその次も
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ひとりにて部屋で花火の音を聞く苦に思わんのも考えものよ
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熱帯の夜を乗り切る相棒は丸くならない長すぎる猫
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たのしみは 冷やし中華の胡麻だれに 辛子とマヨを和えて食すとき 
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紙ので ピンチアウトが出来なくて「あれ?」じゃねーよとひとりつっこみ
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暑い中申し訳ないと思いつつ 今日も宅配頼る還暦
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吾子と見し夕空走る稲妻やとをを唱へて遠雷のする
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「死にたい」と言えば心配してくれる人達だから言わない 呼吸
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信州の夜空仰げば幾千の主系列星燃えて輝く
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高1と高3とイヌ寝転びて モアナ見ているそれでいいのか
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君の名を 唱える夏の夜 消えたいと思えなくなる ほんの刹那に
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鉄黒の瓦にポツリ雨雫乾く合間に雷雨となりて
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小夜の床 月の光の 差し入りて まどろみ聴くは 秋の足音
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明るさで星の光に気づけない そんな奴らを妬む暗闇
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できないと 決めつけないで コツコツと すれば大体 のことはできる
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たおやかに佇む器滲みでるルーシーリーの人と気品と
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クワガタの パンが並びて 手が伸びる 気持ちはわらべに 戻る夏休み
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いつからか 夏の到来 憂へたり けふも列島 真っ赤っ赤っ赤の赤
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待ってくれ行かないでくれと追いすがる 夏の昼寝の不確かな影
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泣いてでも最期まで行くそのわけはみんなが私待っているから
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夏祭り 過ぎしポスター 陽に灼けて 人影まばら まちかどに立つ
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夏バテでまいってるとき毒歌が作れない俺やはり善人
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適齢期関係ないと強がりを言っていたのは二十五の時
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今日もまた「大丈夫」になりたくて なれなかったな いつなるんだろ
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