気をつけて杖つく我にコンビニの店員の声うれしかりけり
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わん!としか吠えぬ獣であるくせに そのひと声の音色とりどり
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お母さん ねんねんころりねんころり きっとそちらは梅雨もないでしょう
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菓子作り 何が一番イヤかって 砂糖の多さを思い知る事
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伝書鳩ふるき鳩舎をめざし飛ぶ 同じ空来て更地をめぐ
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台風に吹き飛ばされたお爺ちゃんご飯までには帰ってきてね
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右肩に もたれる寝てるふりの君  わかってるけど もう少しだけ
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「この人は何でも知ってるんだよ」と ゆっくり魔理沙を褒めるお袋
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君の目に見える景色はそのままの彩り深く山野を映す
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スズランの白き花散る前橋の悲喜こもごもの群落のこゑ
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夏風邪を 拗らせ独り床に就く 枕元には妻の水枕 
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次に会う約束できぬよわいなり 名残りの酒の酌めども尽きず
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頑なな私を割って溶かす水 流れる先の地獄を見せて
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アスファルト 下から持ち上ぐ 街路樹の 生命力に けつまずく我
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泣いているあなたをみると辛くなる 笑っていても辛くなるけど
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悲しみの 栞は必要 ないのです レシートいいです 箸ください
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憧れを語るあなたに暮らせまい虫と不便の満ちる山国
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天の原雲々千切れそら隠す 梅雨の始まり嵐とともに
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デジタル化して質量を減らしてくわたしが生きて積み上げたもの
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少しずつ色をうしなう少しずつ月から遠ざかる報いです
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裏道のそのまた影の裏道を歩み続けたとても疲れた
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深緑を濡らして照らす雨上がり また降るらしい気まぐれな空
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倭文しづたまき数にもあらぬ身にしあれば千年ちとせ数ふと思ほゆるかも(お菊さん)
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じりじりと 惜しき暑さと つめたさや くづるる氷菓 夕まぐれ
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相対性理論を思う 三十分くらいと思って二時間寝てたの
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タクシーで 家まで帰る 裏道の 人気の無さに 壊れた心
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野分去り空見上げれば曇り空なんだか損をしているようで
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金沢の担当となりはや十年 営業廻りで名所に疎く
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これからは酔ったらキス魔になることを決めてから飲む最初のチューハイ
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千年の 祈り刻みし 観音の 指に溢るる 国宝の慈悲 ・ お題「国宝」
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