Utakata
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どんなにか美しかろう人類が滅びた跡を照らす月光
27
煩悩は無罪とスマホに打ち込んで 夜のコンビニ
灯
(
ひ
)
に寄せられる
24
長雨に 倒れし稲穂無念なり 泥水被り青き芽ぞ出づ
20
パイナップルばかり残ったこの皿をいつまで酢豚と呼べるだろうか
15
提灯の あかりあちこち灯る夕 街が沸き立つ 明日はお祭り
14
長き道雨にうたれて伊勢参り 並んで食べる温かうどん
14
あの頃は 全く理解できなくて バサラの歌がやっとわかった
12
秋の日に五十年ぶりの再会にそれじゃまたなと言える友垣
12
滅茶苦茶に仲違いした父さんの遺影に毎日飯を出す母
13
中秋の 名月のまた 次の日も 見事な月で 得した気分
11
人知らず 我の思いは 土手の上 ひとり揺れたる 彼岸花かな
11
遠き鐘 里に響くは 山寺の 夕暮れ誘う ひぐらしの声
10
秋なのはホットで淹れる珈琲の風味まとまり始めた頃から
10
その星は黒猫座の鈴。美しく馨る光で君を守るよ
24
この中に犯人いると姉叫ぶ皿の上のカステラちまり
11
旅立ちの準備はいつも出来てるの冷たい記憶バッサリ切って
10
責めすぎてしまう時には豆を挽きメロンパンの耳を齧りましょう
9
久方の友等と酒を酌み交わし老顔包む秋の木洩れ日
9
涼しいと 言える季節は はや過ぎて 厚き毛布を 求むる長月
9
平安の昔の頃から オタクだけ分かりあってるやり取りが好き
10
行かないで 叫ぶ言葉は届かずに 足は蹴れない夢アスファルト
9
触れようと 思った刹那 天翔る ガラス細工の 可憐な蝶々
9
野分去り 風雅の音に 雲なびく ビルの谷間に 名月登壇(hukkats) サントリーホール観賞後に詠む
10
図書館で 読み聞かせする 知らぬ親子 いつかの私といつかの私
11
行きつけの店でブレンドコーヒーを頼んだ日から秋がはじまる
10
月きれい話題に出るも次に出る言葉は月見バーガー食べたい
20
大相撲 贔屓力士が負けようと いい勝負なら まあ良いことに
12
窓からさす満月のひかりに眠られず
短歌
(
うた
)
などよみて目覚むれば朝
8
雷が収まる頃というらしきただ長雨は収まり知らじ/七十二候 雷乃収声
8
持病がさ強いときは困んだよ息のしかたを忘れちゃうから
8
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