Utakata
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悪くない風が吹いてる小春日に会えない人に会いに出かける
36
ぼやけてた世界が秒で
煌
(
きら
)
めいた 17歳秋コンタクトデビュー
31
あの夏の
蝉等
(
せみら
)
は
何処
(
どこ
)
へ 行ったやら? 落葉に
紛
(
まぎ
)
れ 羽が
一羽
(
いちまい
)
30
のみ込まれ そうな雲行き 他人とは 比べないこと 花は一輪
/
冬
30
冬桜
紅葉
(
もみじ
)
の向こう垣間見るなんと贅沢四季の賜物
29
しらさぎと 吾も一緒に瀬音聞く 心安らぐ小春日の午後
29
居酒屋のハンガに吊った我が背広 くたびれているくたびれている
28
秋更けて薄暮の空に影絵なるメタセコイヤの並木美し
26
雨上がり 草刈りの音に誘われて 心浮き立ち そろーりお出かけ \ぎっくり腰から回復😊
26
低く垂る 黒き雨雲見てをりぬ 気になる特売チラシと交互に
26
この先が途切れてるのを知っていて躊躇しないで終われる覚悟
25
無防備に 手足を伸ばし
猫
(
きみ
)
は寝て 静かに時を 刻む音する
25
孤独でも悲しいことも起きなくて幸せなのに雨はさみしい
25
青空に 紅葉映す水鏡 浮かぶ落ち葉に 鴨の一掻き
25
いつもなら 少し息上げ登る坂 今日はスイスイ 秋のマジック
40
大好きな爺の手のひら夢に見て眠る
白猫
(
しらたま
)
寒空にひとり
24
悠然と 流れゆく雲 地球見て 人のせわしさ 笑ひけるかな
24
ジャムの香のかすかに残る空き瓶にコスモス挿して秋を愉しむ
24
深爪の痛みいつしか忘るよに時は癒すやこの寂しさを
24
あれは母かもめとなりて飛ぶ海の緑の深さ深い霜月
24
地を離れ友と疎遠になりつあり仕方ないわと豆腐を崩す
24
うた友の 筆名の由来どこからか 秋の夜長に ふと気にかかり
24
爺亡きあと神社に住むとう
白猫
(
しらたま
)
よキミもひとりで生きてるんだね
23
蜜芋のおはぎを母と分けあひて ベストヒット観て茶など啜りぬ
23
大切にされたいなんて高望みしないよ ただね「ふつう」が欲しい
23
人生を百年として折り返し息絶え絶えにゴールまで這う
23
目の前に満月ぬうっと昇り来て帰路の私をエスコートせん
23
この羽は あの時鳴いた
蜩
(
ひぐらし
)
か? 送り火
灯
(
とも
)
し 向った山寺 /
8/16
投稿の
追詩
(
ついか
)
三部作(完)
22
病床の猫にチョッキを編んだ日は独りぼっちの今日を知らない
22
木の香り 雨が降る日は 更に良し 悲しい事も 全てを浄化
22
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