柿吊るす 庭で夕陽を 受けながら 緑のバイクも 秋に色づく
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若き日に 出逢いし貴女(ひと)にめぐり逢ふ 浮世は全て夢の如しと 
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悲しいなママと結婚できなくて三歳(息子)の言葉録音したい
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秋雨に不運重なり言い聞かすもう充分よよく闘った
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温かい 布団で眠る それだけで 幸せになる 寒い日の夜
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そういえば文化の日だな明日くらいエゲツナ短歌自粛しようか
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朧月 隠せどほのかに 漏れいずる 灯りや君の 何処(いづこ)と思わん
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見栄っ張り 澄ました態度で 喫むタバコ ほんとは祖父を 想い出したいだけ
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近づけば 勝手に開く 自動ドア 心もそうなら 苦しまないのに 『無機質』
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早上がり ゲームの続き 気になるが せっかくの晴れ ひと駅歩こ
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あの人に 良く似た月に 焦がれおり 決して届かぬ 手に光落つ
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歯磨きを 歯医者で指導 長々と 朝は忙し 時間がないな
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午後九時にバイト上がりの孫を待つ 欅並木に秋雨の降る
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刈り取りし庭の鬼灯でリース(wreath)編む妻の指先にほおずきの染む
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「今週は暖暖寒寒暖寒寒(だんだんかんかんだんかんかん)」あらあら待って置いて行かれる /ラジオにて
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腐っても鯛だと言っていた父が三途の川で値切られている
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あぁあぁと話し始めた幼児(おさなご)を囲んで語る親たちの夢
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さみしいを言えないままで木枯らしにあたってしまう季節がきらい
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玉ねぎの植えた直後のか細さと無駄に頑固なそこらの雑草
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君のこと 言葉に出来ない程なので 今ある星を 数えてみてる
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お風呂場のすんごいカビを落としたよという自信で世間を渡る
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飛び石の間に落ちた月曜日 意外と電車はいつもの混み様
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黒い雲流れる下の向かい風逆らって浮く烏ふわよろ
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寒くとも我慢のできる身となりぬその因果など珈琲にきく
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雪が降る赤い椿と白い庭朧な君が薄っすら浮かぶ
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齢ひとつ重ねるたびに二人なる かけがえのなさ思ふ秋の日
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月明かりが四畳半の海に差し込み映すのは、いざよいの「好き」
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落葉の 物悲しさは 様なれど  木々は冬越す 支度なりけり
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彷徨えば 心うつろに 空の碧 風吹き荒ぶ 灯るあかりに から涙 
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好きなのは この季節でも 景色でもなくて君だと ようやく気づいた
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