向日葵のこうべを垂れて夏送り今年はどんな景色を見たの
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ひんやりの入浴剤の行く末を気にし始める八月下旬
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処暑過ぎて 移ろふ季節身に沁みて 鳴き交う虫も秋を告げをり 
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ソプラノにバスで応ふる牛蛙 夜の静寂にタクト振る風
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好きだとか可愛いだとか信じてた 成り損ないのヒロインの夜
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Gだって秋の音色が出せるなら も少し人に好かれるだろうに
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朝いちの占いだけで浮き沈み今日も変わらぬ乙女のこころ
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助手席に夜が早めに来てきみは鈴蘭に似たかたちで眠る
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年老いた 妻の小言を 避けたけりゃ 畑に座り 草を刈るまで
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幾度も吾にぶつけし理不尽な怒りの奥の君の傷痕
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あたたかい光のなかにいてほしい咄嗟に抱けるくらいの距離で
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二時間の通院へ妻送る駅 背中の健気けなげの紛れて消えて
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浮気ってどこまでかな?と問う君は どこからなのか知ってるんだね
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二度と会うはずない人とすれ違う一瞬吹いた風のようだ
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倒伏とうふくす稲に雀の群れありて人の嘆きを知らず囀る
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夕なれど ぬるきままなる グラウンド
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雨降りが大根の種蒔く時を決めさせぬまま数日が過ぎ
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生きていたくないノットイコール死にたい。 少なくともわたしにとっては。
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新聞で 「しんどい君へ」と ラジオでも 寄り添い始める八月終わり
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ママ友と私の間の菓子袋 いいよ!貰って!行きつ戻りつ
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もう一度会っておきたく思う人 果たして今も健在なりや
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おかわりが 無料じゃないと 知らなくて 俺は何度も レシートを見る
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車窓越しFMヨコハマ聞こえくるカーペンターズ十三にもどる
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月追ひし都を落つる旅の空夕日をしたひ宿や定めむ
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愛されたいと思っていたのか あいすこと 忘れてたんだ あの時の温もり
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葬式に誰が来てくれるんだろう。夜中に歩く足には小蠅
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冬 見ぬ振りする 咲こうとしてる春 生きることとは凍えることだと
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ああ指がかさかさしては認証ができぬ季節となりにけるかも/指紋認証
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「信じる」と能動態で言うきみに見つめられたら星もたじろぐ
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何もかも桃太郎軍に奪われてあわれ鬼さんふんどし一つ
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