Utakata
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ゆらゆらとエノコログサが揺れている一輪挿しとありし日の猫
21
洗濯機を4回くらい回してる なんぼでも乾く季節のご登場です
15
週末の孤独な夜を持て余し星を探せど瞬きはせず
12
アイスとか二つ選んで奢りあう胸の微熱を消さずに進め
12
眼
(
まな
)
うらにうつろふ花を抱きとめて過ぎ去るものはいつまでも
美
(
は
)
し
11
今時の 親子喧嘩に難儀あり 我が子育ては任意同行か
17
夏を呼ぶ水色の爪まぶしくて サンダルをはく日曜の午後
15
楽しみは夫と子ども寝たあとに一人で食べるハーゲンダッツ
9
野外飯 こぼれるゴマを 空からの 贈り物とて 運ぶ蟻たち
18
振り返り 仕事以外の時間には 何をしていた?なんもしてない!
8
馬鈴薯に
利
(
と
)
き包丁の刃元あて病巣削ぐごと小さき芽を取る
14
チャリ置いて 遅れた仲間を迎え行く ローティーン男子にキュンなアラカン
10
ガラス戸を引けば明治は薫りたち午後には失せる生菓子を買ひ
18
次々と新たな方法試してる良いか悪いかそれは知らない
10
断捨離が苦手なわたし だからかな あなたのことも抱えたままで
7
亡き父が教えてくれたネクタイの結び方にて 今日三回忌
25
傷を掻きむしること、髪を触ること、だめな癖だけ増えてゆくこと
6
止まらない 時を止めてと願うなら あなたとはまだ 結ばれないまま
6
岡山の息子夫婦に招かれて旅立つ妻に「楽しんでこい!」と
7
紙漉きを手習いすれば尊きと今更気づく祖母の文束
6
青春に代わる言葉が欲しい今わたしの春は何色だろう
12
仕事ではさんざんお世話の
チャッピー
(
ChatGPT
)
も詠うときには意地でも使わず
7
郊外の
闇
(
やみ
)
の
灯
(
あか
)
りに
火取虫
(
ひとりむし
)
都心
蠢
(
うごめ
)
く 人より
清
(
きよ
)
し
13
石鹸で頭ゴシゴシ お湯ザバーッ 泣いて咽せたよ 父さん…父さん…
14
おいしいもん太るよなんてヤボなこと言わない君と食べる別腹
24
ひと夜漬けコバルトブルーの茄子の肌 明日の朝には糠を洗はむ
20
もし君が 私に興味が ないならば 突き放してよ 嫌いと言って
5
いにしへの
煙
(
けぶり
)
の絶えし 名残にか 行く末も見えず 霞む夏かな
6
眼が痛い たまたまあった目薬がこんな優しく沁みる眠前
13
五月末 涼しさを ゴーヤに託し 今年も植うる 緑のカーテン
12
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