宿とせし残りの花も散り果てて青葉の枝を渡る鴬
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どちらでも 本気の顔が 見たいだけ 怒るにしても 笑うにしても
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私の軸を 根底から 覆す 君の底抜けの 自己肯定感
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安心を欲してエーアイに添削という名のヨシヨシ求めてる
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なんとなくお釣りが貝に変わってる気がする海辺のコンビニを出て
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息つぎの仕方を忘れていた日々の服を静かに脱ぎすてる午後
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屋根裏で蠢く音の正体を 霊障であれと初めて願う
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ここぞとばかりに口数多くなる付和雷同の金魚ぱくぱく
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雨降りで外出せぬと決め込んでゴミ回収日も失念したる
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髪の毛を乾かすついで冷風に夏を感じた夜中十二時
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きのうきょうあすの区別がつかぬ日々 薔薇園のは肺をゆらしをり
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返信を提案される世の中に 何だか愛も薄れてくよな
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「また来週!」と手を振り帰る木曜日。老いには週休3日がよろしも
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雨に濡れ 鮮やかさ増す山ツツジ 薄紅色に咲き誇るなり  
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手繰りよす言葉のさきを 残されたじかんはながくないさ、曇天
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街並みを真っ白にする涙雨 棺と同じ色をしている
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右手から葉っぱが弾ける音がして静けさを知る雨のベランダ
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心臓の 裏の冷たく柔らかい 僕の住処に 風は吹かない
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関八州熊の棲まない房の国千葉県 いの鹿キョンが畑を荒らし
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我が歌の屍累なす川辺に葉のふたつみつ萌え出づばよし
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今朝もまたやっぱり君は帰ってく フローリングが嫌に冷たい
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「嬉しい」の受け止め方がわからない 否定で作られてきた「私」
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母になり ライブハウスはほど遠く でも風や木が 微笑んでくる
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五月雨の岩根に沈む鳶一羽まなこ塞ぎて風を待つらむ
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爺ちゃんと孫の二人がカフェに来て会話やりとり可愛すぎるよ
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曇天を微かに染めてきえゆくは淡紅の透く暮れのひととき
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見たくない 物は見ないと 言うキミが 踏んでいるのは 誰かの死屍
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夏日あい靴下カバー履く冷えにスカーフとシャツまた洗わねば/予想気温十七度
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娘には再検査という知らせあり 自分の時より気持ちが重い
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母の部屋でくつしたチクチク繕えば 氷の鎧溶けた母がいる
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