汀にてつつつと走るしぎたちの つまの文めくみゆびの足跡
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役に立つ・立たないじゃないやまゆりはただそこに咲く白さのままで
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陸運局 申請書類の 手に負えず 我を手招く 代書屋の文字
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洗濯機 嗚呼お前もかと涙ぐむ 冷蔵庫買い替えた翌月
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猛暑日の居酒屋で見た張り紙は「今日を生きたら全員優勝」
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本日は リモートワーク ボトムスは 高校時代の 短パンジャージ
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張り紙に叩かないでの文字ありて コンプラ意識がスイカを撫でる
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夜明け前 遠くに聞こえし蜩の 鳴く声涼し我が故郷は 
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真夏でも 涼しき風が 吹き渡る  寒蝉ひぐらしの声 恋し故郷ふるさと
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ひやきゅうりかじるサツキとメイのマネいまだにしてる十六の夏
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いい気味と思い落ち着く心でも淀んで溜まる黒い後悔
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謎解きと人間らしさ描き出し 東野圭吾天に召される
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あの夏のプールの時間の僕のような体育座りの三角定規
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夏祭り終わればかろき虚しさよ あといくたびと問ふやうな雲
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「のびー」する ねこのおてては パーになる パーのおてては とてもかわいい
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いただいた恩を返す時が来た できることをただやるのみだが
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愛なんて知らないでしょ?とたずねたらあなたも知らないでしょ?とAI
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寝台に独り揺蕩たゆたう夜涼し 彼岸のアポは白檀の香
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気がつけば吾が駄歌千首こえていて二年五ヶ月よくも詠んだり
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風情ある名に似合わない蝉時雨ただ喧騒うるさくて暑苦しいだけ
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出勤の汗を拭いしハンカチが重たくなりて午後は使えぬ
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朝散歩 商店街 路地入り そのたび見える 下町風情
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待ち合わせ場所のベンチに君がいてスカート揺らす夏の日の午後
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易怒性いどせいの高齢女性に手をやけるナースをなだむ は老医なれば
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空高く 入道雲の 育つ時 風のコリドーを 駆け抜ける夏
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頬撫でる ほんの僅かな 涼風に 贈り物かな ありがたくなり
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なんにでもなれたあの日に咲いていた ジャポニカ学習帳の花
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配達の人 「今日も良い天気ですね」 新鮮に聞く ほっこりの午後
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ちょっとずつ許す範囲が広くなるチョコレートバーのレーズンとかさ
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口笛が上手じゃないからわたくしの影はとぐろを巻くことはない
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