Utakata
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遅蒔きの 葉物野菜が育ち来て 我が家の膳を豊かに満たす
23
冬が来た 雪の予報に 大慌て 買い物済ませ タイヤ交換
12
いよいよの第三章の始まりに 年金事務所の門をくぐりぬ
21
秋がふと 思い立ったのか 早歩き 道の隅っこ 葉はまだ青い
12
前を向く僕の横顔紅いのは夕日のせいにしてもいいかな
15
あの人が 今日も息づく 異世界へ きさらぎ駅にて 乗り換え行かむ
14
幼子の 微笑みを見て 癒される 心の傷も 業の深さも
12
「ずっと居る」なぜだかそんな気がしたの 明日も今日の続きなのにね
11
秋桜を風あるように活けし午後 部屋の空気のふわりと動く
23
オンボロのトースターからでたパンと吾の心のムラは似ている
17
精一杯受け止めてゆく言葉たち文字から声を想像してみる
20
はじめての「予約枠20」の達成にナースら歓喜す。老医われとて
15
バイク屋に 修理の礼と 菓子持って 行くと喜ぶ 三つの子いて
10
乾かないスエット上下の登場に秋だと思う雨の部屋干し
27
三毛猫がいつもの
2
倍喋りだし、秋の夜長に気づく十月。
14
難儀した足の爪切りすんなりと孫娘のや真心こもる
11
台風のなごりの風に枝揺らぎ晴れゆく空に小鳥さえずる
9
初雪の まだ積らぬを 知りながら 替え時迷う 冬のタイヤに
9
何気なく君の名前を探してる別れたことなど知らない指が
9
野っ原で 補助輪付けて 動き出す 早いものだよ 子の成長は /自転車
1/3
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静けさや 月も隠るる 枯れ野原 かすみの奥に 君を呼びつつ
13
出産の朝の洗顔流転する私なる身に敬意を込めて
8
やわらかな朝の陽を受け山裾の
桂
(
かつら
)
の
木
(
こ
)
の葉色づき
初
(
そ
)
めぬ
8
半額のパック横目に手に取るは 割引なしのフル価格寿司
11
ううん別に、 なんでもないよ ちょっとだけ 頭を撫でて 欲しかっただけ
12
太陽に見せられぬ罪が揮発する
(
心にも あらでうき世に ながらへば
)
恋しかるべき 夜半の月かな 068/100 三条院
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コマーシャル 時代を映す セカストの 『旅する服』に 夢は広がる
9
何ひとつまともにできぬ日のありて 洗心 古刹 円い月浮く
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木枯らしが早や晩秋と知らせ吹く 北の山では初冠雪も
14
得たものと失ったもの比べては 闇の向こうに何か求めて
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