秋彼岸 墓前に供えし花立に ひょいと顔出す雨蛙かな 
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夕月夜きみの道標(しるべ)が降るかぎり黒猫(われ)のゆく路 惑わされまじ
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ふわふわと冥土の旅か秋の蝶破れた翅をいたわるように
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ホームには 電車来たりて 中東の 女性の肩に 布のたなびく
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ヤーレンの降り注ぐ街 雪虫のひかりを連れてゆく秋の果て
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この歳で昔々の嫌なこと 忘れもせずに思い出すとは
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言の葉は空気に触れて過去となる 対処こそすれ思い悩むな
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嫁入りの キツネの祝いか 大粒の 雨落ちて来る 満月の宵
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ピクルスの 瓶を開けてと 頼まれて 今日いちばんの 晴れ舞台に立つ
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レタス高い?なら白菜でいいじゃない 野菜売り場のアントワネット
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初物の柿を食べつつ食卓にふたきれの柿は残されてをり
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ミルメーク溶け終わるまで二十秒甘い気持ちで恋をしている
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不器用な方向音痴の旅なれば行ったり来たりもまた佳しとする
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この土地にルーツを持たぬわびしさや同級生も従姉妹もいぬ身
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讃美歌の渦に紛れた恋模様祈りよ届けあの子のもとに
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クニュクニュと君ならではの食感で炒めて炊いて採用!エリンギ
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久々に訪ねた園庭(にわ)は秋の色 まっ青な空 柿も食べごろ
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なにかしら自分の背中をそっと押す 手が欲しくなる時がある
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隙あらば とにかくキミを 笑わせて 愛に笑いは 要らんと言われる
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「この踏切次に開くのはいつですか?」「あなたがここで事故に遭うとき」/猟奇歌
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丘一面赤に染めたるコキア追い車走らせ秋風を切る
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道端で 鳴りし警報 驚くも 揺れてこないが 心が揺れた
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寒くなり お湯を使って 洗い物 とうとう来たか 手荒れの季節
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嬰(やや)の掌を透かし見入れば初もみぢ 握る指先愛ほしきかな  
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金秋や 腹回りだけが成長期 ズボンの裾の詰めの甘さよ
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バッと背を向けて溢れた涙から通い始めた心と心
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妻が植ゑ収穫もせし甚五右ヱ門。その芋鍋を我は食ふだけ
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夜空には 明け・宵の星 輝いて Venus(ウェヌス)女神が 微笑んでいる /金
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氷河期で冷凍されたマンモスは(恨みわび ほさぬ袖だに あるものを) 恋に朽ちなむ(恋で朽ちる) 名こそ惜しけれ(名を残せず) 065/100 相模
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正解が解らないもの見せられて物は言いようそういう教え
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