金髪をやめて眼鏡をかけたのは社会人への短い助走
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やわらかな朝の陽を受け山裾の桂(かつら)の木(こ)の葉色づき初(そ)めぬ
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何気なく君の名前を探してる別れたことなど知らない指が
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何ひとつまともにできぬ日のありて 洗心 古刹 円い月浮く
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野っ原で 補助輪付けて 動き出す 早いものだよ 子の成長は /自転車1/3
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狭き庭 義母(はは)並べたる鉢五つ 今は更地や白菊何処に
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夏蒔きの 青首大根葉陰より 白き柔肌秋の陽映えゆ 
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出産の朝の洗顔流転する私なる身に敬意を込めて
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休みだが 寒くて家で じっとして 丸まっている 猫も私も
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君はまだ日々の隙間にいてくれて記憶の中の毛並みを撫でる
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木枯らしが早や晩秋と知らせ吹く 北の山では初冠雪も
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ジョーに似た相部屋の友もうジョーと呼ばれなくなり残るマンモス/気に入っている綽名です、潤間ぼへ様
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ねぇ私、君の可愛いになりたくてちょうどロングの冬が来るね
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背伸びして歩みを止める暇もなく靴に残ったままの石ころ
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銀色から光沢取ったらねずみ色魅せていたのか隠していたのか
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広告に頼みもしない立つ薬俺の足腰誰から聞いた
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気の早い木枯らし荒れて枯れ葉舞ひ 毛布と言ふ名の保護者にくるまり
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足元に可愛いサイズのつむじ風カラカラカラと軽い音立て/木枯らし一号が東京で吹いた日に
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咲きぬれば散りゆくさだめ萩の花 誘ふ風のなほもうらめし
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冬来たり塞ぐ心に四季折りを気にせぬバナナ凛と座わりぬ
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玄関に 転がりこんだ 枯れ落ち葉 秋風くれた 冬の足音
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消えたと思ってたらしゃがんでたんですね スタンプにハスの花
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魚の絵剥げたコップで水をやる 新芽が出る日を待ちわびながら
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もう夏の 面影などは どこもなく 唯一残るは 青い海原
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流れ落つ君の涙は雨よりも空を横切る星に似ていた
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なにひとついいことねえな 修論は出ねえし満月は欠けるしよ
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二尺袖(にしゃくそで) 試しに通すその先に 来たる未来は明るかろうか    (香谷サラ・23)
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「寒いね」と言いたい人は君じゃないことに気づいた鈍色の月
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ヒソヒソと 俺をチラ見し 話してる 俺はなんにも 変わらないけど
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今日もまた袖の濡れつつ嘆くらん来ぬ人思う秋の夕暮れ
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