Utakata
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夏を呼ぶ水色の爪まぶしくて サンダルをはく日曜の午後
26
チャリ置いて 遅れた仲間を迎え行く ローティーン男子にキュンなアラカン
18
偏頭痛僕の身体のバグたちが天気図を見て悪さをしだす
13
仕事ではさんざんお世話の
チャッピー
(
ChatGPT
)
も詠うときには意地でも使わず
12
線路沿ひ走る電車の風強く むかし飛ばした帽子を思ふ
11
わが心 なぐさめかねて
日記
(
にき
)
見れば 大事な人は すぐそこにいた
11
黄色から
紅
(
あか
)
へうつらふ初夏の紅花ゆれる祖母ねむる丘
11
「
家
(
うち
)
の前に車駐めるな出入りできん」「お前の
家
(
とこ
)
にわし出入りせん」
13
愛ゆゑに人を憎まばかへりみよ岸ベはるかに白波ぞたつ
10
逢いたいと想へば想ふほど遠く あの日も星が
瞬
(
またた
)
いていた
15
草を刈る傍らに
生
(
な
)
る野イチゴを喰みて広がる初夏のまぶしさ
16
ベランダで 風に吹かれて 昼寝して ソーダを飲んで 恋をした夢
11
新じゃがの煮っころがしは丁寧に鍋を見ながらたまに手を出す
9
里山に 草刈りの音響来て 熊対策に明け暮れる民
16
電話鳴り仕事中断出てみれば 自動音声時間を返せ
8
スニーカー砂が入るの気にせずに君の背中を追って走った
8
惣菜のちくわ天ぷらメンチカツ同じ値段の謎を解きたし/近所のスーパーにて
8
人混みに 混ざらないでも 生きている 孤独な道行 満更でもない
9
細枝で地面をいじる
3
才の影のびひかる夏がまた来る
8
キリキリと刻む秒針留まらず揺れる心は時のまにまに
9
「好き」という たった2文字も伝わらぬ ヒトの心はなんと切ない
11
いつだって誰かのために編み物をする誰かへ買う毛糸ひと玉
9
断捨離が苦手なわたし だからかな あなたのことも抱えたままで
12
楽しみは夫と子ども寝たあとに一人で食べるハーゲンダッツ
13
「台風に注意」とラジオ言い出した梅雨より先に台風来るらし
20
ぬくぬくと慈愛に満ちた家の中自分をもっと好きになれたら
7
糊を塗るときがピークでそれからは次第に冷めてゆく応募書類
7
天つちの静寂を破る鵯の音を鋭き爪もて絶ちし狗鷲
7
陽だまりで蹴られて飛び跳ねる石が楽しそうに見える、ときがある
8
ああ言えばよかったいくら悔やんでも 君の信念曲げる気がして
7
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