Utakata
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畦道に 朱色に燃ゆる曼珠沙華 炎の如く秋が染りゆく
24
私だけ真っ赤な夕焼け魅せられて キミの住んでる関東は雨☂
14
高い枝切ったおかげか我が庭に金木犀の香りましまし
16
今生は銀河の旅の途中下車 ひととき愛づる青きこの星
12
この夏の花火大会屋上で音で感じる見えない花火
12
真っ白に花びら開く曼殊沙華凛々しく立てり鉢に一輪
12
秋梅雨に 湿ったシャツに 袖通し 週間天気に 太陽さがす
19
猫カフェにいつか行きたい駅前の 先日できた、あれ
!?
潰れてる
17
扇風機まだ仕舞わずの活躍は部屋干しされた洗濯物に
11
ぬばたまの夜に鳥の音さよふけて わたりの風は告げよひとの香
17
「絆創膏の絆はキズナと書くんだね」実験室裏 夕陽が見えた
13
婚姻届は夜間も出せるから
A
M
0
:
0
0
(
ラブオール
)
からラリー始める
13
シャンプーの詰め替えラストスパートだ シャボン玉飛べ 消えないで飛べ
14
寝てる間に死んじまったら気づかずに目覚めてそりゃあ驚くだろう
11
七月の僕から届いた朝顔を 母の時間が花にしてゆく
9
川の中深くまで行く釣り人をみなで見守る瀬田の夕暮れ
9
こんなにもあたたかいのか 停電にろうそくひとつひかりがともる
11
「出身はここ」とあの子が指さしたGoogle Earthに孤城がゆらめく
8
校門で 「また明日ね」と 何度目の 保証書のない 未来を契る
10
「また明日」笑顔で別れ際言える 君と過ごせる日々はわずかで
8
今までも これからずっと 掃除して また掃除して
9
反抗期 舌打ちをかます 息子だが 贈ったハンカチ いつもポッケに
13
蟋蟀
(
きりぎりす
)
地下駐輪の 隅に鳴く 出口も知らず 命果てるや
21
守れない 約束ばかり 増えていく 今の暮らしを 守るためだと
9
秋風が 頬を撫でゆく 散歩道 無我になりゆく 朝の深呼吸
18
予想外涼しい九月に抱え込む夏の食材消費計画
14
善人の無神経さに傷つけば立ち往生して悪人になる
7
花となり生まれ変はるや彼岸花血潮吹きしく古戦場跡
8
階段の昇り降りにて手すりに手添えだしてから半年たった
9
あなたとの記憶は全部あの夏に預けて僕は日々に帰るよ
8
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