Utakata
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拘りを 捨つれば楽に生きらるる 拘り無くば人の世虚し
21
関心は「好き」と「嫌い」の分水嶺
石
(
われ
)
をも穿つ
貴方
(
きみ
)
は雨垂れ
18
終活は俺の場合はエロサイトの閲覧履歴消すことぐらい
16
吾子笑ふ駄洒落ばかりの小噺につられて笑ふ妻も吾も
15
蝉の声 参拝の道 汗だくで にじむ御朱印 夏の影落ち
12
プールから小さな虹を眺めてる今日という夏永遠であれ
12
よい歌が洗髪中に降ってきて紙筆もなし風呂場なりけり
13
波平とアガサ博士をとうに越し毛だけは勝った鏡を見ながら
14
終に出た天気予報が四十度 しかも数日名古屋を襲う
10
湯をはって冷酒あおるこの家にひとりで四日すごす幕開け
10
することのない日曜のリビングはひんやり猫の香箱座り
17
夕暮れにふたりっきりで浮かんでる 三日の月と宵の明星
21
蓋開かぬカルピスソーダを手渡せぬ人がいずともしあわせなこと
10
御朱印を集める妻につきあって 登る階段 無理しなさんな
13
あやとりの 指にからまる 母の笑み 幾度となくも 昭和の遊び
8
食べたくて 遊覧船追う カモメさん それにつけても かっぱえびせん
8
枯れ木すらきれいに見える午後
6
時
老竹色
(
おいたけいろ
)
の竜が昇った/折句・かき氷
8
うまかった うまかったけど おかわりは しないでおこう またきたいから
7
法事など なくて構わぬ 自他ともに 心の中で 弔えばよし
16
梅雨明けだ朝日浴びたる向日葵やきみとみている未来照らせよ
7
お別れの 心の準備 できるまで 待っててくれた ような気がして
7
夏の夕は こうも綺麗か クーラーの効いた部屋から眺める分には
7
台どこの 窓の向こうに 夕顔が 一夜限りも 夜空に咲いて
18
トンネルを抜けたらそこに夏がいてナスを抱えてきみを待ってる
16
娘より中元届く夏バテを案じるゆえか中身はうなぎ
14
私のこと分かったふうでもムカつくし分かってないのもなんか嫌だし
10
そよぐ風も湿度は90%! 津軽ももはや東南アジアか
6
四十は 「不惑の歳」と 言われるが 我が心 フワフワ
空
(
くう
)
を舞う
7
涙雨煙る行く手は遥かにて死出の山路をいかで超ゆべき
6
炎天にテント組み立てる手には汗 軽口ひとつ 次に続かず
8
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