Utakata
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私まだ 十八だけど 将来は コンビニスイーツ 値段見ず買う
18
いつもより目蓋腫らした女生徒の居眠り見逃し土佐日記読む
27
遠き島近き島とが重なりて 瀬戸大橋の車窓は絵画
26
手を引いて歩幅をあわせる母と子のあいた片手も一緒に揺れて
21
八雲立つ 出雲の神に 想ひ置き こころゆくまま わたる秋風
11
さがしても金木犀は香らないきみに会えない夜に似ている
11
初めての タイの街角 夕暮れに 荷を引く牛を 追う子らのいて
12
空ガラスカーテンと猫そして僕それぞれなりに秋を楽しむ
12
まだいける 半袖を着て外に出る なめてかかった秋の日の夜
10
人はそう、失ってから気づくから。今年も秋になって悔やんだ。
10
ピンセットで死体解剖するごとく廃屋を剥く黄色の重機
11
あなただけ夜の明かりが差していて雨がやんでも月に会えない
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この棘を 抜けば痛まぬ 傷だけど 滴る血を見る 度胸が足らず
11
還暦のわれら母校に集い来て 校歌に不意の思いあふるる
10
次々と お椀に放るわんこそば 「はいドンドン」と絣のあねさ /吟行の旅第五首目
14
台風で折れたコスモス玄関のバケツに咲いて秋を彩る
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ピアノから木々の音色がするように裸足で芝を踏んで奏でる
8
街頭の配られティシューいらんけど貰えないのもなんか腹立つ
8
鳳仙花、隠した想いも知らないで!触れたら弾ける、そんな
恋熱
(
こいねつ
)
。
8
美しい
景色
(
もの
)
があるから感性は この世の醜さに気が付ける
11
スポーツを するには歳を トりすぎた 秋はやっぱり カロリー地獄
10
窓開けて秋風吸えば
何処
(
いずこ
)
から流れ来るなり
朝餉
(
あさげ
)
の香り
8
祖母からの
小包
(
つつみ
)
ほどけば昔日やタッパー入りの赤飯と梨
11
まだ実は 秋の夜長に 慣れなくて 昼の短さ 寂しさ感じ
7
子の想定内に嵌ってたまるかと机と椅子を
一日
(
ひとひ
)
でつくる
8
夢の中 会いたい人と 電話して 話した喜び 目覚めた後も
8
今は亡き人との会話思い出すコスモス揺れる里の夕暮れ
17
あき近し 僕の心の中にある うちわの隙間から 見えない横顔
7
ためらいの10センチメートル君の手まで 秋風の中に紛れさせてく
6
浮かれ足また顔を出すうろこ雲 スワンボートは軽やかに舞う
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