Utakata
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妻病みて主夫となりたる吾がゐて みそ汁の具を妻に聞きたり
21
稲穂垂れ 畔に広がる露草と 空一面に秋茜飛ぶ
13
金星へ 真っ直ぐ向かう 飛行機を 眺め歩いて 帰る夏の日
9
AIに疲れの元を相談しスマホを閉じて休めと言われ
24
ミンミンと鳴く蝉も消え風ぬるく夜の散歩も月光の下
8
スーパーでアクエリアスの安売りはもうすぐ夏の終りの合図か
8
何度でも くり返しては 練習し 大概のこと 出来るようなる
8
ひまわりの畑にそっと咲いていた秋桜の色濃い赤になる
9
金の街 ジンの冷たさ知った夜 甘い記憶に苦味残して
7
膝寄せて 線香花火 散る川辺 遥か彼方に 遠のいて夏
7
華やぎも何処か哀しき風の盆 そっと寄り添ふ胡弓の調べ
6
S
N
S
絶って身軽になった日にあなたと始める交換日記
6
かぎ針の手を止めれずにこの時間。おはようございます。おやすみなさい。
6
風の歌聞きにもどって行くのかと尋ねてみたい葉月のはしで
8
おかわりが 無料じゃないと 知らなくて 俺は何度も レシートを見る
24
新婚に求めし家電は
斃
(
たお
)
れ逝き 冷蔵庫のみ銀婚迎え
17
舞うほこり 白き光に 浮かびおり 黒き部屋にも 風入れながら
8
霧かかる記憶のすみに残るひと思い出せぬはそれだけのひと
6
国憂い切腹の人彼岸から嘆くこの世は何処へ向かうや
10
夏休み早めにドリル終わらせて八月末だけ人気者だった
5
手を挙げて招くすすきの姿より男心をそそる白はぎ
5
夏に咲く桜のようなあの花の名前をいつも思い出せない
10
守らねば 汗と声援 身にまとい 覆面レスラー ガッツの構え
4
するめいか 炙ると美味い やってみる 酔って震えて 火中へ落とす
4
プール後の眠気の中でも輝いていました 塩素で髪色淡く
4
端末にSSHと打ち込める遠隔操作はハッカー気分
4
新聞で 「しんどい君へ」とラジオでも寄り添い始める八月終わり
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冷凍庫パンパンになる不便さとホタテの山がドンドンドゴォン
4
体温のことなることがうれしくて公約数を探す抱擁
3
何処から 聞ゆる鈴の 草野辺の 求ど見えず さることあらむ
5
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