Utakata
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遅蒔きの 葉物野菜が育ち来て 我が家の膳を豊かに満たす
18
精一杯受け止めてゆく言葉たち文字から声を想像してみる
17
自販機の あったか〜いと つめた〜い ひとさし指に 迷い箸見た
28
オンボロのトースターからでたパンと吾の心のムラは似ている
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はじめての「予約枠20」の達成にナースら歓喜す。老医われとて
12
がきんちょの ピンポンダッシュ しばいたろ カメラに証拠 あるんやけどな /
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12
三毛猫がいつもの
2
倍喋りだし、秋の夜長に気づく十月。
11
あの人が 今日も息づく 異世界へ きさらぎ駅にて 乗り換え行かむ
12
静けさや 月も隠るる 枯れ野原 かすみの奥に 君を呼びつつ
11
秋がふと 思い立ったのか 早歩き 道の隅っこ 葉はまだ青い
11
秋桜を風あるように活けし午後 部屋の空気のふわりと動く
21
鬼子ゆえアキノセイタカアワダチソウ 愛でられずとも勝ち組の花
17
半額のパック横目に手に取るは 割引なしのフル価格寿司
10
得たものと失ったもの比べては 闇の向こうに何か求めて
10
ううん別に、 なんでもないよ ちょっとだけ 頭を撫でて 欲しかっただけ
10
幼子の 微笑みを見て 癒される 心の傷も 業の深さも
10
冬が来た 雪の予報に 大慌て 買い物済ませ タイヤ交換
10
スマホなく 電車で文庫 めくる指に 紙柔らかく 文字目に優し
19
乾かないスエット上下の登場に秋だと思う雨の部屋干し
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日本一の歌声澄みて大阪の街後にする
老夫婦
(
ふたり
)
の旅路/孫出場の合唱コンクール観覧しました
14
晩秋の忙しなくなくも世の百舌鳥 風の流れに身を委ねたい
9
難儀した足の爪切りすんなりと孫娘のや真心こもる
9
「ずっと居る」なぜだかそんな気がしたの 明日も今日の続きなのにね
9
前を向く僕の横顔紅いのは夕日のせいにしてもいいかな
11
音立てて蛙飛び込む古池の
端
(
はた
)
にちらりと宗匠頭巾/本歌取り…かな?
8
とき時雨 袖のばす風 鈍色に 瞬く空の うらお月様
9
太陽に見せられぬ罪が揮発する
(
心にも あらでうき世に ながらへば
)
恋しかるべき 夜半の月かな 068/100 三条院
10
初雪の まだ積らぬを 知りながら 替え時迷う 冬のタイヤに
8
午後五時に日が暮れやめる農作業晩酌しない風呂のち短歌
7
秋土用鰻食すを推したるは売りたき者の便にやあらむ
8
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