幼日の 母に隠れて桑の実を 食みし唇紫に染む 
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サッカーの勝利が一面トップ記事平和な国の朝刊を読む
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あの渡り廊下はとうに無くなって十四の僕の行方は知らず
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道問えばスマホで調べ案内す若者たちの皆優しかり
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スタバよりドトールを推し ロイホよりサイゼ一択 我が家の家訓
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千葉なのにヤマセのような冷た風 昔暮らした八戸想う
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背理法 雨の気配に真っ直ぐな線引き直す数学教師
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無自覚の縦の社会を一蹴ひとけりし本田は選手を「さん」付けでよぶ
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命日にご無沙汰ですと手を合わす母の温もりふとよみがえり
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マンションと ホテルのはざま 行き来して ねぐら求むる 鳩の夕暮れ
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距離感を探りつ祈るあの人の心の嵐過ぎ去ることを
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二日では伸ばした羽もすぐ折れる 何者でもない私に帰る
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怪獣は火を吹きながらほんとうはやさしいものになりたいと願う
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わたくしの遠い祖先は魚だと思い出させる足裏の皮
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諍いの後の気まずい車内にて カニ食べ行こうとPUFFYが歌う
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皿一枚足りないからといつまでもイジケて井戸にこもってちゃダメ
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あの島にワンチャンの実が成るらしい恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり  人知れずこそ 思ひそめしか /041/100 壬生忠見
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誰にでも 切ない夏は 来るのです それでも夏が 恋しいのです
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お父さん まめなポイ活 ご苦労様 今日は奢るよ ロイヤルホスト/父の日
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こころにも 降るやわらかき 朝の雨 わざと強めし おはようの声
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道端の夏の定位置確保して色とりどりに立葵咲く
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一分で一日が経つ星の子は私のことを二つ目と呼ぶ
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稀に来る夜半も悲しき数ふ声絶えずや井戸の中に聞くらむ(お菊さん/俊成ver.)
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振り向くな! そう言われたら 振り向くよ 見ちゃダメ!だって 見ちゃうじゃない
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下腹部を押さえる理由 呑みこんだ本音を常温放置したから
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愛だとか かたちを持った 言葉より きょうのごはんの 話をしたい
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ひとりぼっちの午前二時 茉莉花茶もーりーふぁーちゃの冷たさが苦くて甘い
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三峯の神の杜にて初に見る鳶はひときは輝きにけり
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この世をば わがよとぞ思ふ 道長の 歌を聞きつつ 眠る5限目
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まだ恋の物語とは知らないでそろりと開ける真夏の扉
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