幼日の 秘めたる願ひ短冊に したため静けき七夕の宵 
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また猫を 認知予防と 迎えれば 愛しさ増して体力尽くる
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父は老私は初老でささえ合う二人で歩むゆっくりな夏
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左手の小さな火傷気にもせず惣菜を揚ぐパートの母よ
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永遠を夜空に祈るくらいなら 許されないでしょうか七夕
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抜け殻と思い手を出し羽化前の その凶暴さにたじろいだ夏/以来、蝉の幼虫は怖い
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水槽を覗く我が目も覗かれて生きてるだけの意味を尋ぬる
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ピアノ持つ ことに憧れ 弾かぬまま 序章で終わった 母のバイエル
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一泊の臨海学校四日後に「貝みつけた」と絵手紙とどく
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ヤブガラシ窓のひそめる空からの家  風鈴だけが夏を待ちをり
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どこからかレモングラスの漂いて庭の小径に夏への扉
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梅雨時の濃さ増す緑の壺庭やそこにいたのかまいまいつぶり
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似合わない カシスソーダを 口にして 君の笑顔を そっと飲み干す
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いいねなど 何するものぞ 強がりて 一つ頂き 破顔せしわれ
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不条理で理解に苦しむ関係性 口縫い醜女おんなになぜにひれ伏す
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例えばそう たくさんの本に 囲まれて 好きな世界を 好きにお散歩
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公園の ハマボウの黄で 一日の パワーをチャージ さあ始まりだ
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年一で満足できるはずがない相手はちゃんと別にいるんだ
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七夕に娘が生まれ、祖父は亡くなり、孫は元気にじいじとあそぶ☺️
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南国の植物に沢山の短冊をかける弟へ祈るや幸せ
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幾光年 超えて逢いに行く 乞巧奠きこうでん きっと織女も よそ行きコーデ
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親と子の溝は幾年いくとせ天の川 笹舟に乗りそっと近づく
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雨止みて庭の草引く我が手にぞ四葉光りて心晴れゆく
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記憶とは波のようで久々にウォークマンを開いて泣いた
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駅西のロータリー阿鼻叫喚、大樹に狂ふムクドリの群れ
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天の川涙の雨にあふれつつ橋も渡せぬ君ぞ恋しき
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向こう5年続く服薬 励ましてくれる薬剤師あなたもまたサバイバー
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朝日浴び緑輝く胡瓜きゅうりもぎチラシ見て知る五十八円
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幾度なく 見る情景が 簡単な ことではないと 何を今更
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夕立に 隠す言葉は ここにいて 縋る想いと 濡れる両袖
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