Utakata
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秋風に 金木犀の香り立ち オレンジ色の絵具を纏い
19
土手を越え水かさ増して彼岸花 今が盛りで居場所なくして
16
言い返さないのはレベルが違うから ごめん遊ばせ、星が綺麗ね
18
私だけ真っ赤な夕焼け魅せられて キミの住んでる関東は雨☂
25
今までも これからずっと 掃除して また掃除して
13
川の中深くまで行く釣り人をみなで見守る瀬田の夕暮れ
18
花なきも金木犀の香ただよひて秋の記憶をよぶ風のあり
16
この青じゃないと泣く子のパレットに涙が落ちて青よりも青
13
雨降りもポイント5倍のスーパーはいつもと同じくらい賑わい
13
「また明日」笑顔で別れ際言える 君と過ごせる日々はわずかで
12
ありがとう そんな些細な一言で関係性が曲がってしまう
13
ぬるかろと涼しかろうと九月吹く風はさみしい稲杭の立つ
25
通院の妻の迎えの駅名が今日のふたりのデートスポット
21
横殴りの雨を高層マンションの窓から見やる飽きずに見やる
12
本当はとても簡単なのだろう 貴方に好きや嫌いを言うのは
12
取り返しのつかぬところにいるのかな あしたの米を研ぎつつ思う
11
一叢の水引草に風立ちて 細き花穂のおどる夕闇
11
本を読め 好奇心持て 自信持て 説教したいは 青かった私
10
おもいやり駐車スペース停めているおもいやり無い一般車両
10
先月の千葉水害の悪夢ゆえ 車も乗れず雨の連休
20
おトイレの動作がやたら鈍重に今朝がた気づき自嘲している
11
雨の日は金木犀が良く香る
背
(
せ
)
なにまといて買い出しに出る
20
忘れえぬ 人に似た乙女 見かければ その母の名を 問ふすべもなし
10
宇宙より迎えの船の来たるごと富士の
白嶺
(
しらね
)
に浮く吊るし雲
10
駐車場 袋から外覗くネギ まな板に乗るまで小旅行
11
なんとなく空を見上げて眠れずに思い満つれば乳白の今朝
10
七月の僕から届いた朝顔を 母の時間が花にしてゆく
14
手の甲に脈が浮くときぼくたちはみんな生きててみんなさみしい
12
駆け足で どこぞへいくか 世の末に 時を削りて 余白も削る
8
昨夜から段取りせし妻は赤飯炊き「お彼岸だから」と仏壇へそなふ
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