皮も身もこそぎ落として骨だけで涼みたくなるこの暑さです
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何十年会わずに逝った父の墓 汗して毎年 夏草を抜く
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独り暮らし 母を手伝う はずなのに  母に癒され われ帰宅する
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家中に 君が隠した 贈り物  毛という分身 君去り三年
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道すがら かつての美田の荒れるを見 見知らぬ主の不在を思う
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明け方の 鶯の声澄み渡り 里は目覚めて一日ひとひ始まりぬ 
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さえずりとほのかな風の寂し気な過ぎゆく梅雨の淡い曇り日
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「酷い目に遭わされました!」と早口で 訴えながらも膝に乗る猫
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古本に遠くの書店のレシートが挟まってると旅した気分
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「もう少し上手に笑えますように」 その短冊は捨てれなかった
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熱増えてひねくれねじれ辛すぎた思いは消えるきれいさっぱり
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紫のネオンサインをやり過ごし今日も炭火の煙をくぐり
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コーヒーの湯気に隠れて言えたこと 冷めた頃にはもう言えなくて
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日曜の千円カットはゆらゆらとスイカ頭の小玉に揺れて
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冒険ベンチャーの気質でないと見透かされ義父のとなりで枝豆を切る
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玄米に やっと気持ちの 切り替わり 第一関門 越えしつまかな
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宵祭り 夜空にほどく 影ひとつ 左手諦め 扇子を握る
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夕暮れの社やしろの木々に影が落ち 帰れおいでと鳥が啼きおる
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張り替えた網戸の出番がないほどの冷房依存致し方なし 
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懐かしい町はマッチの中にまだあるはずなのに火がつかない
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ニコタマで  悠々流る 川の名を 玉川じゃなく 多摩川と知る
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眼鏡なし見る風景はブレボケの今はめずらし失敗のフォト
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夜書いた原稿に赤を入れながら なんなんだろうこのはずかしさは
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ネタよネタ キミは笑って そう言った 離婚する日は ポッキーの日ね
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ただキミを 誰より君を愛してた 自分勝手な いいわけだけど
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妻に従い宅配用紙に書き込めば来週のメニューがおのずからわかる
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採れ過ぎたきゅうりのレシピ探す夕 これというもの探して疲れ
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ゆで豚のおかずサラダを大皿に添えるお茶漬け小どんぶりお初/夏季限定
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逃げ道を塞がれ喚く碌でなし嘘で固めた無様な姿
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台風は船を揺らして旅人の気持ちも揺らぎ 不安にさせる
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