「聞いてます?」困っています効きすぎて 副作用だけ起きてる薬
18
秋空に ほのかに漂う 橙の花を探せど 香り咲くのみ
18
湯屋帰りアスファルトのさやかなり無用に済んだ傘を忘れて
13
渇水に 恵みの雨と喜ぶも 降り止まぬ日を今は恨めし 
15
さりげなく靴下だけを推し色へ私のための私の魔除け
10
山門でオナラをしたらにおうぞ~本尊冒涜したらぶつぞ~/宗教短歌
12
山道でけはひを感じふり向けば同じ目線の一羽のカラス
10
混みあへる電車にスマホみつめ泣く君の悲しみ我も悲しき
12
恋人でも友だちでもない 深く深く信じ尊ぶこの結びつき
10
役に立つ立たないとかは別としてひたすら青い星を集めた
9
息を吐く 集中途切れ 声の渦 デスクに伏せて 船酔いをする
9
耐える夜 耐えることすら忘れた日 そのとき君の強さを知る日
8
冬野菜 白菜とともキャベツまで植え付けてみる欲張りレタスも
8
作詞俺 ヴォーカル俺で 曲アプリ 評価AI ファンもAI
8
お弁当に あじ塩と米で 塩むすび 具材の代わりに 愛情を込め
8
蟻よけて 歩む姿の あはれさよ 朝の光に 香る木犀
14
敬老を 薄めてないか 横文字で   シルバーウィーク お彼岸重ね
8
だってほら 淹れてもらった 珈琲って おいしいじゃない なんでかしらね
9
さびしさを そらの高さと 涼しさの  所為せいにしたのは 君愛すゆえ
8
涼しさに衣を変える街路樹に 気付くの遅くセンチメンタル
8
空高く 鰯雲あり 変わらぬは ワンコの元気と 挨拶の渦
10
好きな人できたわたしに春が来た夏なんだけど春が来た
11
さいはての光たしかに手のなかに余白を握るかなしみはゼロ
7
新橋で降りゆく人の笑顔見てホッとしながらエールを送る
10
外を見る君がこちらを向くようなすごい呪文は教科書にない
11
青嵐 きらきら戦ぎ 緑葉の 西陽射し 山の端陰り  遠き友 恋い募えども かの国帰る能わじ
6
朝寒に彼岸の気配感じゐる赤紫の空眺めつつ
6
君は言う 陰があるなら 光はある だから私は 進んでいけると   
7
決まるたび閣僚一人の名が届くアプリ通知を消してゆく夜
11
反り返るフォルム麗し曼殊沙華 紅き硝子のオブジェの如く
6