Utakata
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私まだ 十八だけど 将来は コンビニスイーツ 値段見ず買う
22
初めての タイの街角 夕暮れに 荷を引く牛を 追う子らのいて
16
次々と お椀に放るわんこそば 「はいドンドン」と絣のあねさ /吟行の旅第五首目
18
いつもより目蓋腫らした女生徒の居眠り見逃し土佐日記読む
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窓開けて秋風吸えば
何処
(
いずこ
)
から流れ来るなり
朝餉
(
あさげ
)
の香り
11
スポーツを するには歳を トりすぎた 秋はやっぱり カロリー地獄
12
どうしてもネジ止めひとつ入らずにイケアで買った机仕上がり
11
天国と地獄どっちがいいかって?見るだけならばそりゃ地獄だろ
11
手を引いて歩幅をあわせる母と子のあいた片手も一緒に揺れて
21
さがしても金木犀は香らないきみに会えない夜に似ている
12
ピンセットで死体解剖するごとく廃屋を剥く黄色の重機
12
美しい
景色
(
もの
)
があるから感性は この世の醜さに気が付ける
13
夢の中 会いたい人と 電話して 話した喜び 目覚めた後も
9
還暦のわれら母校に集い来て 校歌に不意の思いあふるる
11
身に染みるおでんを味わい千鳥足
夜半
(
よわ
)
にはきっと帰り着くかな
10
まだ実は 秋の夜長に 慣れなくて 昼の短さ 寂しさ感じ
8
ただ独り 時間を置こう 暫くは 友に傷つく自分に傷つき
9
焼き肉の 煙立つ空 見上げれば カシオピアより 四辺を探す
8
陥穽
(
かんせい
)
のように落ち込む秋の朝打ちのめされた獣のごとし
10
秋空に心映して深呼吸 高く澄みゆく人でありたい
13
いにしへの
日
(
こ
)
読み寿ぐひと集ひ古墳祭りに神代をうたふ/武蔵府中熊野神社古墳祭り
14
あなただけ夜の明かりが差していて雨がやんでも月に会えない
11
おはようの 声かけ返し 大根菜 無農薬の恵み 今日のパワーに
12
誕生日九月三十日秋になるとづうと母を想ひ続ける
8
まだダメと私をずっと引き止めるじゃああと一分 なんて布団だ
7
数三の 微分やってる間だけ あなたのことを 想わずに済む
7
台風で折れたコスモス玄関のバケツに咲いて秋を彩る
19
空ガラスカーテンと猫そして僕それぞれなりに秋を楽しむ
12
秋空の 陽の影薄し 碧かすみ 渡る涼風 肌を刺すなり
7
好き嫌い、恋色の花で占って。隠された愛、無垢を飾って。
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