Utakata
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二人目を望む私に息子言う神様の準備遅れてるだけ
16
残業を 減らせ減らせという割に 売上利益 右肩計画
13
津軽から 上京しても 寒がりな 頬に触れるは 冬の知らせよ
13
長雨に活躍してた扇風機邪魔に感じる肌寒い朝
12
古都はいま
雨
(
あめ
)
なればこそ
天
(
あま
)
と
海
(
うみ
)
空海と知る 東寺に來たり
18
招かざる カメムシそっと忍び込む 我が家に潜み温き春を待つ
15
君はまだ日々の隙間にいてくれて記憶の中の毛並みを撫でる
22
タワマンて うまいんだろかと 空見上げ 雲とセスナと 手には肉まん
11
悪魔でも天使でもいい君ならば お菓子をあげるから側にいて
14
足元に可愛いサイズのつむじ風カラカラカラと軽い音立て/木枯らし一号が東京で吹いた日に
26
三十一の定めの中に息をする終の先まで背中まっすぐ
12
創作者▶︎教祖を望むミュージシャンのデビュー曲を聴きながら焦がす玉ねぎ
10
初めての頓服薬を受け取っただけの安心 今夜はカレー
18
ふと追えば頬杖ついて夏空を仰ぐきみいて頬杖真似る
10
水鳥は 川沿い走る 自転車に 深夜の眠り 覚まされて飛ぶ
10
五十日 詠みに詠んだよ 連続で 短歌脳には いつからなった
11
長い夜の 通り過ぎるを 待ちわびて 世界は朝から 始まったんだ
9
「満月に届け」と酔ってきみが投げた花束をキャッチしたら「ちがう」って
12
ヒーターが恋しい気温の朝だからもう晩秋が来てるのだろう
9
風邪ひいた? 木枯らし吹いて君想う本音言えないラインで我慢
9
星と星 二つ並んで輝いて 決して輝き失わない
8
強い風 寒さとともに 木の葉舞い 秋らしささえ 飛ばして冬に
8
上司から「君に一切任せた」と玉の逃げ道塞ぐ金打ち
9
亡き母が 食い扶持減らし グラブ買い 泡沫なりて 初戦敗退
10
紅葉を一足先に軽井沢バスツアーには峠の釜飯
13
百待たず 過ぎいく風に 身を委ね 薄く淡めく 猿すべらす木
11
水の秋二輪水車の廻る鄙 ただひたすらに時を刻めり
11
岬ひとつ巡るごとに湯けむりの 町の息づかい宿はまだ先
10
ご褒美にアイス分け合う昼下がり虹の掛かった庭にて芽吹く
7
音 そして電車は通り過ぎてゆく 残った風と傷をなめあう
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