雷鳴は荒々しくも束の間に去りて残るは蝉の鳴く音
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夏日来て 湿原染むる山吹の ニッコウキスゲ風に揺れをり 
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下風になごりの露は玉と散る木陰涼しき夕立のあと
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くたくたのTシャツの裾で汗を拭く信号待ちする少年のヘソ
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嫌々に出掛けた散歩雨が降りこれ幸いと千歩で帰る
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利根川の 土手初めての そり遊び 子らの転げて 枯れ芝の舞う
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ブルーベリー朝の暑さでもたれ合う「甘い実になろう」ささやきあって
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明月や団扇うちわ片手に手酌酒あられ豆腐にたこのぶつ切り
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水平線切り裂くように風を受けミズナギドリは鳥山となり
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澄ます身にそそぐ蒼さとなつのこえ うなじの風をみおくるおとめ
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ひたむきに生きるあなたにとおり雨 濡れたまんまでいさせないから
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髪染める妻の手うれし ふた月に一度のスキンシップとなりぬ
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ジャガビーを欲すも値段にとまどいてここも選ぶはジェネリック品
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炎天の道路誘導ガードマン 玉の汗かきプロの笑顔で
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効きすぎた冷房に裸足晒しおり大部屋にたった1人と1冊
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パンナコッタ ラム酒はないよ あったのは  期限が切れた バニラエッセンス
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蝉時雨せみしぐれ目覚めの窓にふと思う芭蕉も聞いた声はこれかと
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見下ろせば 流るる小川 吹く風は 命の音を 乗せてゆくらむ
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正しいか間違いなんか 無関係 貴方の存在 それが全てよ
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仕事終えレースカーテン揺らす風を白頭に感ずる至福のひととき
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制服の揺れるスカート追い越して 軽く感じる買い物袋
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きみを待つこの切なさが恋なのか もいちど鳴らすナースコールや
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前日の夜に屋台が並んでる明日は君と買うリンゴ飴
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空間を小分けにしては街が成る小さな陰の交わらぬ夏
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若き日の 共に交わした 盃は 酒は消え去り 涙で溢る
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自分から絞り出せるか挑戦中 既に頭は変な汁でる/慣れない考え事
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差出人不明の波が寄せてくる 誰の思い出運んできたの?
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数カ月ぶり耳元にキミの声すぐに馴染んでやっぱり甘い/電話
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突然の雨に降られて濡れそぼる槍の雨なら息絶えたのに
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料理して余るほどなら収穫時 始末すればと思うけれども/キュウリナス採れすぎ問題
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