Utakata
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ウドの花のメルヘンチックな可愛さに小さな妖精隠れてそうで
16
盆近し 庭の草取り部屋掃除 御先祖様というお客様
17
風に舞うとんぼのはねのかろやかに 暦ひもとき立秋と知る
23
梅雨明くる 報せあれども我が暮らし さして変はらず暁を待つ
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ソルベってなんだと言う母 気に入りて 白桃ソルベふた皿目食む/百歳
21
多幸感ピンクメイクは貴方には見えていたかな花火大会
12
母詠みし半世紀前の短歌あり 九十路の父とこころをたどる
18
嘆きつつなほ永らへむ道を行く己が定めと言ふほかなしに
11
八百万の 神に祈りて 土まみれ 闘魂燃ゆる 甲子園の夏
11
薄羽の黒い
蜻蛉
(
とんぼ
)
が夕風をふわりと降りて余熱の路上
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8
月の、朝のぬるめの温度感によく似た君のずるい優しさ。
10
併殺打打った瞬間理解した 涙よ出るなまだこぼれるな
9
六日前花火上げてた河川敷跡形もなく幻のよう
11
立秋の 気配を少し 感じ取る 日が暮れるのが ちょっと早まり
8
あけがたに こんびにいって すれちがう これからかえって ねむるひとたち
8
朝方にわずか二時間草取りを 昼寝醒めたら既に夕刻
8
戦場に行かせないため船上に行かせて死なせた良い教師だね
8
どれだけか 癌の寛解 病むこころ 先は見えずに 残る思い出
8
大切と 呼ぶには少し 遠すぎて 忘れるにはまだ 近すぎる人
11
浮かんでる入道雲を綿菓子と思えた頃が一番良かった
10
立秋の声きき逆に暑くなりエアコン様のありがたみ知る
7
夏が来てトルクが伝うインパクト工事の汗が床に滴る
7
補聴器をやたらすすめる店員よ♪うっせぇうっせぇうっせぇわあんたが思うより地獄耳
7
帰り道 わざと間違え 遠回り ふたり並んで 自転車を押す
8
白波に遠くの崖と青き空病の体痛み凪ぎゆく
7
熊本の人が見上げる空思う塩からトンボが低く飛ぶ夏
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台風で家にいるのに腹は減り大食い警報発令中
11
「人」として僕を見るのは
愛犬
(
いぬ
)
だけで 今日も一緒にお昼寝をする
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余とともに
齢
(
よはひ
)
重ねし街の店の心やさしき品揃へかな
12
熱帯夜泳ぐようにし帰り着く 微睡みはまるでせせらぎのよう
9
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