山茶花の 木陰に潜むミズヒキの 小さき赤に雨粒濡るる 
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コーヒーを丁寧に淹れる午後だからきっと世界はぼくらに優しい
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舌を灼く堅いもめんの湯豆腐が 胃の腑に落ちて秋の夕暮れ
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深夜でも煮沸している哺乳瓶  乳のにほひに父となりゆく
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久々の食べ放題の焼肉で我が身の老いを思い知らされ
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休みの日 あなたの好きなお菓子焼く  それだけのただ幸せな日々
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優しいと得をするのを知っている 知らない人がいないくらいに
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いよいよと 再度入院 心する ただただ黙し 煙草プカリと
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お高めのアイス食べても治まらん不調のときは寝るに寝れずに
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秋になり 離れて暮らす 家族には こんな気温と 寒いマウント
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同僚がにこにこ配るしいたけを焼いて頬張る秋の夕暮れ
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日々かたくなりゆく爪を切り飛ばし膝にのる子の明日は芋掘り
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何もかも捨てて出たいな一人旅ほんとのわたし見つける旅に
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父の言う「星の死を君はみていると思え」を胸に抱き今は一人夜をゆく
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残照は家並みを影に浮き出して窓の灯(ひ)朱(あか)き秋の黄昏
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この恋慕 自爆すんでの ストップ高 いつになったら 落ち着くんだか
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とりあえず 何もかけずに 食べてみて 俺は静かに ポン酢を置いた
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Be動詞 ありおりはべり いまそかり 単語でさえも 五七五(リズム)を刻む
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他の者に 想いを寄せる 君知れど 想わぬことの えもあらぬかな
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コロコロと好きになったり思い出す 常に秋空常に愛しい
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不本意に微笑む日なり間違えて名前を紹介された時にも
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休日の 朝から飲める 嬉しさよ 何と言っても 手製味噌汁
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明日参る お墓にねむる 父思い 好物食べる おやつ菓子パン
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赤々と輝きたるはビルの嶺 夜空に回る大観覧車
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何事も上手くゆかない次の日は 気分落ち込む ゴルフも同じ
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往復してたLINEの途切れたあとを 何度も見て寝れぬ夜長の
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平成のYouTubeの中に生きる亡兄わたしの今より若い姿で
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名の知らぬ美しい鳥の声聞けば広い宇宙が開く心地す
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老医われ働き盛りは過ぎたれど閑居はすまい、明日は月曜
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赤コキア茶色になりて箒(ほうき)草コスパ最高庭の落ち葉掃く
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