笑顔にてイオンの午後をかっ歩する若さが武器のまぶし世代よ
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集まり後いまだ一人の反省会 損だと思ふこんな性格
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冬川の細き流れや寒々し片足立ちのさぎにも風吹く
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一晩中 雪の明かりに 照らされて 白夜なのかと 見紛みまごうほどの
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日常を 普通と思ふ 幸せが 戻らぬ事に 気付く年の瀬
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破かれし 障子手直し 母笑顔 元気な捨て猫 父の代わりを…😸
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配食🍱に今日は付いてるプチケーキ 心遣いがとてもうれしい
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隣人の綿入れはんてん久留米柄 年中作務衣の洒落たイケオジ
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群れをなす数字の中に我と似てただ一つだけ孤独な素数
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世間では 仕事納め モードだが 納められない 予定あふれて 
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勝手口開けらば東雲色淡く かの日見たよな帯色のごと
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父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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戦地にも聖夜の灯りひそやかに涙の影の子らの笑顔よ
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ウラメシヤ ハンデをもちて れし子に あきらめろばかり 強いる母なり
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病院の陽だまりに咲く言葉たちケーキ三つのメリクリの午後
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雲覆う寒空の朝群れなして鴨は飛びゆく薄き光へ
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積む雪を片付ける夫ストーブに金時豆はふっくらと煮え
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覚悟決めなべて口あく蒸し牡蠣の潔のよさを残さずに食む
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寒月夜 芯まで冷えて 空仰ぐ 地域見回り 恒例なりて
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臥す妻へ味噌汁つくる年の瀬の寒き厨に湯気立ち匂う
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気を使い 空気を読んで 疲れ果て 好かれもせずに おいらは二十歳
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せわし朝 されど寄り添ふ 愛猫の スキンシップに 元気貰ひぬ
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痴呆治療行く気になった母さんが明日の準備に洋服選び
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木蓮の枯葉残れるその枝にれし蕾は春待ち顔の
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年の瀬の雪催いする厨辺に姉の畑の大根刻む
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三年も続く喪中にどうかとも百円ショップの鏡もち買う
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聞こえればほっとしているふすまから母のいびきが延び緩やかに
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通院で疲れる理由わけを語らえば待ち時間だとお互い思う
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来年の まっさらな手帳 用意して 夢と希望を 思い巡らす
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蕎麦買いに 蕎麦だけ買うの 忘れきて おおむね詰めの 甘い一年 / 反省
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