自販機の あったか〜いと つめた〜い ひとさし指に 迷い箸見た
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枕辺に 届くコオロギ寂しげに 秋の朧の十三夜かな 
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スマホなく 電車で文庫 めくる指に 紙柔らかく 文字目に優し
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秋桜を風あるように活けし午後 部屋の空気のふわりと動く
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よく映る自動ドアを見つけては 警備員はもみあげ揃える
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ひとりでも 頂きますと 手をあわす きみは 愛され 生まれたんだね
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外来診(み)終へ医局で珈琲味はひつつ短歌を詠むは老医われの至福
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乾かないスエット上下の登場に秋だと思う雨の部屋干し
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我がために ことを違へぬ おこなひと ぬくき言の葉 嬉しからまし
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しじまにて答えを待つより自らが温度分からぬ水に飛び込む
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傷ついたら謝るけどさ君のことを「河馬」って僕は言っただけだよ
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雨上がり 鳥のさえずり 空高く 木々の雫くも 光をまとふ
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昼ごはん 急いでおかず 口にツメ 思い浮かべる 秋の栗 鼠かな /図1/2
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オレンジと紫、黒と黒猫とオバケはびこるハッピーハロウィン
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口つぐみ 仕事に専心していても 貴女の声に 堪えるわけなく
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どこまでも青い地球で平和だとよむ・かく・うたう 僕らはいきる
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枝垂れて先の柿の実二つ三ついい塩梅に夕日に艶る
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ゆくりなく我にまとわる秋津(あきづ)かな汝は何れの魂(たま)かとぞ問う
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夢を見てあなたの予感がしたけれど 私は超能力者じゃないから
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留めなく 流るる秋の 霧雨に 吐き出す紫煙も 呑まれていって
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晩秋の忙しなくなくも世の百舌鳥 風の流れに身を委ねたい
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生涯を人の情けにすがりたる世に通らない私の在り方
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人間を 黒、白、黒と 染めていく そうしてほんとの ヒトができゆく
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人の物預かる金庫頑丈を確かめざるは心得がたし/時事短歌
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君の手で 改造された この一生 なんとか手網を 取り返すまで
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保健室で過ごすと決めゆくパワハラの社会の授業は受けたくないと
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鳥の羽根より軽い個人情報ぶら下げて生きているみたいだ/個人情報とは
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またたいて 子ども時代がまたひとつ ちかいの魔球 紫電改のタカ/哀悼 ちばてつや氏
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オンボロのトースターからでたパンと吾の心のムラは似ている
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鬼子ゆえアキノセイタカアワダチソウ 愛でられずとも勝ち組の花
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