Utakata
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謝罪して理屈にこころ追いつかず溜め息ほどでない息を吐く
16
系統図、途絶えた先のバス停は案山子のように影伸ばしをり
23
レジ前で トングの向きを 変えながら お願いします と会釈するひと
21
自分から
枠
(
わく
)
にハマりに行く
癖
(
くせ
)
に
囚
(
とら
)
われ今日は1日
不貞寝
(
ふてね
)
15
浮き沈みしても焦らず「日常」をひたすらに生き 時を重ねる
12
ピストルの音で目覚める朝もあり 青空透けるクラスの旗よ
12
看板は出してませんの路地ですし 白いダチュラが目印ですわ
10
トンネルにルージュがひとつ転がってイヌサフランはしずかに咲いた/折句・トルコ石
10
「ねえパパはどこへ行ったのママ」「庭にいるわよいつか掘ってみなさい」
12
くしゃみしてうるささ咎める人は居ず咳に労りくれるもおらず
9
「うたかた」を始めて以来二年過ぎいいね支えに三年めへと(いつもありがとうございます)
14
大賀蓮
(
おおがはす
)
早朝「ぽんっ」と咲くといふ 妖精来たりて杖を振る如
(
)
21
いつか来る別れを箱に仕舞い込み また明日ねと祈り伝えて
8
キーパーのいないゴールにシュートする やっぱり無理か みんなは塾だし
8
岡山の暑さをみやげに妻もどり今日の津軽は三十一度
8
慈しむ「目下や弱者を守ること」愛の言葉に泥塗る辞典
7
おふくろの問診票を代筆す おんぶした背の…なるほど、縮み
18
これホントに 捨てていいのと 聞かれても 思い出さえも 要らぬ世となり
16
アパートのガラスの向こう坂のうえ温室猫にまた会いに行く
7
ぼんやりと 思い出すのは 淡い君 風が揺らした 群青の夏
8
ミニチュアの潜水艦に乗り込んで空想の中を深く深く
7
台風の空席狙い赤のれん 店も休みで肩透かし食う
7
定期券タッチの音は重なるが違う路線へ進む背中よ
7
落ち込みて 言ひ訳出来ぬしくじりに 眠れぬままに暁を待つ
9
家中に追熟梅の香は満ちて昼間通過の台風を待つ
18
五月雨
(
さみだれ
)
の 初夏の野辺に 散りぬるを 青葉の
翳
(
かげ
)
を いま思いけり
6
風に乗りいづくへ失せし黒き鳶ふたたび舞へと雲間をぞ見る
6
思い出はペーパーレスがいやみたい。セピアに褪せていきたいってさ。
6
自信作投稿するもボツとなり補足の短歌入選となる(まぁいいか!)
13
きみがいた期間分だけ忘年をするさとふるの蟹半分食う
7
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