パパと行く動物園はもうイヤだお馬さんしかいないんだもん
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一尾にて 七百円とは手が出せぬ 秋刀魚食べたし懐寂し 
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閉店のお知らせの紙ネパールの料理をつくるひとのひらがな
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まだ蝉が鳴いているから夏だろう室外機だってまだうるさいし
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なぜもっと可愛がろうとしなかった過ぎた時間はどんどん遠くへ
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雨露が室外機へと落ちるが 心拍音と重なる夜更け
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化粧くらいしろよと宣う人間に晒す素顔は持ち合わせない
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ラムネ瓶 取れぬビー玉ながめつつ あなたへ手紙書いております
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セミ鳴けど 秋風が吹く 夕間暮れ 暦と季節が一致する嬉しさよ
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海外の 孫から届く 君の顔 疲れているか 「楽しい」と言うが
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道端のビー玉拾う特別なことのなかった夏の形見に
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さわさわと静かに降り出す雨の音コジュケイの声蛙の合唱
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冷蔵庫 開ける回数 減ってきた 夏の終わりと 麦茶パックが
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勝手知る街の見慣れたテナント空店舗に 「麻辣燙」が侵食していく
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半袖の腕をさすった夜風よるかぜがシルクのようで秋が近づく
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群れ運ぶ十六両の深海魚 光芒残し深く遠くへ
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零れ落ちる今と理想の高低差 貯まる滴に写る現実
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人生は何度でもやり直せるか安易に言うなよ簡単じゃない
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この夏の最終楽章指揮すべく野に一本のヒマワリが立つ
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じっとりとまとわりつくやけふの汗 晩夏の名残りに秋、勇み足
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熱帯夜 眠れぬ夜に 水槽の 熱帯魚見て いっときの涼を
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稲刈りがアレルギーとはこの歳で 目と鼻異変 生まれし我が土地
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気がつけば 自販機が赤くなりだして こんなことにも寂しさを得た
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君だけをなくした気して夏休み 八月三十一の夕暮れ
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仕事とは お金のために 嫌なこと 辛いことさえ 難なくこなす
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数珠のやうな降水帯の土砂降りに雷加はりて寝不足の朝
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灰になれ も少し頑張れ またひとり 最終列車は夢の国行き
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駆け引きは上手じゃないと云う君のふと放つ語に今日も眠れず
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これいいね!これだ!と買った便利グッズ そういや買ったね引き出しの奥
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悪夢みて 夜中飛び起き ねこ探す ここにいるよ ちゃんといるよ
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