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菜園に 勢い迫る蔓草に 戦い挑むも陽は暮れにけり
21
『読みたい本リスト』に
802
冊ある 月にも届く夢の高さで
14
ラジオから 聞こえる声を 楽しみに 映像のない 世界の魅力
14
たたみ皺のばせば子供のぼくがいて 光放った 衣替え、夏
27
さざ波を 眺めて終わる 一日よ 細かきことも 大事と思ふ
13
夜長して一人ぼっちと情けない犬と猫が吾支えおり
11
「新しさ」が 持て囃される 時代でも 「あんたらしさ」を 捨てないでいて
10
琉球の 切手で知った 慰霊の日 セントの文字と ひめゆりの花
10
麦畑と田植え間近かの水田とソーラーパネルひとつ車窓に
10
旅に出て青草の上寝転べば空の彼方に鳥一羽飛ぶ
9
あじゃぱーと言うたび母に注意され兄はガチョーンと反抗してた
9
あゝ街は こんなに昔の ままなのに もうあの頃には 戻れないのね
18
蒸れ匂ふ栗の花の香まとひきてバス停までの長き坂道
13
月を見て 互いを想う 夜がある 三日月が見守る 幸せな時
8
口笛を吹いてみたいな いい天気 孫と手つなぎ歌った『さんぽ』
16
この世をば わがよとぞ思ふ 道長の 歌を聞きつつ 眠る5限目
16
猟奇的事件のたびに犯人じゃないだろうねと母から電話
13
貴女から こぼるる音は色もなく 哀れ呑み込む 闇のごとしも
9
ヴォジーニャ(Vozinha)とふゴールキーパーの活躍でカーボヴェルデ(Cabo Verde)なる小国を知る
7
殺したい人と死なずにいてほしい人が同じ名前をしている
10
寄る波を ひとり迎えて 砕けゆく 岸の痛みを 誰も知らねば
11
死にたくてつまみ上げたさくらんぼが私の代わりに生きてるみたい
9
プチトマはどの季節にもあるけれど さくらんぼだけ梅雨空の下
15
ドレミの日けふだけ魔法かかりては調べに聞こゆ雨音さへも
6
ポケットは未確認です洗濯機 鳴門海峡ティッシュの浮かぶ
6
からんから ペンを落とした勢いのついでに何か切れた気がした
6
倍速で浮いた時間に置き去りの 胸に残らぬ楽しむこころ
6
あの人と同じクルマを見るたびにナンバーを見る未練がましさ
8
大凪の沖を見おろす高みにて鳶は静かに風を待ちをり
5
安定とおなじくらいにヒリヒリを求めいつもの時間に起きる
6
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