おろ抜きの 若き大根ザクザクと まな板の音一日(ひとひ)始まりぬ 
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寝る前の 日課の読書 この頃は 冷える指先 息を掛けつつ
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もう切るね 電話の向こうに 聞こえてる キミ呼ぶ声と 駅アナウンス
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やや寒やジャージ短し朝の道 一念発起の散歩危うし
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かもめ鳥迎ふる声のさわがしき小木の泊まりにわが船着きぬ
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夕闇に 刈り入れ遅き 金色の 稲穂の田揺れ ほのかに光る
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この街のどこかでいつか果てるのを覚悟というか冷めて肯(うべな)う
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やまなみと去り行く雲のたそかれは とけゆく糸の蒼にかそけし
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沁むようにイロハモミジの街路樹が北気に乾く肌を抜けてく
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駒ヶ根の 湯けむりのある 地に来たり 空青く雲ゆらゆらゆらり
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風船をわった責め苦を背負い摘む賽の河原のごとき納品
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朝いちの換気をすれば薄っすらともうそんな時期初結露つく
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この気持ち一体何かと問われれば 辞書の「孤独」に涙が落ちる
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川霧の立ち昇りたる荒川に 立ち去り難く 水鳥一羽
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「クロネコさんカンガルーさん飛脚さんあなたたち干支(えと)何?」「はい、辰です」
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色付いた銀杏並木を歩く時遅延行為でイエローカード
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11111 家計簿の数字 並んでる これはラッキー? なぜか笑みこぼれ
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宵よりも清けき朝の鉦叩(かねたたき)季の往くのを音に知りたり
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副業の満員電車の座席売り (夕されば 門田の稲葉 おとづれて) 蘆のまろやに(粗末な小屋に) 秋風ぞ吹く 071/100 大納言経信
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静寂を切り裂いていく夜のなか 自転車乗りは歌をうたうよ
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明日には 明日の風が 吹くからさ 今日は気にせず ゆっくり休もう
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曇り空「天気いいね」と飛ばしたら、微笑む君に七色を見る
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錆びついた 心のアクセル 踏み込めど かすかに馬力 上がるかどうか
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人気馬が 次々敗れ 魔のサンデイ  分からないのが 馬の調子よ
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スウェット 外着になって あたりまえ 格好つけても 汗なんやけど
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兄と僕同じ顔だと笑う君僕の恋だけ知らないままで
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長生きは してみたいもの 何かいいこと あるかもしれず
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気嵐よ「来てけらいん」や気仙沼 湯気立つ海の街のぬくもり
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灰色は ガードレールの キスマーク 僕らだけ知る 小さな秘密
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君のいない世界は蛍も飛べやしないくらい暗くて物悲しくて
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