Utakata
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太陽の不在を夜と呼ぶように君の不在を恋と名付ける
40
今年こそ呑もうと添える友からの賀状途絶えて喪中の葉書
15
お隣はインドの人でナマステとあいさつしながら生ゴミ捨てる/グローバル短歌
15
晩境の戸口に立って寄る辺無し知り人なき地今日も彷徨う
13
一年後生きていたならまた来るよ生きていたからまた来てみたよ
18
長月の宵になれども湿る肌 夜風に揺れた髪を纏って
13
今日のぼくと昨日のきみが手をつないで同じ三日月みている 砂丘
10
大切に乾燥させた薔薇の花鋭き棘はどこに消えたか
14
春寒し 香りこぼれる 枝垂れ梅 月影透かし 夜のそら朧(おぼろ)
10
ステップを踏んだ数だけ幸せになれる訳ではないけど踊ろ
10
簡単に捨てれるものと思ったが、いざ手放すとこぼれる涙
10
背徳のチートデイの今日だった昨日に続き二日目だけど
9
在りし日の 夢とぞ知らぬ 風が吹く 原はしおれず 今もかうばし
9
トーストの焦げめパリッと香ばしくそんな日々へと老いてゆくのか
16
色々とあるのよなどとファミレスの後ろの席の相談聞こえ
9
「これでいい」と自分で自分を想う 秋雨止んださんぽ道にて
12
ふるさとの空が心に浮かぶ日はふるさとの酒をちびちびと呑む/題『酒』
10
泣き叫ぶ心を叱りただひとりそれでもきみがいると思えば
8
1時間 寝坊したにも かかわらず 早めに寝ると 損した気分
8
白樺の木漏れ日浴びて氈鹿は蹄ひと打ち鳴らしたりけり
17
収穫のまえの田んぼも水びたし なんとはかない人のいとなみ
14
夕飯の支度しながら蒸す手間も
気億劫
(
きおっくう
)
さも初さつま芋
13
虫送り黄昏せまる千枚田 夏の終はりを告げるかがり火
9
駅で見た 赤シート持つ 受験生 頑張るだけで 君は偉いぞ
7
歌いつつお手玉3つ
操
(
あやつ
)
れり 我が母チエ子九十一歳
13
直接好きとは言えないからさ 来世は、君の栄養素になりたい
10
幸福を具現化させてつめこんだみたいなところ北海道は
8
天高く 上げる花火に 想い寄せ 空の向こうの 大好きな人へ
7
写真集配達待ちに訪れる男と女と新品の犬
6
冬に咲くふたつのすみれ春知れずヴァイオレンスな
菫色
(
ヴァイオレット
)
6
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