遅蒔きの 葉物野菜が育ち来て 我が家の膳を豊かに満たす 
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秋がふと 思い立ったのか 早歩き 道の隅っこ 葉はまだ青い
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前を向く僕の横顔紅いのは夕日のせいにしてもいいかな
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いよいよの第三章の始まりに 年金事務所の門をくぐりぬ
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バイク屋に 修理の礼と 菓子持って 行くと喜ぶ 三つの子いて
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台風のなごりの風に枝揺らぎ晴れゆく空に小鳥さえずる
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初雪の まだ積らぬを 知りながら  替え時迷う 冬のタイヤに
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何気なく君の名前を探してる別れたことなど知らない指が
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野っ原で 補助輪付けて 動き出す 早いものだよ 子の成長は /自転車1/3
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幼子の 微笑みを見て 癒される 心の傷も 業の深さも
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出産の朝の洗顔流転する私なる身に敬意を込めて
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やわらかな朝の陽を受け山裾の桂(かつら)の木(こ)の葉色づき初(そ)めぬ
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オンボロのトースターからでたパンと吾の心のムラは似ている
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精一杯受け止めてゆく言葉たち文字から声を想像してみる
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はじめての「予約枠20」の達成にナースら歓喜す。老医われとて
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冬が来た 雪の予報に 大慌て 買い物済ませ タイヤ交換
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「ずっと居る」なぜだかそんな気がしたの 明日も今日の続きなのにね
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コマーシャル 時代を映す セカストの 『旅する服』に 夢は広がる
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何ひとつまともにできぬ日のありて 洗心 古刹 円い月浮く
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木枯らしが早や晩秋と知らせ吹く 北の山では初冠雪も
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秋桜を風あるように活けし午後 部屋の空気のふわりと動く
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三毛猫がいつもの2倍喋りだし、秋の夜長に気づく十月。
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あの人が 今日も息づく 異世界へ きさらぎ駅にて 乗り換え行かむ
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花は泣く、かかとの下で死を待って。僕はまだ空ばかり見ている。
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玄関に 転がりこんだ 枯れ落ち葉 秋風くれた 冬の足音
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銀色から光沢取ったらねずみ色魅せていたのか隠していたのか
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狭き庭 義母(はは)並べたる鉢五つ 今は更地や白菊何処に
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乾かないスエット上下の登場に秋だと思う雨の部屋干し
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これをしも戀とはいふや秋萩の花のごとくに乱れて散りぬ
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流れゆく 砂と果てなき 海岸線 儚き跡を 踏み締め歩く
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