Utakata
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どんなにか美しかろう人類が滅びた跡を照らす月光
22
中秋の 名月仰ぐ雲間にぞ 朧に浮かぶ月影見ゆる
25
その星は黒猫座の鈴。美しく馨る光で君を守るよ
22
昼前の 空いた時間に 客席で バイトの面談 田舎のマック
16
この頃は時間が速い何しても追い越してゆく足がもつれる
29
そばにある きみと月見の今宵こそ 永くあれぞ、と 時計外さむ
18
あしびきの長き
一日
(
ひとひ
)
を千秋と 眠れぬ夜が我を狂わす
22
煩悩は無罪とスマホに打ち込んで
夜
(
よ
)
のコンビニの
灯
(
ひ
)
に寄せられる
20
二人連れ三十四年
夫婦
(
めおと
)
岩 穏やかな波夕日照らして
14
わざわざにお月見などはしないけど見上げた
夜空
(
そら
)
に中秋の
名月
(
つき
)
24
血に染まる土手美しや古戦場 未練吸い上げ曼珠沙華咲く
17
仕事先試飲と称して飲む酒は日も高くあり背徳感と
14
チョコレート金貨が何枚いりますか?北極星を手に入れるには
10
あの頃は 全く理解できなくて バサラの歌がやっとわかった
10
秋の日に五十年ぶりの再会にそれじゃまたなと言える友垣
10
ピアノから木々の音色を探し出す あなたの声は小鳥のようで
12
伊豆沼の湖を鳴らして雁の列 雲路へつづく一筋の風
9
行きつけの店でブレンドコーヒーを頼んだ日から秋がはじまる
9
提灯の あかりあちこち灯る夕 街が沸き立つ 明日はお祭り
10
這い出さず生ききし闇の案外に悪くはなきと振り返る夜
8
秋の田の 刈穂の籾を 袋詰め 我が作業着は シリカにまみれ
15
人生は魔法ではないまたいずれいい事なんて起こりはしない
9
成りたやは今こそ此処に捨てませう猶予はすでに過去と成りけり
8
紫外線 百害あって一利なし されど日焼けは夏の勲章
18
さようなら僕の人生茹ですぎた素麺みたくぷつっと切れた
8
死ぬ時は一緒がいいよどうせまた喧嘩できずに寂しくなるし
8
月きれい話題に出るも次に出る言葉は月見バーガー食べたい
17
雨が降る 一人畑に 種を蒔き ナスとトマトを たんと収穫
7
責めすぎてしまう時には豆を挽きメロンパンの耳を齧りましょう
8
大相撲 贔屓力士が負けようと いい勝負なら まあ良いことに
9
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