Utakata
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居座りて 夏風邪いまだ癒えぬ身の 若き日遠く齢を嘆く
19
愛猫のチロルの方が私よりバランスの良い食事をしてる
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ランドセル背負った子たちの行進をただ眺めてる東京の春
13
難しい手術でしたが成功です こちらが摘出した信念です
11
食卓の芍薬落ちてコーヒーへ 幸か不幸か決めかねる朝
10
五月雨の雲の幾重に閉ざしても
明
(
開
)
くるは早き夏の
天
(
あま
)
の戸
10
始まった第二の私未熟なまま すべてを許す小さな神様
9
悪口を言ってしまった後悔で 昼間の笑みは紛い物へと
9
食べる量 減らすか運動 するべきか きゅうり齧って 思案する午後
13
ルーティンのピース二、三個欠けゆきて 四、五歩近づく 老いの足音
15
新品のバスマット敷く二千円で幸せ早く買えばよかった
7
虹色に染まる渋谷をねり歩く今年も生きるあなたとともに
8
ぬばたまの夜に夢路のあめふらし 黒の
深山
(
みやま
)
にたどる きみが香
10
暮れなずむ飯森の野辺提灯の明かりかすかに葬列は行く
8
梅洗い青から黄へとあか抜けて塩辛くしてしばし待たれよ
13
寝る前に あなたの大きな耳たぶを 思い出すのは 恋かもしれない
7
朝晩の冷えは
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
ものぐさの着てる七分に日除け腕カバー
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笑っても泣いてもそこに君がいてこんな気持ちを恋と名づけて
7
テレビから「荒木さん」のセリフには反応するなよ君はアレクサ
7
司馬三島安部と大江の比較表 コパイロットは即座に示し
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そよ風の Shall we dance? で手をとって ふわりと揺れるレースカーテン
7
ツバメはね パスワードはね もってない もってないけど きみとはあえる
7
自らの テキトウ ズボラな性質を 呪う日もあり祝う日もあり/今日は呪う日(反省)
10
イイネとは言われぬけれどこの話 いいの自分が気に入ってるから
9
葉先より幾万の月が滑り落ち 音なきままに 夜明けを濡らす
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夕暮れにひとつ鳴きける時鳥涙落つがに橘の降る
6
雨予報曇りの畑虫飛ばずどこで彼らは空を眺める
6
子らからの宅急便のあひつぎて冷凍庫うめる博多や出雲が
6
一人時間 七日分のパックして 終わる日に 貴方に会えて 二人の時間
5
前もって子を諭したら「歯医者しゃんで泣くかどうかはオレが決める」と
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