古木なる幹の根元の陽だまりに胴吹き桜 風に微笑む
46
脳トレに始めし短歌うたは拙いが夫亡きあとの生きた証と
44
若き頃 花がらを摘む意味さへも 知らずも今はその手間愛し
44
早々に夫はサンダル履きたがり ごつい足指グーパさせをり
43
拙きも詠むは楽しき日々のうた いいね貰って心がおどる
42
真っ白な 大雪山だいせつざんの稜線と 目線があえば 洗われるまなこ
42
そよ風に乗ってここまで来たんだね 君の笑顔と優しい想い
40
陽光の眩しさ時に灰になる頭痛持ちには遮光カーテン
40
春の陽へ小花の集い風拾う赤き銀河の芝桜かな
40
回線が やる気と裏腹繋がらず 詠めぬ一首にアオバトの鳴く
40
購入を 決めたワンピース 売れてい😭 その日届いた 税金納付😭😭
40
棘のよな言の葉一つ受け止めて春茜見つ風に吹かれり
40
風通るなだりに群れるカタクリの俯く角度君と確かむ
39
ぬくき日は亀が顔出し日向ぼこ 春の池のさざなみの立つ
38
自転車の旅路に満ちる花の香をこぼさず走る夢の百キロ
54
出口まで「さんぽしましょ」と看護師の白き温き手 明日へ背を押す
37
とりどりの 花を咲かせる 店先に 夏を先取る 真紅のペチュニア
37
躑躅ツツジ咲き 主役をきそふ 庭先は 木瓜ボケ石楠花シャクナゲ 牡丹ボタン参戦
37
寡黙なる侘しきかどを晴れやかに祭りのごとく舞う金魚草
37
船乗らば直ぐに近づく小さき島 猫五匹来るウェルカムの如
37
軒並みの庭に魔法をかける南風はゑ 早咲きの藤の垂るる卯月
36
カスミソウ優しく包み彩りの華々映ゆる春の晴れの日
36
洗剤の量を間違え部屋中がフローラルな僕になってゆく午後
36
本日を夏の起点と独断しアイスカフェラテ解禁とする
36
玄関とリビングだけは見目良くと あれこれ精出す老ひの踏ん張り
36
心労が くれまでも 削り取る ちゆく我を 誰も見ないで…
35
ゆるゆると暮れなずむ 春宵の帰路 見逃さぬやう 探る明星
35
夜風よかぜ香る 春の星粒 すくい取り 新しき星座 空にえがかむ
34
「贅沢な無駄だったね」と笑うとき 僕のポッケの青春が鳴る
34
残雪を遠近おちこちに見る卯月中「ヒグマ注意」の看板の立ち
34