Utakata
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美しく老いる予定をキャンセルしイタい私で生きる楽しさ
36
日曜のちいさな旅を視れた日は初夏の風吹く至福の時間
16
神武以来の
美少年
(
ぼうや
)
が還る 夜の空 三島寺山、席空けて待つ
19
獲れたての じゃがいも
蒸
(
ふか
)
す 湯気満ちて 大地の香する 芋を頬張る
14
雨降りて 梅雨空映す紫陽花の 夏告げる蒼光り輝く
17
はじめての 歌を送りし この胸の 小さき鼓動の 音のみぞする
13
お約束 守りましょうね 各国が あなたの言動に ウンザリしてます
11
頼めおく人もあらなくに郭公今夜ばかりはこの里に鳴け
12
初夏の湿原青空高く、葦(よし)そよぐ風涼し
10
孫帰る 肩で息する夕まぐれ
老夫婦
(
ふたり
)
にまるき幸せの残
16
蒸したての
蜀黍
(
もろこし
)
熱き皮剥けば黄色と白と粒艶やかに
10
この国は闘うことを捨てちゃった いじめることは大事にしてる
9
ネガティブな言葉ばかりの海を泳ぐ 何かがあると信じてみたい
9
許しとは最大限の反撃だ 青褪めた顔でも空元気
8
ひっそりと二人で開くお祝いで生まれた意味を知る誕生日
9
酒の朱に染まる頬して笑われつ 月を呑む夢 まだ醒めやらず
10
八朔の種二十個ほどを植ゑたるに
一月
(
ひとつき
)
まちて四つだけ芽吹く
7
「約束をする約束」でさえ果たせずに
(
契りきな かたみに袖を しぼりつつ
)
末の松山 波こさじとは /こさじとは「越さない」こと 042/100 /清原元輔
8
私めに人を愛する資格など無い汚部屋だし貯金もないし
7
涼風
(
すずかぜ
)
に
當
(
あ
)
たらば聞こゆ
蟲
(
むし
)
の
詞
(
うた
)
軌條
(
レール
)
の刻む 明日の足音
7
健やかであらねばならぬ母なれど 先の行方に明けぬ夜もあれ
8
雨の日と諦め午前買い物の午後は雨止み心浅しや
6
彼岸花 終末の気配 煌めいて 自作自演の 偽り笑顔
7
長蛇の 列に並ぶのか 悩んだが 出口に向かう ゴッホ展なり
13
坂道の丸い模様は幼子の我の足跡 小股にてゆく
6
呟きは心の叫び 言葉沸く文字に替えれば詩 となり歩む
7
寝返りの動画ママから送られて君の「初めて」繰り返し見る
15
嫁さんの 寝返りチョップ 喉に受け 今日も静かに 朝を迎える
7
つらき日の できごとすべて シャンプーの 泡に預けて 涙ごと流す
9
逢いに行き 逢えないままに 帰り来る 貴方はきっと 知らないでしょう
5
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