梅雨晴れの 水無月往きて文月の 一年ひととせ早し時は巡りて 
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「酷い目に遭わされました!」と早口で 訴えながらも膝に乗る猫
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最寄り駅 やり過ごし来たこの街も 誰かの晩飯 カレーの匂い
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わたくしのこころによぎった幸福のしっぽは意外と元気に振られ
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きみのさす白いパラソル待つ夕べ紫陽花こぼるる寺の石段
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巻き爪が伸びる痛みで飛び起きて ゴミ出し成功!三文の徳 /「早起き」
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歌会に歌を作りて三十年吾も老たり九十五歳
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西瓜すいかより 水瓜すいかのほうが しっくりと  瑞々みずみずし赤 仲夏ちゅうか潤す
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紅葉こうようを 知らない友に 見せたくて 秋詰め込んで 送った小箱
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人様を 遊びに誘える 人になる 遠い未来で いつかきっと
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昨日の 疲労困憊 解けなされ 高濃度バブ 入れて朝風呂
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お湯がさき芋焼酎のかほり立つ瑠璃の切子の一つ余りて
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温室の中だけが現実なの、と巨大なハイビスカスが微笑む
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塚石に舞う黄ぃ揚羽 黒揚羽 つれてゆけよとわが手さし伸ぶ
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始動する 今日がいちばん 若い日と われに告げたり 鏡の前で
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様々な 音色に触れる ささやかな 非日常が 間もなく開演
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公務員ハンター新設HUNTER×HUNTER三十九巻発売
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病からそなえにかよう眼科医の「問題無し」をかてに一年/検査5つのすえに
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水盆の中にトマトの転がって今日の生活始まっていく
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コーヒーを抑えたはずも冷麺のスープ底まで 夜間頻尿
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ペン先が 乾いたわたしの ボールペン まっくろくろすけ ぐるぐる湧いた
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憂さ晴らし次には憂さの元となり果てなく続く憂さのわさわさ
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目の奥に季節はずれの雪が降る嘘の分だけ重たく積もる
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夕暮れの社やしろの木々に影が落ち 帰れおいでと鳥が啼きおる
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君といた あの日の風が 風鈴を かすかに鳴らす 君に会いたい
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手違いで届かなかった恋文は五年かかって親に届いた
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建物が 取り壊されて 新しく 別のが建つと 記憶なくなる
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夢破る イビキかきたる 猫退けて  我が手に君なく また猫を抱く
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アボカドを 野菜と思い 生きてきた 知らないことは まだまだあるな
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哲学やアニメを政治に使うなよ お前ら読んだことないだろう
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