立冬の 暦に読めど定まらぬ 気候に動ぜず石蕗咲けり
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立冬の 冷たき風の吹く里に 紅き干し柿軒下に咲く 
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カラカラと 冬の訪れ 知らせ来る 落ち葉吹かれて 赤と黄の乱舞
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テレビでは字幕読むのが癖となり難聴気味に気づかないかも
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秋深み紅葉散り敷く山路(やまじ)かな安芸(あき)の奥にも錦(にしき)ぞ織れる
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金色の銀杏並木にサルビアは真紅の色でセンター飾る
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君はやっぱ優しすぎるよ 元気でね、忘れさせてよ 風邪ひかないでね
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生垣の名前わからん木なんだが赤い新芽にしばし見とれる
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病みバイト 無期懲役でザマあみろ こどもの頃に教わっただろが
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疑いが確定となり告知され抱きしめた母の肩は震えて
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ひさびさに出したセーターまだすこし他人行儀な香りを抱いて
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午後六時二十分なり ほろ酔いの老夫婦(ふたり)の帰り路 秋風ひとつ
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ストーブを つけるまえまで くっついて きてた猫、今 ストーブ命
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ちはやふる神無月にもなりぬれば里に時雨の降らぬ日はなし/擬古短歌(今年の神無月は11月9日からです)
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巻き爪が痛くて上手く歩けないしかめっ面の横断歩道
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捨て小舟古傷いたむ能登しぐれ 癒へぬ思ひを海に流さん
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みそ汁の えのきが奥歯に 挟まって 取れないような 1日でした
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君が呼ぶ時だけ僕の本名が百文字くらい長ければいい
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年月が 過ぎて細りて その姿 日毎散る散る 花弁一片
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おふくろが なんでキレたか 知らないが 親父とにかく 謝っておけ
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柿剥いて窓辺の小春祝いけり 外には枯葉静かに落ちぬ
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いにしえの暮らしを偲ぶ石仏(いしぼとけ)前垂れ清く赤とんぼ舞ふ
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湯で作るスポーツドリンク酸っぱさが風邪養生にしみるレモン味
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寺の屋根に昇る朝日の茜色空いっぱいの雲迄染めて
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病室の白きシーツの端に見ゆ母の踵の冷たく小さし
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横になり何も言わない母さんが景色になって既に久しい/介護
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おしたしかおひたしかでの言い方で 朝の食卓既に戦闘  
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初カメラ カバンに入れて 持ち歩く レンズ剥き出し ホコリつく
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ピーポーのサイレン真似る遠吠えがバックコーラスめいた犬たち
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数年来テレビを見ない私よりアイドルを知る70の母
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