夕月に命のうたの響きあうこの寂光を君に捧げん
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鱗雲 ジグソーパズルのひとかけら 夕焼け空からぽろりと落ちる 
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斜め前解体工事始まって聞こえてくるは異国の言葉
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朝早くしずかな道を歩きつつ紺のマフラー結びなおして
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葉と蔓が立派に育って見えたって地中の芋は掘らなわからぬ/不作だった
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米袋ぐるっと置いたネズミ捕り 魑魅魍魎を跨いで担ぐ
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権力を 持たぬ者ほど 持ち得ると  嘯(うそぶ)く者が 政治家とはね
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裏道のまばらに散りたる枯葉見て 木の葉のささやき ヘッドホン取り
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録画したばかりのネプリーグをまだ熱いうちに見てしまう22時
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公園を散歩する人走る人我れを追い越す今にみておれ
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今君に せめて一目見 叶うなら 手探り行きたし 黄泉平坂 (改正)
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儚さは飾りじゃないと知っていても 画鋲のとれた凹を撫でる
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どんぐりは重力任せで旅をする(もろともに あはれと思へ 山桜 ) 花よりほかに 知る人もなし 066/100 前大僧正行尊
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失恋じゃない 私はもう恋終わってた あなたはただの先輩だった
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自覚なきゆゑ甚だしき老害を眺めて恐るいづれ我が身と
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玄関に父が無断で立っていた ゼウスの掟でトイレは貸す
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だんまりを かつ丼食うか?の ひとことで 終わらせるのが ドラマの世界
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新米と一緒に送らる干し柿はたっぷり甘く蜜のあふれて
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階段の手すりの側(がわ)にそっと立ち老夫婦(ふたり)の息の落ち着くを待つ
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薄青の空ゆるやかにつがひ鳥ぴたり離れず風のまにまに
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スコーンのぬくきかおりのひろがりて秋霖はいつやむのだろうか
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シュワシュワと入浴剤が融けていく それに合わせて涙が溢れる
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何気なく 裏のお寺の鐘つけば 大通りまで しみじみと鳴る
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肯定が否定に変わる一手打ちオセロの石は真黒になりぬ
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自分では気にとめなかった言の葉を「落ちてるよ」って拾ってくれた
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病でもお勝手仕事やれるうち意地も半分平気と思う
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清掃をされた落ち葉が重なってやがてまた咲く命なのだわ
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人の世の嘆きを乗せて濁りたる印旛の沼に月影沈む
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やさしさは気に障るもの生きるのは上手に気を紛らわす生活
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万年の旅路の果てのその先で 唯一残った花の一輪
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