御仏(みほとけ)の微笑みを目に焼き付けて柿の色づく斑鳩(いかるが)を去る
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もみ殻の山に焼き芋秋収め 子供時代はセピアとなりぬ
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錆色に軍手は染まる鎖場を続く仲間と峰を越えゆく
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杯に 満つる地酒の月影の 鰹肴に眺む十三夜 
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ハンガーにセーラーブレザーかけたまま慰められた曲の数々
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野良猫が ちょっと進んで 振り返る 俺はこれから 床屋に行くよ
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咲き誇る 月下美人に 火を放ち 伸びる煙を ただ眺めてる 
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メモアプリ 並ぶ日付は 悲劇前 この日に戻れる 魔法はいづこに
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貝は海で僕と食べよう起こすから君は助手席で少し寝なさい
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柿の実の 軒に吊るせし 家並みも  今は昔の 秋となりけり
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妹の 家族訪れ 我が生誕 祝うろうそく 甥と吹き消す
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白竜が横たふ如く雨降りの山あい渡る重き霧雲
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今でこそ もらった言葉 御守りに あの日私は 目を見もせずに
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こもれびを紡いだような手触りのブランケットを探しています
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春樹らが走る路地裏片隅でコインロッカーを蹴り開けし龍
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頼りない そんなボクだが 君だけは 笑顔にしたいと 健気に思う
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油そば 冷やしラーメン 焼きそばと 色々あるが 麺はなんだろ
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ひらひらと散る葉のゆくえ  目で追って  今日も生きてる いま、ここ、自分
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九分九厘いないと思う 宇宙人・グリコサイン前の日本人/初めての大阪でびっくり  
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さむい夜 人肌恋し 温もりを 今宵コンビニ おでんを食らふ
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窓口のぶっきら棒はムカつくが 笑顔良過ぎに戸惑うことも
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地下室に避難しようか竜巻のような社長がまたやって来る
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世の中のすべてが通り過ぎていく 読んでない本、行けてない国
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溝(ドブ)で咲く 花みて思うその覚悟 金網越しに 咲き誇らんと
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バイキング 旅行だからと言い訳し 朝からもりもり2人前食す
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何者にもなれない夜を嘆くより何者でもない夜を謳おう
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やかましき解体の音おさまりて雨音さえも嬉しく聞こゆ/近所の解体
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起き抜けの煙草で脳を痺れさせ鬱な仕事に赴かんとす
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衣替え 秋服出して 間もないが カバーしきれぬ 冬服出番
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白樺の 木漏れ日浴びて 丘の上 煌く夏と 共に散りけり
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