Utakata
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風を避け駅の待ち合ひ来し人は寒っと二回くぐもる声で
45
暗き朝 仕事へ向かひ 夜帰る 自宅の秋を 知らぬ…霜月
41
午後に聞くオルゴールの曲優しけり尖りし吾を撫でるが如し
40
音もなく 冷たき
時雨
(
しぐれ
)
舞ひ降りる 声のなき空 冬のはじまり
39
富士山は初雪浅く地肌見せ墨絵の筆の
掠
(
かす
)
れの如し
39
桜葉
(
さくらば
)
は
一葉
(
ひとは
)
のこらず 落ち果てて 届かぬ手紙 どどと着くよに
37
植え込みに 雨粒強く 打ち付けて 周りの音消す 静寂な時
36
忙しくもペットに和んだ子育て期 亀の名コナン楽し昔日
36
グラデーション
見惚
(
みと
)
れてしまう朝焼けに 得した気分
休日出勤
(
きゅうしゅつ
)
の朝
36
半月でコキアの色は赤み増し季節の進み確かむ秋の日
35
いつもより三割増しの大きさで月は静かに側に来ていた
35
金木犀
(
もくせい
)
の香る陽なたに黄蝶二羽ひらり束の間の秋と
戯
(
たわむ
)
る
34
切り花のコスパ日割りで考えるそんな僕にも秋のひだまり
34
木枯しの一号雲を掃き清め澄みし御空に十三夜月
34
あの山も この山もまた 唐松の
黄金
(
おうごん
)
の山 ドンと座したり
34
チャーハンを おかずに白米 食べた君 同窓会で 今も伝説
34
秋の句に収まりの良き語彙探す時間かかりて雲流れ往く
34
もうなにも咲く花のなき花畑それでも雪虫舞いて賑わう
33
葬儀屋のネオンサインは煌々と大河の様な国道の脇
33
手を洗うときに袖口濡らすぼく「アホやな」と言う君が恋しい
33
吹く風はメタセコイアの高みなる梢に冬の気配運びぬ
33
木犀の香る坂道一歩づつ杖を頼りに空仰ぎつつ
33
赤貧の 中にあっても 質流れの ラジカセを買う 昭和の父よ
/
文化の日
33
友の如 感性似たる
短歌
(
うた
)
読まば 笑ひや迷いじわりと刺さる
33
秋晴れの 岡崎の街 風にのり ジャズが流れる 大人時間に
32
あおむしが のたりのたりと 歩き行く 色鮮やかに 衣をまとひ
32
朽ちし葉は
螺旋
(
らせん
)
を
描
(
えが
)
き舞ひ降りる 露天風呂から眺む晩秋
32
秋風の淡き夕日に密やかに秋明菊は細き手をふる
32
十七年たくさんの幸せ有難う!
愛犬
(
キミ
)
のお家よ 骨壷を置く
32
そこはかと寂し雨夜を慰める床暖房のほっこり加減
31
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