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病院の塔の上から母カラス「カーカー頑張れ負けないでね」
0
新しい服を着てみたほら君に一番先に会いたくなった
3
恋の愛 友の愛 などあるけれど 相互フォローの愛 はあるのか
4
玄関に彼女の傘がない朝の雨のしずくに感情はなく
6
布一枚ヴェイルに包まれ朝
発
(
た
)
つを
厳
(
おごそ
)
かに待つうめぼしおにぎり
0
パンプスで濡れた道路に
散
(
ち
)
り
散
(
ぢ
)
りの花びらよけてひとり帰る
夜
(
よ
)
0
朝早く君と話せる悦びと我が失言が空気淀ます
0
眼の前の事を細かく俯瞰
(
ふかん
)
して今ある僕達壊さぬように
3
俳句詠むあなたの一句聞いて今一首詠みます想いを込めて
0
静寂な独りの夜に響く鼓動 慰めるようとくんとくんと
0
そうですか貴方の世間はどれですか?私のはその白い花です
8
感情を犯されがちな僕たちにまだ早すぎたインターネット
3
雨の日にこそ知る風景 嫌なニュース その日の午後に会えてよかった
0
幾億の人々の群れ君という奇跡に出会う銀河の掟
2
離れたら体内温度は下がりゆく私の肌は清く正しく
5
混じりあう視線の先に講義後の約束交わす君と僕かな
1
ジュルジュルとムクドリの群がにぎやかに「春の小川」をさわやかに詠う
1
応用は苦手だけれど君へ取る距離は微妙な公式使う
6
日も暮れて蛭も虫も騒ぎだす令和の五月熱い温度
1
ひとくいのイメージほどには怖くないつぶやきながらゆく鬼子母神
1
今日昼間歌を作ろと思ったが忘れてしまったそんな休日
1
多過ぎと思うぐらいがちょうどいい やはりキャベツは縮むのだなあ
5
三十になろうともいう真夜中に嗚咽を漏らす恋をするとは
3
何時だって黄金の
泡
(
エール
)
ぷは~して
呑兵衛
(
のんべん
)
だらりよ千代に八千代に
2
吾の世界
攫
(
さら
)
いて揺らすは蝶のようなあなたの瞬き睫毛の震え
0
蜃気楼織りなす午後の微睡みはカラスアゲハの翅の煌めき
0
憂鬱がぎゅうぎゅう詰めの月曜日 まだ聞こえない天使の喇叭
7
手にはなほぬくもりのこる別れぎは袖をふりつつとほざかりゆく
0
とらえたと思う我が手をすり抜けてなおきらきらと君は輝く
2
指先でシーツのしわをもてあそびふるさとの形つくりては消す
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