大卒で 生涯給金 二億円 死んで闇市 五十億円
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『アヴィニョンの娘達』には見えているミルウォーキーの終焉の冬
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ミキサーに粉々にする僕を入れ知らないけれどときどき悲鳴
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寝転んでSNSを斜め見る庭の空から星が笑った
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駅蕎麦屋 敢えて立ち食い 選ぶ衆 温いかけそば S 三百円
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にわか雨みたいな殺意すぎさって見えた晴れ間にとりのこされる
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パプリカの鮮やかな色に情緒が少し不安な現代社会
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恋なんてそもそも湯気がもわわんとびっくり水が冷まして夫婦
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左手なら神の領域マラドーナその魂はきっと揺さぶる
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ホットチョコこの冬なんて溶けないできっと温めるクリスマスまで
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誰にでも等しく優しくする必要なんてないから大丈夫だよ
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田母木の上(え)座りたりけむ父と我 太陽の温み樹の温もりなり
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田母木の上(え)座りたりけむ父と我 太陽の温み忌の温もりなり
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静かなる夜に響いた子守唄 今は昔の君の温もり
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おい雄太たった五度目の失恋で「地球終われ」と 俺困るって
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粉雪よ風に舞って散るならば「風邪ひくなよ」と伝えて欲しい
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間違いをひとつだけだと信じてた君の目に降るぬるいスコール
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全ての 音が音が うるさくて 生きてることを 思い知らされる
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片思い してるだけだから 浮気じゃない 愛したいのに 愛せない君と妻(ひ  と)
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恋がときに 残酷な結末に 終わるのは 憎しみの感情と 紙一重だから
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みなさまへ ホントにごめん 昨日の僕は 覚えのない歌を いっぱい上げてた
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気づいたら 溺れるみたいに 苦しくて だからあなたに この手を伸ばす
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「ライブT 推しと僕らの ペアルック」 「ペアではないね、いっぱいいるね」
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白い泡いっしょに僕の切なさも洗い流して 頼むよシャンプー
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こっそりと父の箪笥を開けてみる今年一番緊張の午後
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覚えても寝ても覚めても忘れても胸を焦がした恋の記憶に
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恋文は読破したのか?前人の未踏の山に二文字を追うよ
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シャキシャキの歯応えばっか含んだら恋の痛みにポロッと泣くね
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「老人のつぶやき」の如く恋をせむ青年詩人哀しかりけり
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5mgの眠剤と 僕の忍耐力の 勝負では 到底薬は 僕にかなわない
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