蓮見  フォロー 0 フォロワー 0 投稿数 27

さみだれのコンサートまであと数節 高鳴る水がピチカート織る 

とけてゆくさくらのはなが視えるのです 耳に音像 まどろみのいろ 

紙ふぶき散りばめたようきんとんの萌ゆる色香をあなたのくちに 

なみなみの砂に磁石を突っ込んでこぼれおちてく名づけられぬ葉 

我の名を凝らして書き写された字 慈雨 線香の煙に巻かれ 

なみなみの感情に手を差し込んですくい上げては取り零すこども 

‪言葉という箱の中に流し込む かたちを成して何かを失う‬ 

切っ尖をつんと澄ましたミニバラの泡立てたホイップのあどけなさ 

不定期にタップが効かず世界に置き去りの小窓からこぼすゆび 

まぶたうら暗き宇宙になだれ込むビー玉波紋となって 音像 

傷口を手当てされてる東館集中治療たいしんこうじの明かりはいまだ 

群生す黄色いつばみな東向き白亜の外壁シアター開演 

籠入らずの玉が梅干しのようだから涼やかな笑みへ擲果 あまくなれ 

人知れず秒針の駆け上がる音時刻の襟を正す怪談 

慈しむ たったの線の一本を正しく記した男子、あのとき、 

本館を削ぎ落とし建つ東館に日焼け止めでも塗ってあげたい 

知らなくていいから絵や文字だけ観てて〝遺されたメモ〟を見つけるように 

ならべるとりんかくが浮かび上がるから遺物なの どんな◼️かいつか、 

眠るとき誰しもが視ては忘れたり等しく潜む超常現象 

膨大な時間が目の前ひろがっておそろしいから目を閉じる 覚める 

ゆびさきがつむいだことばを束ねて異も同もない花になりたい 

紺青 猛々しく踊り狂おしく笑む旋律鮫の如く 恋? 

‪ふくよかな奔流 踊る音飛沫 耳をすませば海が目醒める‬ 

もうりんごいくつ分の怪獣が来た 植民地産のジュースは誰が? 

素麺に寝そべるように海に居たい 沈みもせずに 溺れもせずに 

しだれ咲く天のむらさき乱れ髪 カーテン見上げ落ちゆくは我 

覆面の鳥たち囀る化かし合いアドリブショーロックアセンス六歌仙』 なぞる残像