いちばんの好物最後に食べる癖 治らない、きみに辿り着けない
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桃色の指先と首の黒子と 僕の目を見てくれないまなこ
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「暑くても死にゃしないよ」と云うきみに体温を上げ尽されて死ぬ
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乱れてくひとつ結びの汗ばんだ額にかかる髪と劣情
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選択肢間違えて途切れた会話 ジャムトーストはいつも裏向き
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みぎひだり先頭に立つその人の位置で地元が透けるESエスカレーター
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点検中 我が家まで昇る ヤマトさん ご苦労様と 讃えなむ
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子のつとめ 母のつとめは 否や無く ただもう一つ 身体が欲しい
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「いのりたい ときに祈りの 対象が ない無神論者はかわいそう」は誰言ってたけ?/過去作回想
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飛ぶように 水無月の日は過ぎ行きて また溶けそうな夏がすぐそこ
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明日から またいくばくか留守とする わが猫恋しき 日々が数日
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夢うつつ フミフミされて 寝て起きて お風呂入って 爪痕気づく
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自分にも してもらいたいことならば 自らせよと マタイの聖句
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ショーヘイを日毎見守る祖母のごと世界の宝となりゆく姿
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大混雑修羅場の院内 唯一の癒しは赤ちゃんの後頭部
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スマホでの予約は出来ぬと肩落とす 患者を受ける 母と思ひて
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やって来る夏の暑さを此処ここに来てようやく身体からだ思い出す頃
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会いたいと 彷徨い人は 罪もなく 告げたままもう 夏をむかえる
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懐かしい 万年筆で したためる 一文字ずつに 生き様滲むにじむ
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人の数 其れより無限に物語ドラマあり 皆それぞれに 主人公たる
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母は今日82年を駆け抜けて止まる事なくシニアズスロー ㊗️誕生日おめでとう
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母の日と誕生日だけは去年まで。今年度から廃止らしいです
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悲劇知る 信玄演じた 猿之助 母を手にかけ 辛さは知らず
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学祭であし、むね、ひとみ、飛び跳ねた僕はいつまで若いのだろう
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君が持つシロツメクサに吹いた風まだみたことないこんな透明
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降り出した雨があたって街じゅうをパーカッションにしてゆく夜更け
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ていねいに型紙をとるよう暮らす身の丈に合う凪をもとめて
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十八の梅雨に言われた病名は青春コンプレックスらしい
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好きだったあの人も聴いているだろかこの雨の音 あの雨の音
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滝山の 虐待続き 逮捕者も 証拠ないから 入られずかと
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