虚しさや 儚さを知り ふと思う 元気を出せよ されど生きてる
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人目から 避けているよな いないよな 我が人生は 野辺の雛菊
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妄想や 決して勝てぬ 現実に されども逃げる 手を伸ばしても
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月冴えて暁の空背景に義母の腫瘍と向き合う夕べ
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行方不明になった子供を探し行きこの物語を終わりにしよう
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夜食には欠かせないもの 山菜と卵と肉と君の鼻歌
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もし僕がイワシに生まれていたならば つちから生えて夏眠を気取る
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ピョンピョンと小躍りしたくなる日々は いつもグラスの中で逆さま
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A4の紙に書き詰めたおめでとう 色んな言語で祝いたいのです
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たとえすべて夢だとしても年金やすき家バイトがある夢なのだ
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上限の月に魅せられベランダへ 濃紺の空浮かぶ月白
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ゆりかごから墓場までのパーフェクトオートマティックベルトコンベア
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教室の四角い窓の向こう際僕らが思う以上に夏だ
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オーボエダモーレふいにかなしき夕なぎの松帆の浦にうしほ満ちくる
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午前5時 眠れぬ僕の エラーコードは  500 Internal Server Error心の内部の問題です
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病院で 死ぬ人って 多いよね 僕は好きな 場所で死にたい
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午前4時 デジタル時計が 教えてくれる 僕の心は 404・Not・Found亡くなりました
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そういえば 夏は死体の季節ねと すいかを切り分け きみは笑った
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冷え切った希望のひびから湧き出でる電気のようなそれは何でしょ?
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世界とはほぼ社会だがぽつぽつとはみ出して個体なるものがある
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あんなにも遠くの空に沁みわたる色で歌った皆の鶯
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三色の毛並みに投げかけた賛辞 また香箱に折り畳まれる
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土星から一寸拝借 ほらごらん 君のくせ毛にとびきり似合う
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求愛の姿態そのまま凍らせて永久とはにもだせりギリシヤの壺は
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まよなかの侵入者は殺虫剤でくるり回ってほたりと落ちた
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まだぬるいミルクティーちびちびりやり服間違えたみじかい旅路
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玄関のラムソーダの空き缶をまだ片付けられないままの冬
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近頃はするりとうそが溢れでてなりたい自分は夏の逃げ水
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春の花がいっせいに咲いて 緑一色に変わる寸前の 鎮花祭
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「わたしもだ」 誰かに言って欲しくって 野にも川にも 歌を放って
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