Utakata
登録
Login
サイトのご案内
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
…
次 ›
最後 »
たまさかにあくがれ出づる寂しさもふはふはとして空即是色
3
官能も禍福も恋もあわせ呑み偏西風と東に消える
7
畜生の如く素直に拗ねるとて三十路の夜には可愛げもなし
0
身の内を図像化しせる短歌にて頭の中の曼荼羅みせる
1
草をはむうさぎの口のせわしさに生きることの大変さを知る
2
揉み込んだボディスクラブ山猫軒知らぬふりして喰われようとも
0
卓上に秋とふ色と姿にて置かれてゐたる富有柿二つ
3
羊雲よきことのある兆しとふよきことなくともそのままにあれ
5
越ゆること後回しにする日常性この壁の高さ見上ぐるばかり
3
誕生日プレゼントには何がいい?ではマフラーを編みましょうかね
1
種蒔けど芽吹くことなく我出でり 十万億土に花咲かす旅
1
その人が悩み苦しむ弱さこそ誰かと共に生きさせていく
6
マネキンもかなしい夢を見るだろう ともだちふうふこいびとかぞく
7
自作したピアスをつけて君に逢う 気付いているかそうでないのか
2
僕たちの間 引き裂く分断線 嫉妬・蔑視の顔をしている
4
世界史の先端にいて今日もまたでかいキャベツを刻み続ける
6
はらはらと帯解くごとく梨の皮剥かれて白きはだへの見ゆる
1
青空のかけらあつめてきしごとく青き花咲く花野の夕べ
2
赤茶けし皮の鞄をあけたれば昔の人とかさなりてゆく
3
ふうはりと星の科白をつぶやけるあはき黄いろの落ち葉の叙情
4
かさこそと嘘といつしよに吹きだまる軽きカ行と小さきサ行
4
ニンゲンとうまく生きられないことを すべて他人のせいにしておく
3
性的に松田翔太を見てしまう 春そのもののように降る雨
4
たんたんと死を待つだけの生活が何年続く先が見えない
4
夕暮れがあらゆるものを暖かく包み染め上げ眠らせていく
5
継ぐ人の無き家清く飾られて
裾先
(
すそさき
)
釘
(
くぎ
)
掛かる如く呼ぶ
4
いちにちを一旦なかったことにするねむるを選ぶときの崖際
2
うつせみの人目をしげみ地下鉄のふた駅さきにまちあはす夜
2
シルカヨと今なら言える卒論の口頭試問教授のツッコミ
2
五字七字の間に流れるせせらぎに
何人
(
なんぴと
)
が気付き 音聞いたのか
1
新しい歌
人気の歌
« 最初
‹ 前
…
4788
4789
4790
4791
4792
4793
4794
4795
4796
…
次 ›
最後 »