いつまでも既読にならない「またいつか」消してしまう勇気はないから
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あしたこそ未来の私に期待過多 きっとできるよ任せておくね
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あかぼしの明くバルコニーを包むような真紅は二人に限られていた
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あのひとが 私の歳を越えたとき そばで笑っている花であれ
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“愛”なんて “永遠”なんて “夢”なんて 嘘か誠か 夢か現か
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『これ以上だれも私に触れないで』境界線としての黒髪
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元々は ネタで始めた ダイエット いつの間にか175センチ 本気になった55キロ
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コメダで オーダーしたいの 色々で 詰まるところは いつものコーヒー
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人の目を 見るのが怖い 君の眼を 見る僕の目は たぶん泳いでる
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この谷は深く深く 峠の前の 神かがったような空気
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そのからだにめぐるコーラと悲しみが 炭酸の痛みで私もわかる
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なずみゆく無花果色の夕の空ただそれだけの十月オクトーバーのそら
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トッピング長々伝え「それ2つ」何とかチーノを君と飲む午后
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究極の真理に震えた後の手で葱と生姜とにんにくを切る
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冷蔵庫の永久凍土になりそうなピーナッツバターと君を待ってる
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産めるのに産まない人も産みたいが産めない人もいる 生きたいよ
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さみしさを埋められなくてまたひとつ積み木の城が崩れてゆくの
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新婚の君に幸あれ心より『You Raise Me Up』を歌う
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「声が好き」十年前も言ってたね私の魅力はそれだけですか
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ともすれば灼かれてしまう愛だからもう逢わない方がいいですね
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愛された後の身体にひかり降りたったひとつの花になる我
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写真だと思ってポーズをとる人の「これって動画?」と気がつくあわい
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階段を二段飛ばしで駆け下りるように冬へと近づいてゆく
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余計に寂しくなってしまうなら足を折ります時計の針も
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看る親と病児の摩擦流星の夜に紛れて涙隠せり
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「次止まります」一斉に灯火して夢の続きが駆け下りてった
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太陽のように輝く無意味さと道の小石に過ぎない意味と
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洗うなら洗濯ネットにそっと入れやさしく洗って今日の私は
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「ありがとう、でも僕一人でできるから」ほっぺを寄せるあなたはいない
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言葉なく心だけある我が犬は私の気持ちいつも見ている
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