フロントの窓に広がる曇天の 色の名を知る雨待ちの昼
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今日を切り取る朝が来て カーテンの細い光が首を横切る
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茶葉たちを朽ち果てさせるの しのびなく 多めに入れて紅茶ケーキに
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港町かもめの翔んだ坂道は海を探せどビルだけ並ぶ
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サルビアと 青いリボンの 横顔に せかいの中心 きみの麦わら
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軒先に雀と燕が大騒ぎ蛇に向かって交互に挑む
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秋彼岸アカアカ燃える曼珠沙華 花は葉見ずに葉は花を見ず
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ひさかたの 雨埀あまだかや菅根すがのねの ねもころ眺む秋のたもと
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枯れ始む雑草の中 つゆ草の一輪二輪 儚げに咲く
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たまにはと クックパッドをお休みし カンタンお菓子の本など眺める
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秋立てば毛皮を持たぬ動物がやたらタータンチェックを好む
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大根のおろしをぎゅっと水を切る指が赤くひりつくしっぽ
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かわったり うしなったりも せいちょうで おとろえにさえ きづきはあるさ/爺草︵笑︶
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ときを飛ぶくるまとんぼの複眼が秋をくらます真昼の光り
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今一番 我の恐るる更年期 大したことなく過ぎますように
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歳をとり先の見えたる人生よ それでも何があるかわからぬ
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若さとは自由と葛藤あわせ持ち 強さでもあり弱さでもある
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テロメアを たちきるように 水切りを 花にとっても ひとにもさだめ
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若き日の友人達に想いはせ もとに戻らぬ後悔ばかり
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漢方の空袋におうねこがいる マタタビ成分はないはずだよね
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出れないなら 日曜、完全オフの日に オンの日あるの?と言ってくれるな
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夢の中 旧ふるい知り合い 名前だけ 荒唐無稽な夢だけれども
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舐めてよし噛むだら旨し熱々の白子 啜れば汗が鱈々(掛け詞  寒鱈)   
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まだ暗き 朝闇のなか 眠りつつ 夢に泣く人 そっと揺り起こし
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相愛に目立たぬ様に声ひそめ すでに一緒と決めいる逢 引き(折句)  
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さざ波の波の寄せくるみぎわ立ち水平線に君の面影(折句)
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秋の朝 風に揺れるは君の髪 白く、ふわふわ 光と馴染んで
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玉鉾たまほこの 里なる山の黃葉もみぢはの いまを盛りと色づきてなむ
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秋山あきやまの したへる里はにぎはふも 紅葉もみぢ比睿ひえしづかなりけり
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丹頰につらふ 紅葉もみぢにしきもりて 深山みやまにあるをたれか知るらむ
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