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給わりし飛び魚の身で人波の時化ゆく暮れの巷間を飛ぶ
3
ガムを噛む夜遅いのでガムを噛む味すぐ消えるガムを噛む噛む
1
こんなにも 未来を託す 人がいた 希望の光 見た思いなり
3
盛り上げ隊 思い新たに 企画する 未来を拓く 新座談会
1
母親の日記をかくれて読んだ日の淡い女性はしたたかなこと
15
静と動 真逆のようで 延長線 静から生まれ 心身の動
13
昼日中 身体の中に溜め込んだ 熱を吸い取る きゅうりと奴
8
「冷凍の餃子は駄目よ」言う叔母よ 今食べてるの 冷凍のですが
7
エアコンに 過重労働を 強制す 軋むルーバー ブラック経営
6
梅雨も明け いよいよ暑さも 極まれり 洗い桶の中 泳ぐクワガタ
5
東京の 夏は 暑いが 静寂で 電話越しの 蝉がうるさい
12
3
年間息子がお世話になりました 感謝を込めて部屋掃除終え
7
後悔をするような余地無くすため一生残る傷をつけてよ
14
わが猫
(
こ
)
たち ゴハンをいっぱい食べたとさ ラインにホッとす 半分だけだが
4
末っ子で要領よくておしゃべりで 笑顔の
貴方
(
あなた
)
は私の太陽
6
人混みの中で必ず探してる いるわけのない遠い
貴方
(
あなた
)
を
11
夏も暮れまだ飛び立たぬ雛燕ぼくらは時季をのがしつづける
4
ひらはらと 点滅をする 言の葉を 留めてくれぬか 夏用シャンプー
5
蝉時雨 煩い位に鳴きここに殻を残していった面影
10
ひと夏を塊にしたような雲雨を降らせや大雨降らせ
3
オルゴールみたいにゼンマイ回したら歌を歌うよはんぶんにんげん
4
この時間
(
スキマ
)
往復できるものならば そんな考えも頭をよぎり
2
夏の日に香水かいにデパートへ新たな香りであうたのしみ
4
青空がブラインド越しに描いた夏の残像染まる左手
2
スタジアム 沿道で聞く 歓声を 切り裂き響く 金属のおと
3
妻の声 新たな気づき 感謝する 高なる声に 腹の立つとも
1
眠ってた彼がむっくり見を覚まし 俺の
短歌
(
うた
)
は?と催促された
3
よこたわる シーツの下で うごめくは さてはゴキさん いやセミのつま問い / 昼ほしたシーツ
7
梅雨明け宣言日、大暑お見舞い申し上げますか。暑い。
2
過保護気味の母の眼差し 無き猫
(
こ
)
らよ 再会の日まで どうか健やかで
5
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