岩窟の母うらわかくふたり仔の遊びに微笑まふ偽家族
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あには羊の頭ををとうとはあにのかうべを擁きぬ 聖母子画
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ロッテリア クーポンのホットチョコレート 毎年憧れ 憧れでおわる>近所に無い
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まちかどの ピアノの曲は今日は知らぬ 我のクラシック知識に偏り
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元気だせムーンウォークでカレ登場 意外とうまくアンコールする
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放課後にあなたの音があの子のもとへ廊下のあたしは喉がかわいて
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日記書く 事実と心を俯瞰する あんなに作文嫌いだったのに
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東京の 逢瀬に現る デカチワワ
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ワイシャツに腕を通すと急速に冷やされていく 冬の朝 肌
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水面に浮かぶ氷痛み知らずに消えてゆく私の愛もそうなれたのなら
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夕暮れに転生したらブランコに 泣いている女の子をのせた
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そんなこと知らないのかと言われそう そう前置きし「教えて」だとさ 
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ガス管に つづき壁 屋根 こわれてて 今月ものいり ふところもさむい
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プライドの日はないのかと読み漁る 雨に掠れたごみ出し看板
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一泊だけ 慌ただしいけどまた来るね 写真の長女猫あのこにキッスを投げて
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有名な 風邪の引き始めに葛根湯 けれども実は初めて飲んだ
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「ファビュラスや」おじいちゃんそれどこで覚えた
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雪国から嫁ぎ驚く冬の花 今年も山茶花さざんか蕾をせり
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園児等の「いってらっしゃい」声掛けに会釈で返しつつ照れくさい
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究極の悪あがきとは健診の一日前だけお菓子抜くこと
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銀杏舞い 舗道の子らは 落ち葉蹴る 襟立つ冬の背 追風のなかに
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干上がった川の後には乾く藻が傍で満開秋桜たなびく
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黄昏るふたつの思いためらいの落ちゆく影に月が寄り添う  
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無機質と慣れをまとって通過する改札の床は少し剥がれて
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追うほどに転がり逃げる錠剤は指先触れて視野を外れて
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ものおもひふとくちをつくひとりごとこのごろふえたとひとりごといふ
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ビヒダスのパッケージがいま猫柄モフサンド ブルガリアからしばらく乗り換え
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実家にて 母とタヌ猫と川の字で 猫タヌの小さなイビキが平和
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退屈な映画にあくびする我はロボットよりも賢いのかも
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温水のシャワー待つ間に思い出す 気になるあの子まだ冷たくて
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