愛すれど 愛されぬこと 多すぎて いじけて今や 盆栽の松
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一も二も 正義ばかりが 表立つ 愛などただの 看板文句
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抑圧と 恐怖の中に 目覚めれば 根性までも 被害妄想
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ストレスを 感じることが 多すぎて 抑圧されて 窮屈なんだ
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ただ一つ 命の在処 胸にあり この中にあり 生きてる感じ
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梅雨空に 晴れ間があれば 外に出て 街を散策 河原に出たり
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凛と咲く百合の白さに負けてない 君の肌が眩しい七月
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カップル二人 釣りに来たけど どっか行くそんな彼女に「つれないな」
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たへがたき 喉の渇きに 潮いずる 井戸水汲みし  明け方の夢
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曼陀羅を何故描くことになったのか悟り煩悩本来同一
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想い出を断ち切るための引越の 訳を知らない娘ら 
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スマホから大雨警報 通知音 新聞配達中の娘気がかり
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非通知の着信見れば君思う しかし今では迷惑電話
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毎日が飛ぶように過ぎ もう三月ミツキ  一体なにを変えられたのか
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疼痛と熱なら我慢介護職 カバンの中には鎮痛剤あり
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ぼくたちは入道雲に誘われて革命見据え歌を歌うのだ
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丸楕円白薄黄色無地印字気分を静めてあげるカルガモ
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もう僕は 帰れないかもしれないと 枯れたシーツに置いた指先
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雨音と シャワーの音に照らされて 丸い光が 涙を流す
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結局は 人はいつかはしあわせになる、と言いきる 君がまぶしい
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なめらかで白くて丸い快楽が発売と聞きやって来ました
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さいはての青と緑の地平線思い出すのは優しさばかり
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人間嫌い 煩わしすぎて 断捨離したが 友達出来て 嬉しいと思ふ
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泣き叫ぶこともできずに 僕だけが 僕の死体と 死んでゆく部屋
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ある人は 他人を操り 統御する 歪んだ野心 狂った願い
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英米の 目的一つ 金儲け 資本主義とは 覇権に過ぎず
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薩長の バックになった 英米の 餌食になった 徳川幕府
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どしゃ降りの音に窓際眼を閉じて鳴り響いている拍手喝采
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米撒いて雀が見つけて来る不思議同じ時間に来て鳴く不思議
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雨の降る世界を窓から覗くときなぜこの世界に生まれたと思う
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