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曇天の 今日一日も 無事暮れて 部屋干し揺れる 続きの始まり
9
諦めたようなその目がいやだった 波打ち際で弾ける記憶
4
きみ逝きて二十五年が経ちました今日はあなたの誕生日です
12
祈ってる笑うあなたに嘘をつかなくても生きれるようにと
5
雲低く 日差し届かぬ桜の木 私の想い行き場失う
8
首筋の濡れた桜の花びらの真下の痣の青の深さ
3
飲みかけのジョッキの向こうに見えるのは 頬赤くした笑顔のあなた
4
多分だけどあのホームランは日本まで届いたと思う、桜満開
10
ぽこぽこと浮いた背骨をなぞってはピアノみたいに弾いた二時頃
11
あの煙草の銘柄だけだよ知ってるの あとはあんたが最低ってこと
5
病院の薬の中にありません ぬくきことばとおもいのくすり
13
もう何も分からなくなる頼むから君の視線で俺を殺して
3
オルゴールの「さくら」が鳴る病院の窓へと花びらが舞い落ちる
6
i see you ハロー インスタのストーリー グッバイ
他人
(
ひと
)
の幸せは嫌い
3
様式美 誰もいないけど待つ信号 車ないけど渡る歩道橋
5
うんこしてスマホをいじってうんこする。 これぞ効率重視の民ぞ
3
なぜここに 生まれつく地は 宿命か なんと健気な 路傍のすみれ
7
帰りつき 愛しいわが
猫
(
こ
)
の頭撫で キラキラ見上げる瞳のねこたち
10
全員が敵だとマジで思ってた 踏み出すまでは自分さえ敵
14
気をつけて帰りまーす、と姉様と兄様に言う 梅干し貰った(パックで)
5
整備済み中古良品保証付きこんな出会いはもう無いだろう
12
博打より良い買い物と知っていて保護費の重さに「購入」押せぬ
11
大声で騒ぐやつらのマジョリティ とんかつ和幸で中和する夜
3
写真みて幼き時に視た都会感動消えぬと祖父は語りき
4
ぼく海に行きたい、と啼く猫がおり頭の中はバケツのミルク
4
春待ちて 花のようにも 隠れん 心の雨も 時は来て ゆるやかに照り 見つけしは 小さな工夫 道なき道 歩みゆくかな
2
在宅が 長きにわたり 思う事 よくあんな靴 毎日履いてた
9
昼飯をミスった時の「………」って感情はいつ消化されるの
5
曇天の 散歩がてらの 桜見は 人出少なし 悪くもなきかな
7
遠方の桜便りを聞くにつけ庭の残雪朝の薄氷
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