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「外道が」と 投げ捨てられる彼の者ら フグは実際釣れても困る
2
タンポポの茎から離れ蕾あり 化けて出るなと暗に合掌
2
流れ星 昔は不吉な天狗星 せめて吉にと三回願う
3
頂戴よねぇ頂戴よ頂戴よ 私に頂戴君の恋慕を
3
水仙や 蕾一つが 床に落つ 準備不足で 遺書は書けない
3
撥水の頬はさながら雨合羽 滑稽なほど弾かれる粒
2
紙袋お付けしますか ホトボリがまだ熱いので、有料ですが
1
諦めに気づいてくれとは言わないし一昨日買った桃もあげるし
1
胃の中で大海知らず溶かされる 会話途中で飲んだどうぶつ
2
着ぐるみに気をつかうときの笑い方成長しても治らなかった
4
一列に並んだ雲は前だけを見てビルのうえ夏を進める
2
テレビで見る方がリアルねはねまわる人形みたいな球児見下ろす
1
この山を越えると人は関西弁はなす流れてゆく関ケ原
2
百年も生きたからこそ孤独なの さみしさをみな目に収めたの
1
ご先祖は今頃帰宅
渋滞
(
ラッシュ
)
かな天への上り線は混雑
3
土を食う姉と革命家の兄と古書に埋もれて死んだ弟
3
夜に出て黒くきらめく石畳 青い男の眼玉ひろった
2
落蝉を拾いて夏の盛り逝く生きるものだけ死ぬことができ
10
砂の立つサッカーコート日に焼けた少年の脛まぶしい柱
7
きっとすべて無意味なのかも八月の空はこんなに青がってるのに
5
夜の雨あなたを過去にしてしまう手を伸ばしても夜はつかめず
11
海へと向かう車で明日を想像してた鳥はまだ鳴かぬ
1
掠れゆく文字を集めて押し花のフリする夏の忘れたい夢
2
明日から電車に揺られる毎日を爆破しに来て日曜日の使者
2
赤と青闘う空の夕暮れをのぞむ私の胸は静かだ
11
人により人と呼ばれて人となる循環定義の蒸し暑い朝
1
水晶を初めて買いてプログラム 秩父山塊渓谷に埋め
2
西武池袋線入間駅から 地平に秩父ラヴェルのボレロ
1
不条理の只中なる暗き夜に 蟋蟀飛ぶを見て驚く
2
雷に蒼ざむ雲の相貌に 万物照らさる任務はたせりや
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