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誰も僕の事を知らない街へ行き愉快なホームレスとして死にたい
4
血の色の思いの中で染まるんだ抱き締めたいの本音はいつも
2
猫の毛を 櫛ですいては 毛玉にし 飽きた頃合い 猫はまだまだ
6
世界一 でかい観覧車は 君と 行った地元の 百円のあれ
3
パピコとか二人で分けてた十五歳 甘くて酸っぱいそんな思い出
9
かなしいよ ひとりで触れるやわらかな身体の真ん中長い夜中に
2
ただひろい畦道をゆく四足のちからづよさにおどろかされる
5
菩提寺の御堂の床に耳触れる なむしゃかむにぶつ染み込んでいる
3
冷蔵庫前でまってる 影うつる 影のねこ耳 また愛らしき
16
一見の客にも優しくしておくれ セルフレジよお前のことだよ
11
ホラー映画でこわがれないよ 夏の夜のしずけさのほうがよほど不気味で
3
真夏でも湯船につかる楽しみは 深いブルーのミントの香り
7
雨傘を かばんに入れた 初夏の朝 お天気コーナー 、君は見ないで
5
この橋を渡って君に逢いにいく ヘラオオバコに見上げられつつ
3
あさっての 放課後うちに 来る君の 写真 剥がして 棚に隠した
10
ほんとうにわかったやつはみんな往き、わかったふりのやつばかり生き
8
モッツァレラチーズと夏の相性はトマトとバジルによく似ている
4
てくてくと低山歩く四人組アルピニストの穏やかな老い
15
こがねの野辺 かえると家守がうたいだすパレードがあるわがふるさとよ
4
天国は理想を求めて作られる天国知らぬ人の手により
4
降りる駅表示が地獄になってても興味本位で今なら降りる
4
前向きに気持ち切り替え頑張ろうただ目の前が真っ暗ですが
3
おげおげと苦しみ吐いて倒れそう膝より先に崩れゆく脳
3
もし僕が主人公なのだとしたら勝手するからもうだまってね
2
あつあつの お好み焼きに いじめられ 舌が痛むも ほおばる至福
9
ただひとつ見つめているの 枯れ落ちて種がこぼれる太陽の花
7
雨に閉じ込められているままですか?傷口は避けてあげますからね
3
床が実は天井だったらいいのにな。いたいのいたいの、とんでいけ
2
ペンギンが「ペ」って鳴いたら「ンギン」にも意味を見つけてやらなきゃいけない
4
ゆるされてその先なにがあるのかを ゆるされなくて知らずにいるの
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