「地獄」というルビが振られた February 「バレンタイン」に 上書きしてよ
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親ガチャと言うは易きこと 国ガチャはずれた人を思えば
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月明り雲速く流れゆき 動かぬ光あれはシリウス
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エアコンが壊れた自室でひとりごつ32度は俺の部屋じゃない
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手をつなぎ顔をよせ合いいつまでも愛のささやき語り合いたい
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ゆっくりと 明るくなっては また暗く 雲の流れを 窓辺に見たり
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あげられるひとがいるのは幸せだ 見つけたものもことばも愛も
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はにかんであなたにあげる 気に入ったものの一番おいしいところ
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スーパーで息子と連れションなんでかな妻に対する優越感
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早々と友の忌明けの迫る中一人残さる夫君の嘆き
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世界ここに在る素敵なものを「素敵ね」と 言う仕事に就く履歴書は書いた
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友だちに、愛する人に恵まれてきつく手を組む お目こぼしあれ
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愛してる。あなたのおかげでにんげんになれたの、愛すことをつかんで
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神社の神輿坂登る三台を見送り買い物する夕暮れ
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受け入れてくれたあの日の安心がいまも貴女を愛しているの
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べきばかり言う年輩と付き合うなそんな忠告傾聴すべき
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哀しみも通り雨のよう心ではskip my feet 水溜り 、晴れ
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この街の一部としての私から穏やかな色を残す日のため
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いつでもあなたに逢える運命のどこでもドアがあればいいのに
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思い返す日に慰めになるような小さな花を日々に咲かせて
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恋なんてあったんだっけと油断して君の写真をみて爆ぜる胸
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下草の茂みに立てる露草の青 凛として秋ひとしずく
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イケてない 自分隠すは 進歩無く 扉開けたら パワフルになり
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言霊の 染みる覆布に光るメス  声なき君の声を制して
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東京はやっぱりちょっと馴染めない 空の広さが全然違う
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業平なりひらか はた団子屋か まっすぐな言問橋ことといばしの名前のいわれ
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夕闇の庭でしろもふボール投げ遊んでいるを月が見ていた
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どんぶらこ どんぶらこ 桃、海に出る! ジンベエザメを見に行くそうです
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清涼と羽が織りなす秋の色君が明かした程遠い夜
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よしよしと 焚き火を世話する僕たちの 影 もくもくと傾いてゆく
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