恩人と 些細なことで 諍いて 遠ざかる日々 疎ましからん
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🚃品川、横濱、大船、鎌倉、逗子、湘南巡り
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ゴシゴシと 削ることが できたのは 心じゃなくて 表層だった
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京都、「山門のぺんぺん草や安養寺」虚子.いい句だ。
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古希前に 働くことの 有り難さ 妻と二人で ジムに行く日々
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真っ白なシャツを纏った脳みそが青色を求めをジムへ急ぐ
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とくとくと 夜の夜長の 相棒に ちっちゃい日本酒  おっきな満月
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ラグビーの 華やかなりし 活躍に 陰で支えし 栄光の人
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ブランドが闊歩している新宿のホームレスの清潔さ知る
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お気に入りの日傘は蒸れた薄緑 枝豆みたいに海が恋しい
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死の淵で 臓器移植の 道探し 闇の世界に 落ちる悲しさ
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栄養を余すことなくいただこう君を食べるならきっとスープがいい
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瞳から溢れ出てくる閃光に三回願う流れてしまった
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我が道を ここまで来れた 感謝にと 助けてくれた 人達の顔
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リハビリで 限界挑む 高齢者 今再びと 立ち上がらんか
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限界で これで最後と 言い残す 錯乱の友 何処へ行く
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バリバリと左上空すぐ近く空気震わす肝も震える
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欧州で 若者と会い 我が息子 過去の悩みが 走馬灯のよう
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君たちももう間がなくれて焦るかとこのごろやたら賑わう蚊
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孫と来て 波間に跳ねる 飛び魚の 姿眩しき はしゃぐ声聞く
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狩る方の気分で見ればたぶんそれ夢の楽園だったのだろな
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雷鳴が。一天にわか掻き曇る雨来る前に窓閉じねばと
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湿度計には便利なる髪の毛の決まらぬ日にはデザートを買う
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元来の祇園精舎になき鐘は片手で鳴らす柏手のごと
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オンライン がっぷり四つに組みまして タカシマヤさんとやっと繋がる
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明日には 明日の風が 吹くなどと 昨日の僕は 今日に嘯く
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じゃあまたね 柔風遊ぶ 昼下がり 髪帯リボン結びは はらり解けゆ
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目を閉じて悪夢のように押し流す 嫌いになってしまった夏を
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希望なら手に入るけど絶望を歌うためには足りぬ文字数
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「どちらでもない」世界だと言い聞かす 何にもしたくないからだよね
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