週末の家族の出来事話してる貴方の笑顔を遠くで見てる
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『生殖を前提とした粘膜の交接に限り保証対象』
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水原はなぜ大谷に賭けなかったのか 敗因はただそれだけ
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イベントを 走る走る 俺たちは 推しが欲しいしダイヤは惜しい
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「ぬくもりが恋しい 今夜会いに来て」 言えない 私、強がりだから
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春キャベツ棚から消え失せふと世の中に親しみを覚える
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死んだくらいで泣くようなやつだと思ってなかったわ 泣かせんなよ
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夏色のかたばみの花悠々と古参の鉢で借り暮らしかな
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気がつけばいつも段取り組んでいる土日忙し宴会部長
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終わりなど想像するなお前の命は病に負けたりしないあのひとを殺すつもりなら世界ごと終わると思えすべてを恨む
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蛇口からお水飲むねこ 理由あるよ ながれるおみずが いちばんしんせん
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あなたとふたりで見た月が1番きれいだったよ ずっと、それだけ。
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老犬のお尻吊り上げ散歩するリハビリ毎日 私は筋トレ
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大木の 折れた枝先 眺め呟く あたなもここで ずっと頑張っているんだね
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恋の歌私は書けない そう言って ほんとはたぶん照れていただけ
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この地から 去りたくはない 心地よさ 二人三脚 もう一踏ん張り
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庭で手折った沈丁花の香り満つ 背伸びした香水よりも素敵に
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窓開けて 少し遅めの ブレイクに 暑さ和らぐ 春風感じ
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お約束のサイゼのドリンク三杯目 満腹幸福おなかいっぱい春陽麗和はるのひうらら
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志賀の山むなしき枝に雲過ぎて花園いづら夢のふる里
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街並みが 春色にかわるそんな午後 黄緑 空色 桜色
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散りざまも また美しき 春の花 私の想いもそうでありたい
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「意外だね!」 お前は何を知っている? 31字の小さな復讐
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今もなお二月のままのカレンダー 明日には僕も墓の中かも
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具の方がおおきナポリタン作りたり 残り物野菜の処理班なので
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植物も 人や動物 虫さんも 春の陽気に こころおどらす
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はまぐりを蒸して開いてバター乗せ 焼いて醤油を垂らし合掌
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恥をかく位なら息潜めてよう。でも期待する「非凡」な自分
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夕焼けを映す数多のシャボン玉 集う近所の子らは笑った
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英明は黄色注意をしなくちゃとよく言われまたビールで変わる
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