朝と夜の汽水域にやわらかい哲学 音楽を流そうか
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午前4時ハンバートを聞きながらあなたを思う夜から朝に
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ミクシィを見ながら開けたハイボール静寂な夜消してく日記
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夕暮れに傾く太陽足早に 急かすは東の秋の満月 ハンターズムーン
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東京の街で初めて泣いた夜孤独は美しいと母は言ってた
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図書館で隣り合わせた人のよう何も知らないこの心地よさ
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櫻葉の散る時期知ってる人だから笑顔の下は僕に見せない
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この鍵かそっちの鍵かと開けてみる君の想い出心のとびら
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角なくてどんな具材も包み込む歳をとったら鍋になりたい
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君におやすみは言わないおはようを送ることだけ考えて寝る
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ハロウィンの先駆者ですが未来にはこんな闇など思いもしない。
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皆より出来ない私愛おしく思えてからは皆を愛せた
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初ハロウィン仮装行列学校祭まわりの組はサラシにはっぴヤンキーばっか
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今これね作ってるのよ糊付けが無くても出来る凄いくす玉
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力士張りアロンアルファ誤使用す、ぱっくり割れと二枚爪防止
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君は多分言いたいことがあるけれど口に出さないそんなタイプだ
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鼻水とよだれ垂らして我を見る幼子おさなごの目は清く澄みたり
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「会いたいです」返事がくるかわからない 少しずつ流れていく雲
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紅葉色 楓のインフルエンサーが着替え流行らせ 皆が真似する
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ネクタイを つけた瞬間 表情が パリッとするが ずっとではない
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撫でられて 幸せ顔のわが猫たち 撫でるこの手も幸せなんだ
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オッドアイ白猫だった 長女猫あのこはね とってもビビリで母ラブでした
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人生が凝縮されてる今日もまた私の前の席だけ空かない
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ご都合で嘘くようになりました なりたくなかった大人へ一歩
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平安の 貴族に倣って したためた 届け届くな きみへのこひぶみ。
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労働を苦にして自殺する人と上司を無視して帰宅する俺と
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走馬灯BGMは剣の舞 きっと笑って成仏します
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人間を やめたいはずの 私でも 空腹は来る 大きなグー
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骨壷を奪ってチャリのカゴに乗せ ねえ見てあれが君の家だよ
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夢だったら良かったねって人生はそればっかりじゃなかったじゃない
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