夕立の 訪れをみて 空見上げ 雨少ないかと 気もむ梅雨時
5
知らぬ間に上達してた七の段 ほめてやるしかできない私
7
走り出す 陽炎ゆれる坂道が君へ近づく稜線になる
6
紫外線 遮光率の 謎の謎 どうにも解せない 99.999%five-nines
5
突き入れたストロー、氷が鳴らす「レ」で どんな夏にも勝てる気がした
7
梅雨いずこ枯れ時逃した紫陽花が不気味な色に咲きつ朽ちつつ
12
連日の 猛暑から身を 守る術 あれやこれやと 出来る備えを
7
積読を減らして増やす増え続け一生かけ読書漬けに
5
三千首 なんだかかえって気恥ずかしい(笑)みなさまお付き合いありがとうございます
24
うっとりと撫でられている ねこの顔眺め ねこ母も うっとりするよ
10
ぶっ倒れた、暑さのせいだ、甘っちょろい地獄の業火を嘲笑ってる
3
首長く憧れてから初めてのサラダ記念日その金字塔
8
明(あ)か時に 水面(みなも)に浮かぶ 一本の 光の道で 繋がる想い
6
ドライブに息子と出かける楽しさは顔がにやけるHappy Day
7
土曜日の王将みんな天津ニラレバ大盛り今日も平和だ
9
夕飯を 昼と一緒に作り置き 私の昼は 夜の検食
12
あの夏は最高だったとキミは言う 楽しかったよ僕もいたんだ
6
土曜日の 特別感を こなれてる 場所で得られる 幸せ時間
4
病室のベッドに横臥したりして短歌うた詠む今日は七月六日サラダ記念日
14
人のいる スーパーに長居したいから 時間をかけて コーンの葉を剥く
3
カササギの 姿も声も知らないで カササギうたう 短歌の世界
2
学齢の子のおらぬ家 年毎に季節も行事も疎くなりけり
19
汗かいた シャツがさほどは臭わなく 鼻も代謝も 老いて逓減
5
夏野菜 ここはやっぱりカレーかな サラダを添えようサラダ記念日
16
星座は言い掛かりの解釈 僕らもいつかはそれになる灰燼の一粒
3
リボベジのお勝手に置く豆苗と今日の天気と暑さ共有す
10
フォークからポロンと逃げたミニトマト「刺されてなるか!」と意志あるようで
15
ねこのいる家は 薬を落とすとね 一大事なり 必死で捜索
11
天の川羊羹 たいそう美しい いつもひっそり 売り場に並ぶ
9
熱帯びた 瞳の奥の 青きを 絶やさずゆけよ 星追う青年達ものたち
8