返信を1ミリ期待してもいい? 貴方きみに贈るよHappy Birthday
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医者に行く 薬をもらう 繰り返し よくならないで 喉まで痛い
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卒業し四十余年働いて健康余命はいかほど残るか
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ランダムに選んでるはずなんだけどなぜか酸っぱいみかんが当たる
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渾身の三十一文字みそひともじの相聞歌 いやまどろっこしい、きみが好き
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ビニールの傘がなかなか捨てられない みんなわたしを守ってくれたの
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さらにまた 天は試練を 投げつける 守るもの有り 我は負けない
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人生はなんとかなると なってたらこんなところで詠ってないさ
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暮れ果つる梢の上のひむがしの空に氷れるシリウス青し
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さびしきはやさしいことばのかけらさへかけずに暮れる渇く冬の夜
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わたしね、赦されたくて泣きながらうたを詠んでるわたしのすべてを
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春待ちて ひっそりと咲くカタクリの 薄紫の姿偲ばるる 
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壁一枚隔てた隣人の人生が変わる日かもな今日が明日が
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冴えきった眠気の上に降り積もる粉雪のように寂しい夜に
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いとしさと せつなさと こころつよさと メニューも見ずに 君は頼んだ
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消えたい夜打った言葉は明日の朝消したい歴史に変わるだろうに
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もの思ふとき浮かぶのはあの人で 画鋲の痕は埋まらぬままで
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母親がココア飲みたいリクエスト 寝ぼけ眼の午前二時半
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眠りたい夜に限って読む本が脳をつついて二時を彩る
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眠れぬ夜隙間から来るトラウマを半分にしてぬいぐるみにする
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また裏目 裏目、裏目、裏ばかり このうらをおもてにする人生
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あの喧嘩が笑い話になったから僕らふたりは過去になった
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シーズンが 始まる前も 変わらずに 野球の話題 そして球春
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潮風と 石油の匂いが 吹く波止場 午の港は 帰郷の様相
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夢の跡 見たさに眠る朝7時 このまま死ねたらしあわせなのに
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春の陽に背中を押されさよならを告げた私にもう迷いはない
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あの頃の自分にさよなら告げようと覚悟を決めた春の日の午後
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暗闇の中で煌めくシャンデリア五色をうそぶく悪魔の手招き
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花束は時の流れを閉じ込めて夕暮れの空にそっと咲き誇る
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静かに日々を彩る花束をそっと抱きしめ愛おしさ知る
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