夏陽浴び百日紅の花鮮やかに逝く紫陽花の供花くげとおぼゆる
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仏壇の前の時間の静かなり 亡き人思ふただそれだけのこと
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二年前 夫の植えたる花水木  大樹となりて与えん影を
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始発めちゃ混みは、夏休みスタートですね^_^
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我が家にもブルーベリーのなりたるを 孫に知らせて食べるを我慢す
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大声で莫迦笑ひする四十男その職場を問へばパチンコ屋なり
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始発🈵、立ってる方も🈵、暑いと皆早い
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幸せは小さいものと分かる朝 手足も動く今日も生きてる
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バイデンが世界に示す老いる意味 政治の横のリアルアメリカ
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感情移入できそうなキャラがまた恋人作った。置いていかれた。
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静寂に 響めく音は郵便と 風鈴揺らす 扇風機の音
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真夜中に娘がブログ書いてると知らぬ野太い母の「もう寝ろ!」
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あれこれとパン屋で選ぶ家族分 子どもの頃の楽しい仕事
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「レイコー」はどこまで通じるアイスカフェ関西ってどこら辺まで?
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徹夜明け睡眠導入エンドレスBGMビージーエム似た蝉の音よ/題『蝉』①
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なぜ君は妙ちきりんな鳴き方かツクツクボウシの可笑しき声/題『蝉』②
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地に出でて命数日燃え尽くす来世私は蝉になりたい/題『蝉』③
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ノブちゃんが蝉捕りしてて崖落ちて救急車来てさあ大変!/題『蝉』④<子供時代・そんなん知らんがな!>
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夏怖し暑さに非ず寂しさよ終わりを告げるひぐらしの声/題『蝉』⑤
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真夜中に 今日一日を 振り返り まだまだいけると 意気込み眠る
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荒れた空 僕の心と 良く似てる 声が聴きたい 明るい君の
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知覚過敏様よ夜中に来るでない 食い縛りかな?にしては一本(だけ)
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虫の死に心止まらぬ当然を悼む休みがあってよいから
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大雨で流されていく側溝にさなぎの中でどろどろになる
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土の中眠ったままで死んでいく蝉のことなど誰も知らずに
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気持ちなどどうでもいいかクッキーをかわよい缶で選ぶみたいに
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整理する記憶を夢というのなら君の顔いつ捨てたらよいの
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やさしさを無性に得たいわけじゃない知らない人にもらう飴玉
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夏場でも毛布に逃げる唯一の私にとって何もない夜
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待っていた夏場の雨に喜んで夢で踊った夜のたんぽぽ
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