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スカートの短さ競う
J
K
に目もくれることなくたけくらべ
4
電話だと なんだかちょっと 照れくさい ありがとうって LINEで伝え
6
日曜日 高校生の ブラバンの コンサートには 保護者がまばら
5
今ははや隔たりぬとも兼六の根を一つにて松にやあらむ
8
耳鳴りを 忘れるぐらい 熱中し 赤い目をして 笑っていたい
4
このたびも
安宅
(
あたか
)
の浜に 至りけり 背を押す如く 松風吹きぬ
7
漠然と「千年ほどは生きられる」と思った過去と今日も話そう
6
蠍座の夢に産まれし堕天使は原初の壁画に己が名を知る
6
快晴の空と海には境なく 我と爾の向かう先にも
9
一枚の
襖
(
ふすま
)
わが子のエレベーター
想像
(
imagination
)
こそが天使の翼
13
母の日のランチのあとに妻をさそひ散歩がてらにお宮参りす
6
右下にかたむいたまま風に揺れ ワンピースの青私に似てる
12
文盲
(
もんもう
)
でありしが自慢の亡母なりき明治生まれで平成までを
28
言い知れぬ寂しさを今 たった30gの温もりで我慢できるかといえば否
2
会いたいな 想い重ねた 向日葵を 喜ぶ母の 笑顔が見たい
14
スマホにて検索すれば何事も回答あるも真偽見抜けず
11
痺れてる 私の右手ぬくもりも 感じられない 触れること無く
14
少しずつ齟齬しながらも疎通して 母なる妻と 母なる母と
14
おちゃらけの中にも滲む優しさがじんわり嬉し母の日LINE
27
寒き日の蝶も舞わない二日経て見上ぐ青空オホーツクまで
27
故郷の北からの風
直
(
じか
)
に受け潔く散る千島桜よ
24
遅れ咲く千島桜の花期みじか夏立つその日風に送られ
26
味ついた海苔と唇 香る昼 十七時まで暮らしていいよ
4
苦労などなかったような顔をして 小兵は立てり俵を跨ぎ(炎鵬)
18
初夏の風藤の色なるまわし締め 小兵は戻る奈落の底から(炎鵬)
14
そっくりな笑顔に供えるカーネーション 娘であること思い出す日
24
小刀
(
こがたな
)
で子等のえんぴつ削る
亡母
(
はは
)
夕餉のあとのちゃぶ台の上
38
夏立ちて庭の草取り一時間足のしびれを立て直しつつ
28
花月
(
フラワームーン
)
の ただ嬉しくて 照るを待ち
月光浴
(
げっこうよく
)
す オパール色に
28
かろうじて覚えてるから大丈夫煙草の吸い方うそのつきかた
5
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