好きな子が 落としていった ハンカチを 拾った僕は 渡せずにいる
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神様のおやゆびの爪にしがみつき世界観からはみだしている
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君を待つ 今この時を 抱きしめて 少女は女に 女は鬼に
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さらば地球アインシュタインタンジェント月天心にいたる角度で
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届かないから言うのでしょう?好きだとか愛してるとか死にそうだとか
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分離した日焼け止め液振りながら「今年に夏ってあったんだっけ?」
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野良猫を、道端に咲く蒲公英を、愛でるにしても要るのは幸せ
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我が夜はまだ酔いながら明けぬるを恋のいづこに君宿るらむ
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葉が落ちぬ秋に逆らう木は春に色づき主役に躍り出るさ
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灰色の刑務所みたいな校舎出て 「みどり、みどり」と呟き歩く
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もし次の生があるなら液のない生き物にしてくれないですか
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はじまりは東のかなた濁りは融けたいのちを終日ひねもすながす
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心臓があった場所には君がいて 心拍速めるいたずらをする
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ない交ぜの心を挽いて粉にしてお湯を注いで上澄みを飲む
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大切なお知らせ:君と私との未来はここで終わりとなります
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好きだからとなりにいてと歌う君 その横顔に触れるのは誰
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ゆらゆらとたゆたいながら目を瞑る 各駅停車のゆりかごの中
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最終流星群が降ってくる夜に人工知能の値段を決める
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この街の道から少し浮遊したあるいは気化したまるい絶望
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帰宅して充電コード突っ込まれ血が通ってくスマホと私
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近未来釣り銭などは消滅す けれどラーメン永遠にあり
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「何でなの?」 「理由がないと だめかしら」 理屈じゃないのよ 恋も短歌も
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じいちゃんの少しほつれた麦わら帽見え隠れする葡萄棚の奥
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早生みかん薄く滴りほの青く 物足りなさは我と通じて
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失恋は右肺の酸素空にするそれでもチョコと恋 また嚙る
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そうですね、本日は曇りだったので、空も飛べると思ったのです。
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水槽にしずんだままの星ひとつすくい上げたら夜へ急ごう
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実をつけた実家の庭の橘の傷口は赤執着は青
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青と白マーブル柄のスニーカー 少年少女はショパンの「ショ」
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執着を殺した先に何があるこの熱こそが尊きものだ
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