ぐちゃぐちゃにぐるぐる回る 煮詰めすぎ濁ったジャムと脳味噌の中
1
金曜を咲かせるための腐葉土として横たわる僕ら店員
2
この地球青いまんまでいるならば僕ら幸せだと決めつけよ
4
ひたすらにただ泣くことにも疲れたら温かいうどん食べて眠ろう
3
「この手紙、遺書みたいだ」と笑ってた その声で生きようと思った
1
墓石に触れあたたかさを感じるなんてこんなの裏切りじゃないか
2
ささくれた僕の親指からめとりキスで逃げてくきみは純情
1
手のひらでしゃりりと鳴った君の頬 色も産毛も桃のそれだね
1
りんどうは秋を愛する花だから 風と月光全てこぼさず
6
ひたひたと雨の降る日は声だけが響き寂しい海月になりたい
2
この心のぞくことができたなら 爽やかな風吹くのだろうか
2
爪先をあなたの色で塗ってみて似合わないのがなぜかうれしい
3
流れゆく熱くて緑で白き神 朝、食道に清き御茶漬け。
2
残せない 君のメールを 消すときの 張り裂けそうな 俺の心臓
3
わかんねぇ俺を例える動物が強いて言うならホモ・サピエンス
1
人類が滅びた夜のツイッター botの定型文が流れる
5
TLティーエルにbotだけいる真夜中につぶやく言葉は静寂しじまに溶けて
2
ライターが栄えて久しいうつし世でマッチを使うあなたが好きです
3
東京に最早そんなに価値はないけれどぼくらは残滓を求める
2
赤の月、青の煙の、一族の、凍える目から冬が生まれる
4
くだらない、無視すればいい……ダメなんだ 愛した過去がまた邪魔をする
0
7パーの缶チューハイで誤魔化して なかったことになれよアンタも
2
「今日だけは……」そんな日があと何日も続いていくのだこの人生みちのり
0
なつかしい金木犀の匂いごと過去を明日にはこぶ秋風
1
指を折りあの娘と会える日待ちわびる 今の気持ちは 子犬のワルツ
1
好きな子が 落としていった ハンカチを 拾った僕は 渡せずにいる
0
神様のおやゆびの爪にしがみつき世界観からはみだしている
8
君を待つ 今この時を 抱きしめて 少女は女に 女は鬼に
2
さらば地球アインシュタインタンジェント月天心にいたる角度で
4
届かないから言うのでしょう?好きだとか愛してるとか死にそうだとか
2