取り落とす小銭のおとが雪のおと 夜の自販機、静かな響き
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雪にぬれマスクが立たぬ。スーパーに寄るを諦め、返す車輪跨しゃりんこ
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大地まで融けてたまるか 細雪、意地でおり立つイカロスの羽根
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そんなこと言われましても 偽善とは善を為す人と書くのだから
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目元にラメを踊らすと女って呼ぶやつみんなぶっころしたい
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憤懣と抑鬱に泣いたあの街に 今では狂おしいほど行きたい
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校則違反のピアスを黒髪で隠す 本日は晴天なり
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証明写真機の中で一人きり 今どこかで兵士が死んだ
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頭痛の日 どこにも行けず横になり脳裏でジェットコースター走る
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降り積もる搔きても搔きても消えぬ雪まだまだ春は遠いんだなぁ
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震えない電話を持つとさらさらと檸檬のような香する雪降る
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幸せが歩いてくるよぽてぽてと たてないはずの猫の足音
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僕のこと皆まで言うな すごいのは僕がいちばんよく分かってる!
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愛してるそんな言葉を言いたいな日々の疲れを癒す言葉に
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宙を「プラネタリウムだ!」と言う君の本末転倒な愛おしさ
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叶わない この恋心 連れ去って くれはしないか 冬の風
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眠れないなら いっそ灯りを点けてしまえ 午前二時のAmazon
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バレンタイン マカロン風の魑魅魍魎 あげたは良いが感想聞けず
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瑠璃唐草ネモフィラの青を吸い込む初恋は 何歳いくつになっても可憐なままで
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今日は寒いね 部屋に戻ろう 自宅に帰れない年寄りの手を引く
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人間は水が六割って言うけれど 自己愛十割の間違えだろ
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八百万 甼毎にすむ神様もかえぬは空の青さなりけり
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水仙のたががゆるみてこもれたる、春日に猫の歩みかろけり
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傍目には枯れ木に見える私だって ほんとは誰かに愛してほしい
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厳密に言えばここではないような気もしつつ境界と呼ぶ皮膚
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凍る夜春よ来い来い早く来いどこか行きたい月明かり白
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好きなものひとつひとつを集めたら溜まるもんだね心は自由
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君から貰ったチョコは食べられずに 数千年後に化石になるかも
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経験上、こうしておけばちゃんとした人だとまわりに思ってもらえる
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この花に別れて上はあと幾つ岸を結ぶか、苔の打ち橋
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