ふるふると潤んだ君のくちびるを思い出してる。水ようかんに
7
ひとり寝の夜もわたしをあたためるあなたが映りつづけるスマホ
3
蒼い時駆け抜け光り不惑過ぎ今日も硝子は剛(つよ)く佇む
1
そこここに私の一部が落ちていてそろそろ部屋を掃かねばならない
1
7月21日は色々あって なかでも拓郎さんが 卒業だって 心着いていけるか
2
視野が怪しくなってきた もう一本行くか 寝たくなるかな
0
外は蒸し暑かろう けれど私はクーラーの中 布団をかけて寝る矛盾
1
眠剤を飲んだら もう考えちゃいけない ただ木偶の坊になりきらなければ
2
蚊をたたき フッと飛ばすと ただ落ちる 血も吸わずして 哀れなり
0
49で逝った貴方は もう楽になったかしら 早く迎えに来てくださいね
1
あと6時間 焦ってはダメ けれど飲み続ける麦汁
1
睡眠も 気分も 薬次第 ビールなんかじゃ寝付けない
1
あなたの声が聞こえるようだ こんな飲み方してちゃだめだと
1
恋愛って 要らなくなるもんだな あなたに失望して以来
1
紺碧の地中海へと 君が背の le Nilニィルをなぞつて漕ぎ出ぬ いま
0
出社して 珈琲を淹れ いたづらに くるりと回って 落ちる長針
1
ある人は 贅沢尽くし 安穏と 暮らして過ごす 金持ちと呼ぶ
0
この世には 優しき心 見当たらず ただ寒風と 無慈悲な痛み
0
無慈悲とは 弱き者らを 踏みにじり 平然とする 態度と心
0
健全な 心を持った 君ならば こんな会社に 関わらぬよう
0
冷血な 社長が選ぶ 管理職 機械のように マニュアルどおり
0
殺伐と している会社 冷え冷えと 命令だけが まかり通りて
0
女性でも 優しい心 持たぬまま 身ぎれいにして 中身は男
0
加害者は 被害者ほどに 敏感で 弱くもなくて 図太い輩
0
無味無臭 味気もなくて 事務的に 処理するだけの 人生ですか
0
愛も冷え 自分のことで 精一杯 他人のことなど お構いもなく
0
甲虫 新しい虫かご新築戸建にお引越し 空いた虫かご中古物件 鍬形様に
0
コーヒーの 季節外れな この湯気に 独り机で 絵を書き続け
1
短冊にやさしく招かれ風鈴の音になろうと思うそよ風
8
先生の小言のあいだこころだけどこ吹く風がはこぶ校庭
5