〈骨抜き〉とシール貼られし魚を買い主婦の仕事のまたひとつ減り
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本能に刷り込まれたる人肌を恋しく想う春前しゅんぜんの夜
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待ち侘びる桜の花も良きなれどひと足先に咲く梅も良き
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安定しない精神の表れに言葉でドレスを見繕っても
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杉揺れて 春の報せが ひとしずく ゆらりと崩れて 泳ぐ紅海月
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階段のひかり射し込む踊り場でまるで昨日を生きてる私
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平日が乗り放題の「キュンパス」で明日あなたにキュンを届ける
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2月ってすっかり忘れていた陽気 気まぐれ雪に涙がでます
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スタンプで 牽制するけど ほんとはね 破ってほしい 返信不要
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赤い果実ぷつりとつまんで味わって 冬のうれしさここに一皿
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まだらとは 黒字に白か そのぎゃくか いつか一色 いつかさいかい /THX
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十八度とふ最高気温の翌日に真冬日となり粉雪のまふ
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規制線張って安心していても足元にほらブラックホール
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人間はここまで出来ると言われるがそこまでせねばならないものか
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予備がない 気づくとなぜか 使いたい 最後のひとつ もうあとがない
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おさなごはままごとのごと扱えり 若くて逝きし父の仏壇
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青柳の糸吹き乱る春風にいかに縫ふらむ梅の花笠
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見渡せば民の竈に立つ煙霞に紛ふ春は来にけり
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サンキューの合図ハザード焚いときゃ何してもいいと思ってそうな運転
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可愛いは 漢字と片仮名 使い分け きみに使うのは 難しい方
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あさみとり霞める空を見上ぐれば軒より落つる雪の玉水
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バラバラに 刻み分けらる 塊も 名前がありて 尊かった
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ふるさとは霧に包まれ 如月のポートタワーは下半分だけ
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有りもので雑炊のような鍋のよな 寒い日だからそれでいいのさ
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水温む 川にオシドリ 雨の午後 春は近しと 知っているのか
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カチコチの輸入赤魚解凍し ああ北海道ふるさとの魚介が食べたい!
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昼カラで張り切りすぎた翌朝の満たされた感と少しの後悔
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整備士が癌で亡くした友偲び車も人も検査早めに
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カレンダー一月の絵が好きすぎてめくれずにいる三歳きみの専用
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リフレイン子どもが作った変なうた一人車中のBGMで
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