屑は屑でも星屑のような人 すくい上げて同じベッドで寝る
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ベランダの 青き鳥よ 置いていくは 綺麗な声だけで良いものを
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透き通る 声響かせて 朝告げる 海無き街の 磯鵯イソヒヨドリ
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8月も末というのに 日本地図 赤やら紫色 昼間の暑さよ
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君たちと共に歩めばアオイハル 大人になって離れていても
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いまひとつ グルメに興味のなき夫つまよ このように我のやる気削がれゆく
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困難に 立ち向かう日が 続くとも 追い風を受け 漕ぎ出づるのみ
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500円貯金なので たぶん足りぬかな 一人で行こうか 英語を学んで
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猛暑でも空に筋引くヒコーキの雲を背にして赤とんぼ行く
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ホノルルに行きたいだけのハワイ貯金 貯まる日近いが いつの日使える
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ちま猫は かーてんさんと仲良しで くるまって寝たり のぼってみたり
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本当だ気がつかぬうち蝉消えて猛暑の草に秋虫の鳴く
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今ひとりで歩いていると気付く時に流す涙が夜をふやかす
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飛び出した熱々玉ねぎ足の上こんな火傷の仕方も有るんだ
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「夏休み楽しかった」と感傷に浸る間もなく朝は過ぎ去り
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陽水のハミング聴けば夏模様誰の憧れ彷徨う葉月
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動画からジャズなど選び酒を呑む 秋の夜長の予行練習
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夏の終わりに捨てようかこの胸とピアスホールを埋まる思い出
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古き家 バッタもいるよ 蜘蛛もいた 蛾もあらわれて 昆虫むしを捕る夜
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今生の みじかき命 うらみ節 今から泣くぞ 月末の蝉
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桃肌は  はるか遠くに過ぎてなお  心の中は瑞々しくあれ
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あの夏の 記憶に香る 涼風は 君への恋に 駆け出すように
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触れ合った小指の隙間を電流が駆け抜けていき恋の始まり
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口ずさむ 君に贈った 愛の歌 ああ、あの日々の メロディーに乗せて
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「この味がいいね」と君が言ったから疲れてる 暑いしダルいし めんどくさい ここ数日は惣菜記念日
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朝半刻、自分に課したランニング 電車と車と夏が見守る
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女郎花あだには折らじ白露に濡れなむ袖を人もこそ問へ
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焼き餃子皮と皮とがくっついて「チュッてしてるね」に笑い合う時
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ふたりってそんなに良いのか 欄干のカラスよ 車窓の私は口笛を吹く
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なんで働くのか?稼ぐため、趣味、惰性、さぁあなたはどれ?
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