滑り入る列車を告げて七点の鐘鳴り響く宵の停車場
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丁寧で細やかな暮らししたいけど 今日も深夜の牛丼美味しい
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鉄塔を見上げた闇の虎落笛もがりぶえ臆病者はよく吠えるらしい
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一生のお願いどうか神様に また今日の朝使ってしまう
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大体の ことはそんなに 悩んでも 変わらないから 楽しい方へ
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誕生日ラインすべきか元夫 嫌いで別れた訳じゃないけど
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上下とも服選ぶのが面倒でワンピース着たら評判がよい
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朝七時床に飛び散る日焼け止め全部がいやだみんなきらい
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どうしようもなく生きているひとたちを好きでいることやめられないの
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いちじくの香りと雪の日のにおい あなたの香水だけがある冬
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生きているなかでかわいい猫だけがわたしのいのちのほんとうだった
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橘がむかしの人の袖の香ならば青い薔薇そうびは誰の香がする
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「死について、」パステルカラーの雑誌にも表紙を飾り死は大人気
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乾く手にクリーム塗ったときのよに、しみるの、あなたがくれるぬくもり
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あの君が いようがいまいが 関係ない 大事なのは 慈しむこころ
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暗闇に非常口ひかる 黄緑が憎いあなたの横顔を焼く
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「泳ご」って君が言うから知っている 温水プールのストーブ香を
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友だちでいいの、だなんて言わないでおけばよかった 傘が転がる
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帯紐をほどく 躯をむすぶため 番の金魚に灯し火ゆれる
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惨めだわ わたしは一人じゃ立てなくて あなたはわたしを忘れて生きる
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珍しく教授に褒められテンションが上がっていたからノリでラーメン
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バス停の隣人 赤いコートで背筋伸ばしたひとかとまちがい
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田舎にて祖父祖母じじばばと住む私には羨ましいもの「田舎に帰省」
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来世では蛍をたくさん見るひとになりたいと思い写真は燃えた
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「土地の記憶は人の記憶」なんてよく言ったものだ 君の笑顔がずっとここに
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知らない人の嘘を野放し・スルーした私の罪は何ですか、ねぇ。
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むかついて腹立ったけどのみ込んだ そんなわたしは絶対エライ
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一押しひとおしの「いいね」飛び交う時代に生きて、その一言を聞いたことがない。
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志望する動機など何処にあるものか食って寝て楽に生きたいだけで
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風止みて冷ゆる夜空に虹色の雲纏う月柔らかに
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