歌をこひ、舞をこひつつ付き添へるその人こそをこひにたりけれ。
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近かれば汚きものも見ゆるべし いましのためぞ足を留むる
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芥川流るる先の水淵みのふちに沈む思ひは安らかならまし
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なおるまで眠らせていて幸せな夢を見させる機械繋いで
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生かされています世間のみなさまが下見て安心する用として‬
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新しく知った古い言の葉の使いどころを探し求める。
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春の雨さみしくなんかないからなひじきを煮込む音に溶け込め
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静謐せいひつよる仕事しごとをするもなく、無聊ぶりょうのふりしてときる。
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捨て猫を拾う気持ちで消費期限間際の品を買って帰る
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あたらしき制服の子に風かをるひと月おくれ入学のあさ
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‪頼れないひとほど罹るヤマイだし大丈夫って言うのやめなよ‬
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‪チョコレート食べすぎるのは君からの甘い言葉に飢えているから‬
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‪仕事場という舞台での役割を果たし帰路では真顔に戻る‬
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‪未練など別れ話を遠隔で済ませる人に持つものじゃない‬
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‪役でいいから友達がほしかった夢から覚めるカーテンコール‬
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‪役人になってまもない十八の子らの透明すぎる‬まなざし
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創造病症状のうち造生命・造物・歌作などの兆候
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‪抱いている「つらい」の棘で痛んでも抗ってみる夢の果てまで‬
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‪痛むけど触ってしまう傷口のひとつとなった思い出の君‬
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「将来」を全て「来世」に読み換える仲だ君とは ごめん、ごめんね
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大戸屋で五穀米より白米を選ぶところが好きと思った
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あぢさゐの花さきそめて梅雨ちかくわが身世にふる雨だれの音
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誰からも 好かれていると いう人は きっと今頃 疲れているよ (昆布子さんに捧ぐ)
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「忘れろよ」 「絶対嫌だ、忘れない。こんな綺麗な月があるのに」
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月を見て 「綺麗だ」とでも 呟くか 夏目漱石 知ってるのかな (なこさんに捧ぐ」
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一日にひとつの辣韮、ひときれの沢庵、1.5合の玄米
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出る幕はないと甘んじ噤んでた口を開けよ上げろよ声を
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‪きっと今はてなマークが飛び出てるこれは入門書なのでしょうか‬
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「苦しい」を「楽しい」に換え、歌を詠む。明るいものを見て欲しいから。
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花の蜜吸って生きてたむかしには苦い蜜など知らずにいれた
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