あの人の眉に似ていて真似てみた まだ片目だけ 高崎だるま
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仕事するために生きてるわけじゃない生き抜くために仕事してんだ
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あなたからせしめたチョコがキスしたら全部なかったことになればな
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黄砂きて レアメタ製造 鉱害と 知って比例す スマホと汚染
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暗いのは安心するんだ境目がなくなり僕ら溶け合う気がして
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苗代に影を映して帰る雁いなばの秋をいかで忘れむ
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ひねくれた頭をひねり出してまた引っ込める歌詠うたよみ便秘
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歌泡うたかたの流れは常に絶へずしてもとの水より清く激しく
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風に舞う花びらがあり雨に濡れ寒さに耐える花びらもある
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控えめなベリーショコラのリップほどあたしは君に甘くなくてよ
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またしても 気持ちの波が 荒れてくる 俺はこの先 どうなるのかな
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「しんどいな」 大好きなのに 君の子が 誰かの子なら 耐えられないよ
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去年まで君と何度も聴いた曲 知らない歌ね一人で聴くと
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大いなる 栄光受けて 天に入り 神の御許で 永遠の命を
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悲しみは 欲に負けたる 自らの 罪を背負いて 悔しい涙
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この世では 地上の掟 通用し あの世に行けば 天が支配す
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悪人が 幸せそうに 見える時 神に祈れば 平安来る
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いずれまた この世離れて 休むとき 笑ってられる 自信はあるか
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若者は 親を離れて 自らの 人生歩む 自分の足で
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少しでも いい父だったか 息子らに 訊くもの怖い 申し訳なし
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息子らの 生き様を見て ハラハラし 指図もできず 助けもできず
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老人は 静かに眠る 墓場まで 大人しくして 目立たぬように
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雨の日に 合羽を羽織り 種を蒔く こんなことしか 残っていない
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光の加減で見えない水溜りぽちゃって音して今日はおしまい
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舞踏する文節たちを分解す仏頂面の文学者たち
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戦いのうしろに居てもわたしたちここは戦後だって忘れる
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生受けた瞬間は皆喜んでくれた 惨めに生きてる私
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爆発の素材に使う程度には衣が厚いやつを食いたい
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泣くことをゆるすためです春雨が私の頬を撫でているのは
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おれのチョコ食べたのすこしは悪びれろ本命だって言われてたのに
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