起きた事 全く知らない 友なのに ただそこに居て 日常くれる
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突然に 決まったお出掛け 元気出て 忙しいのに 急所知る友
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突然の 「励まして」にも 「頑張って」 適当なのに 愛が染みるぜ
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貴司くん あなたの短歌 大好きです 踏ん張れ貴司! 空舞いあがれ!
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「哲学」を 読んでも疑問は 尽きぬども 少し賢い 気分にはなる
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夢の中 なぜか不倫に なっちゃって 義娘ちゃんと マジ喧嘩した
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忙しく している友が 恨めしい アマプラ漬けの 週末の昼
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突き進む楔だとして槌が打つお尻あたりでがんばるわたし
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春なればおたまじゃくしがゆらゆらと今年もカエルは健在らしく
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今はまだ 電話に出れぬ 君想い 早く終われと 時計を見てる
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ダイエットするなとあんなに言った母「ちょっと考えよう」のふんぎり
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「おはよう」と 昨日もあった君の声 明日もあると 思える幸せ
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お湯出しで麦茶を作りポット入れ忘れてきたよ靴棚の上
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早朝のパートの会話 大谷やダルビッシュやら 余韻は続く
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切なくて少し晴れやか終業式 一年生は今日でおしまい
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職業は何なんだろう擦れ違う老人の頭がモヒカンである
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花に明けて花に暮れぬる吉野山明日はいづれの峰を尋ねむ
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春の織る錦か花と青柳の葛城かづらき山に雲立つなゆめ
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高間山空さへ匂ふ佐保姫の花かづらきの峰の春風
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若き日の面影のこるジャニーヌはバイオリン弾きて二の腕太し
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十二年目の震災日メトセコイアの頂上に鴉のおりて鳴く声ひびく
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会おうねと言えば言うほど遠ざかるような気がして口をつぐんだ
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ドアの隙間から明かりが漏れ入る 他のだれかももう起きている
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無駄な期待するのが嫌いな僕だから東西線にはもう乗らないね
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6歳も年下の子と話したら なんか私より大人っぽくて
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6歳も年下の子と話すとき 意外と私は成長してた
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新宿のデパ地下にいて探すのは芸能人とかじゃなくて君
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執着と好きの違いは何だろう 分からないまま20歳になった
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間接的にならば誰もが殺している(何百回目の確認だろう?)
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目の前で自殺されつつ「まあこんなこともあるか」と言う夢を見た
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