アーティストが画廊の玄関を閉めてる おしゃれなコートの裾、挟んでるよー
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身の程を知ったあの日に裏向けたきみの写真が色褪せている
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光あれ 光とは例えば初めて効いた薬の名前だったり
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オリキャラに愛を込めた名前を付ける 変なもの背負わせてごめんな
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眠たいを更新してシャットダウン ああ不具合でずっと巡って
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じめじめを「不快」って呼んできたけれど 新しい名前 つけてあげたい
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未生ゆえこの郷愁の襞を問うただ雲上の楽園静か/2024年夏 岩手旅行
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冷房が寒くて人肌恋しくて 君に会いに行…止めよ。暑いわ。
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別れたの?身に覚えない私だけ騙され続け裏切られたの
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自らの言葉を大事にせぬものが平然として生きるおかしさ
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濡れ様に止まない雨の云々を家の中から笑い言う人
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よき声に裏を感じて止まなくて悪意の声こそピュアに感じる
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休むこと許されてないこの世には死に去りてなお利用されゆく
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苦しみの「もういいかい」に誘われて私の負けだ「うん、もういいよ」
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暑苦しい人かき分けて隙間から 屋台の光と祭囃子よ
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海原は空をうらやみ映すとふ 船旅したや 青一色の
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カーテンをけずスマホの天気見て「雨なんだね」と寝転び笑う
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恋をしてどうにかなった。ひとことに囚われはずむ愚かなポンプ
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受診後の 食堂で食む 月見うどん 決まった味を 今年も啜れた
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悪魔にも鬼にもなれる暫くは引き攣る笑顔我慢出来ずに
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嫌いなのあなたの顔もその声も優しいだけが取り柄なのにね
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血管を辿っていったあみだくじの先でぼくをどうか見つけて
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スランプか?語れるほどの腕はなく 言葉あふれぬ時間ときが過ぎてく
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仕事部屋帰りはまだかと時計見て チャイムの音待つ在宅ワーク
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そよ風がごろ寝の身体撫でていくこのまま明日へ行けたら至福
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こらり悲愴とやいば滲ませて一人で祭り見に行く少女
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「テグスみたい」指に巻きし若白髪笑う友の隈の青さよ
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夏帰省母の待つ家近づきて凌霄花ノウゼンカズラ笑いて咲きぬ
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力士らを怪我から守る方策は 土俵の丈を低くせよと妻
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ひぐらしのシャワー降りぬる鬱蒼は三半規管をかき乱しゆく
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