白雪や いかで否ばむ 日の影の思ひそむことなき露は冷ゆ
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いい加減独り歩きは飽きたでしょ、一緒に観音坂をのぼろう
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報われない君の嘆きはチグリジアみたいだ、今はただ抱きしめて
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他の誰よりロックで潔い3500万を落とす君
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ジャズの良さなんて知りたくなかったのに、耳が忘れたくないと泣く
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アセス分析せよ 利用者さんもその親も関係機関も自分自身も
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水色のクレヨンで描く画用紙にいつしか春の兆しが見えて
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何で早くやらなかったのかと自責をする230日の俺より
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その横で無音の夜は更けていく世界はいまだ炎上している
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ストローで石鹸水を吹けばもうパチン、はじけて三月がくる
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たった今ぶわりと香る濃いそれは、忘れたはずの君の残り香
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さあこれで名実ともに春が来た 一週間後せまる卒業
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一文字辛いに足せば幸せになると言えたら幾許の祥
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ボサノヴァと朝の光の中の君、夢みたいだね夢ならよかった
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星の降る美しい世に生まれたかった、私はあなたと塵になりたい
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また今日も変われないからここにいる、逃れたいなら行けばいいのに
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ただ一人でドビュッシーを聴きながら月のない夜をやり過ごすだけ
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何で早くやらなかったのかと自責をする229日の俺より
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諍いはいつも言葉ではじまったあやまる言葉いつも遅刻
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大鍋に喜怒哀楽を入れてみた。ぐつぐつ煮たら愛が生まれた。
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あと少し あしたのあさは三月だ 春は名のみとふるえていても
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この場所は春のつもりにしましょうよことにこんなに冷たい日には
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アメンボの波紋 重ねるようにして 新たにつなぐ あなたの味方
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詠み人の吸って吐き出す空気さえ誰かを思う歌に聞こえた
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逢へぬもの乞ふは弱光 寝床にてそれその名前 名付けし枕
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平成が終わると騒ぎたてるきみよ二年後の春また会いましょう
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胸を張り一人がいいと言えるまで、私のことは死んだことにして
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君と私の何が違ってこうなった、一人で咳をする虚しさよ
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日曜の暮れる寂しさ抱いても、それでも君には抱かれたくない
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かの人の声を聞くたび思い知る、君には私じゃない君がいる
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