東京は私に行けない場所にある 存在しないのとほぼ一緒
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したい事は沢山あるけど「やりたい」と言ってもできる訳じゃないしね
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冷蔵庫と電子レンジを開けるたび しばらく笑いそう 皆様お上手(笑)
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二度までは味見で済むよ三度目は味に深みも増して虜に
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「出来ました」「出来ましたってば!」「早よ開けて!」電子レンジにイラつかれてる(きのぽ様笑)
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裏金の献金先は党支部で減税対策どこまでのクズ
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ぬるい舌ですくい上げたビー玉をつめたい喉の奥へ押し込む
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おべっかを世辞と流せぬ上役よ キャバじゃねえんだ職場は娑婆シャバ
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置いてきた夢が再び芽吹くなら夏の狭間にただ雨を待つ
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お客さま、ご自分を神と思うなら 信者のひとりもお連れください /「サービス業」
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出来の佳い盆栽みたいに捻くれた その根性は何年ものだ?
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激しい雨と 心虚しんきょ貫く 猛風の 情景描写が 似合いすぎてる
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髪型や化粧やケアやと励むほど 好まざるかな我がかんばせ
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あの夏の貴方に焦がれ手に取った 柄シャツがもうちょうどいい頃
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優しさを期待している自分の手少し冷たく気づけば淋し
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君を知り 物や言葉で 満たせない 心もあると 知り出す二十歳
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口あれば「さっきも見たろ。ねーんだよ」冷蔵庫からダメ出しきそう
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いつまでも 言葉も声も 君のこと 全部大事に 覚えていたい
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決められた動作を黙々繰り返し 餃子百個がそびえる夕餉
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餃子って無心で包めて楽しくて その上 美味しい素敵な食べ物
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きみの敵じゃない誰かの物真似は伝わらなくて床に開く穴
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何度でも唱えたくなるこの言葉 さぁご一緒に「アクアパッツァ」
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ちいさくて穴の空いた傘を差し 買ってきたんだよ、このお魚を
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すずろなるむ方無きを夕づく ゆかし君、影恋しからむや
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九つの薄紅与ふ我が胸の君のみぞ知る内に招けば
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朝潮は濃い紫もその色を淡くふじ染めてこそつらなむ
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藍瓶あいがめの透けた揺らめきに踏み入れる人みな藍知る色に染まってく
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起きて五分で家を出るこの生活をいつの間に君がパンで挟んだ
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曖昧のまにまにあはひ 少しだけ迷って I wanna many many 甘いの
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なんとなく誰にも会いたくない夜はどうにか燃えるゴミを捨てにゆく
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