若き日の私を全て抱きしめて 楽しみ見つけ生きる毎日
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夏バテのラジオあれこれなだめつつ叩いて振って品届くまで
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ラヂオから抗うと言う語の聴こえ来てやってみるかと思ったりする
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将来は 鮫の恐竜に なりたい子 ママが泣くぞと うそぶじじい
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三十一みそひと星屑ほしくず脳内ループして瞬きもせず夜へ沈澱
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気難きむづかしい息子きみとの同居始まって 嬉しいやら気を使うやら
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「クソ暑い」流れる汗黒の半袖 君は普通の男の子だね
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clematisの毒で殺して 貴女の隣に似合うのは僕の剥製
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蝕の夜に手頸の疵は黑く咲き貴女の闇を華に喩える
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水溜 裳裾を絡げて跳び越せば少女の青空は戦争を識らず
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負けて勝ち勝って負けたる若人よ 心身震える再びの夏へ
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天辺てっべんで 涼し顔して 喇叭ラッパ吹く そちら西向き 東はあちら / 朝顔
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これからは海産物を食べる時トリチウム入り覚悟する業
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暗幕の 夜空に降りし 通り雨 咲かせる傘は 星となりけり
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ちょっとの間 ねこと夜明けを眺めてみる でもねこふと見ると 母を眺めてた
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おこられてずぶぬれになって帰る夜今日はなかったログインボーナス
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神様になってもここに来るからね、歴史を全部反故にするから、
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フォロワー! あなたのことが好きなのは惰性じゃないよ 慈愛からだよ
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慶應が優勝で締めた甲子園 明日から何を楽しみにしよか
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“アイドル”と“紅”流がる熱い夏 時空を超えて野球を応援
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どきどきは「動悸」が由来の言葉だと思い至った夏の日ぐらり
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テレビから山本リンダの“狙いうち” 三世代で皆「かっ飛ばせ!」と言い
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とちゅうでは ひっかかったり ぶつかって いろいろあったが つぎはないかも
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かき氷のための氷を作るのは明日もまだ生きてゆく予感
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軽く酔って 作る短歌うたとはいかばかり 理性がどこかへ旅に出てそうな
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幸せに酔っていないと飲めないの 友達のくれた「幸せのワイン」を
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ほろよいをグラスにうつさぬ午前一時 アテもいらぬがチーズと漬物
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金なくて 行けぬ従兄の 住む街に されど台風 行けずは幸いか
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精神の安定につけ比例して増える脂肪はいつ止まるんだ?
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体重がほぼ倍ぐらい増えました拒食症って必ず治る!
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