君ならとラインの相談、うかつにも喜んでしまう上から返信
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二億年後の地球から見つかった空を見上げるぼくらの化石
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ジンジンと 痛む瞳に さす薬  あなたがわたしに わたした薬
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びゃーびゃーと  セミファイナルに 耳やられ  あれもひとつの  虫だと思う
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胸の奥キライキライと繰り返し 想いをいつか忘れる日まで
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あのこにはちゃんと優しくするんでしょ 歩幅も合わせてあげたりしてさ
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空中を 俊敏に舞う婦人の手 井戸端会議の演出を担う
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君の声私宛ではなかったね 履歴に上手に並ぶス、ピ、ッ、ツ
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ひげ袋も ねこのかわいいポイントなり ふにふにしたい 柔らかいんだよ
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手に汗を握り録画を観戦す結果を流すニュースの裏で
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ゆうれいの正体見たら重湯しか飲めぬ身体になった八月
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中卒の 修理一筋 五十年 直す喜び 笑顔見たさに
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ウクライナ 痛み感じて 生きる事 日常になり 過ぎ行く日々か
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休館と知らずおとなふ図書館に金木犀のしるくかをれる
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甲子園 笑顔輝く 球児らに 勝負を超えた 清々しさよ
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愛故に溢こぼれてしまった血液で 醸成しよう 新しい海
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あっさりとOSOの最期が報じられ令和の伝説語り告がれん
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たそがれに密をたずねて喋ふたり融けるとろける時のあとさき
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癌告知受けていたなら余命悟り家族への言葉遺しただろうか
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掠めあふ 二重螺旋の階段へ手をとり昇ることも叶はで
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あめ玉と甘い唾は飲み込んでふと近づいたくちびるを受ける
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かわいてて とおりあめきて またかわく つよいざっそう なかなかぬけぬ
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新月の次に生まれる三日月は華奢で折れそな未熟児の君
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7年も前のわたしのシール帳 褪せたミッキー 親のおさがり
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ごじはんは まだ舞台そで チュチュなでて そらみつめてる あさがおつぼみ
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背を丸めギター爪弾く風来坊愛猫たちが指を阻んで
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二次性徴 自立の一歩 なつのひの。秘密がなけりゃ おとなになれぬ
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リトマス紙 少女はにかむ 五秒前 あの子の涙 掻き回し露
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張り付いた舌はもう仕事をしない 雨であらった罪の足跡
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みんなほっとして、ふだんのせいかつ、しあわせのとき
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