水なしで飲めるやさしいおくすりの保証範囲はこの指の先
6
命日は春爛漫の花の頃笑顔の似合う君が決めた日
31
誘われて 春の匂いの する方へ 花々ひらき いのちあふるる
19
君が去り空白ばかりのひと日には花の下にてひとりで歌おう
32
マッチングアプリを検索してる時、ペットと目が合う。そっとスマホ置く。
8
ランデブーと古い言葉がお似合いの今夜の月と木星の距離
19
「転んじゃった」破れた膝を笑う祖父 一センチずつ春削がれゆく
30
沖縄でうさぎにゃんこわんこたち飛行機の音日々聞いてるか/NOWARBUNNY
12
まっ金髪(きんぱ) 産休引き継ぎ 鼻ピアス 黒髪ワンピの美容師っている?
6
神さまか誰かがくれたギフテッド活かし育むためこそ、独り
16
キキの手にはいつも温かな飲み物おソノさんにもウルスラの手にも
17
誰一人 態(わざ)と起こした者などは居ぬが 偶(たま)さか遅延に泣きぬ
29
内外に 果たす役割 見えてきた 「八十億分の一(はちじゅうおくぶんのいち)」日本
16
白湯を飲みほっと息つくマグカップ雪の降らないこの街の白
16
灰色な今日をなんとか変えたくてデルフィニウムとトマトを買った
16
種こぼれ 花を咲かせた ビオラにも 蝶が舞い降り 得意気な顔
35
もう一度 あなたと見たい 桜の木 花びらひらり 涙と落ちる
17
午後六時 おなかぺこぺこ キッチンへ 魔法の粉で からあげ揚げる
9
春時雨 薄墨流し 山の端の はこべ茂れる 朝露に濡れて 白銀の露
5
音楽で寂しい夜を塗りつぶす。「君の顔が好きだ」「グッバイ青春」
5
自炊を諦めた夜に行くすき家。いつもはつけないとん汁もつける。
5
ゆっくりと胸がつぶれる音がするさよならさよなら春が来たから
22
雪国の林に残る雪間から 真っ先に春告げるフクジュソウ
25
愛憎も此処に至りて霞みけりふたりの旅はただ手を取りて
19
朝顔の 垣根しなだる 昼下がり 陽背負いし影の 消えゆく儚さ
12
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
27
君の今 私がいなくて 回るなら 過去へ墜ちゆく あっという間に
7
潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
17
心をば畳んでみたくなりまして折り目きれいに揃えています
24
買い物のメモを忘れてはて?何が要るのだったか店頭に迷う
24