開閉のボタン押しつつ降り立てば都会には無いふるさとの香が
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道なりの ひまわり畑 夏の色 空の青見てウクライナふと、、
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イネ科の葉はケイ素を取り込み棘をなし草食動物が激減せしとふ
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いつも同じもう二度とない夕暮れにスマホをかざすパノラマ写真
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君ロスの覚悟をしてはいたもののまさかこれほどつらく寂しく/題『ポエマー』
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白縁の印象深いあの眼鏡少し瞳が隠れ未練か/題『ポエマー』
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僕だけにお別れの日を告げてったそれって僕が特別だった?/題『ポエマー』&思い込みw
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普段なら敬語で話す貴女から 言われた「ごめんね」思い出す夜
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空蝉が家の扉のすぐ横に土などどこにもなく謎アスファルト
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絵日記三十日分まとめ描く思い出せるは海の家だけ/絵日記の宿題、今でもあるの?
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夏の季語織り込み詠んでみましたがかなりらしくなくぎこちなくて
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向日葵の種のアイスを味わって齧歯類への先祖返りか
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朝顔の栽培科学の宿題で愛でる余裕など無き日誌/栽培の宿題、今でもあるの?
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打ち水をする端から涼んでく気化熱原理知らぬ昔にて
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「蝉しぐれ?」なんだかとても美味しそうかき氷似て甘き味かも
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言わなくていいことをちゃんと言わないでいられる自分でありたい ずっと
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彼の人は誰を愛する今だろう知らないままで忘れぬくちづけ
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ゴルフには全く興味はないけど勝負つくまで液晶ギャラリー
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高層の窓から見える飛行機が 青い空へと白く飛び立つ
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青空と僕との間に虫眼鏡照らしてくれよ灰になるまで
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見舞うこと付き添うことが許される「家族」って効果バツグンね/手札にない
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月光りまとわす君に目を見つめ月が綺麗と呟いてみる
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横たわる酒精に溶けた暗闇に伸びっぱなしの髪で時知る
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今生きる全ての日々は世紀末 「世紀始」という言葉はないから
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ぬばたまの夜にねめつく朔の月 水と地 怯えふるえざらんや
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辛いのはきみだけじゃないって言うけどさ 私の苦労も認めてくれよ
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どこ行けど 君の記憶に 結びつく いつか消えてよ わたしの呪い
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新しい心の在り方見つけては やっぱ君がいい 飛び出して今
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当たり前は当たり前じゃないなんて失ってすら気付けないこと
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終わりの気配を感じる日曜日 一つ減った私のルーティン
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